【カラフルでかわいい】チロリアンテープ活用アイデア

チロリアンテープってこんなアイテム！

チロリアンテープとは、イタリアとオーストリアにまたがるアルプス山脈東部の地域、チロルで作られる民族衣装に施される、幾何学模様の柄や刺しゅうがあしらわれたリボンを指します。

チロル地方は山岳地帯のため、冬は長い時間雪に閉ざされることも珍しくありません。そんな地域だからこそ、伝統的な手工芸が発達し、見る人の目を楽しませてくれるような刺しゅうが生まれたといわれています。

そんなチロル地方ではお祭りに用いられる衣装に刺しゅうをふんだんに施しており、そこで使われていたバイピングの柄を「チロリアンテープ」と呼ぶようになりました。

現在では自分の手で刺しゅうするのが難しい繊細な柄でも、チロリアンテープを使えば簡単にかわいくアレンジできる点が人気。また、どこか懐かしさを感じさせるチロリアンテープの刺しゅうは、「レトロかわいい」アイテムとして、若い世代からも注目されています。

チロリアンテープを使う際のポイント

チロリアンテープを使ううえで、注意したいのは端の処理です。

アレンジしたものをよく見たら、いつの間にか端からはがれかかってしまっている……なんてことのないよう、事前に端の処理をしっかりしておきましょう。

手縫いで付ける場合は、たてまつり縫いでしっかりと縫い付けます。このとき、なるべくテープと同系色の糸や、ビーズ手芸などに使われる透明の糸を使うと目立ちません。

また、アイロン接着が可能であるチロリアンテープを選ぶのもおすすめです。しかし、防水加工されている布や表面が平らではないワッフル生地にはしっかり接着できないため、糸で補強しておくと安心です。

お子さまとハンドメイドを楽しむ場合は、布用のボンドで簡単に付けるのも良いでしょう。

チロリアンテープのアレンジ

チロリアンテープは100円ショップでも取り扱いが増えており、手軽に購入できるアイテムになりつつあります。

日常的に使うものに取り入れれば、無地のシンプルなものもかわいくアレンジできますよ。

入園グッズ

レッスンバッグやコップ袋など、さまざまな入園グッズに個性を出したいのなら、チロリアンテープがおすすめです。

3年間を通して使うことを踏まえると、途中で飽きてしまう可能性もあり、入園グッズにキャラクター柄を使うのはあまり最適とはいえません。しかし、シンプルな柄ではお子さまが自分の持ち物だと認識するのも難しいでしょう。

そんなときは、チロリアンテープを付ければ華やかになり、お子さまにとってもお気に入りのアイテムになります。近年では動物柄や乗り物柄といった個性的なチロリアンテープも増えており、男の子にもぴったりなデザインを探すのも良いでしょう。

上履き

上履きのゴム部分にチロリアンテープを縫い付けると、大勢の上履きが並んだ際にもすぐに自分のものが見つけられます。

上履きは汚れやすく、定期的に持ち帰って洗うことも多いためチロリアンテープをしっかりと縫い付けるようにしましょう。

トートバッグ

無地のトートバッグは普段使いにもぴったりですが、物足りなさも感じるもの。

チロリアンテープを持ち手やポケットの縁に付けるだけでも、ガラリと印象が変わります。

ヘアアクセサリー

100円ショップで販売されているカチューシャにチロリアンテープを貼ると、簡単におしゃれなヘアアクセサリーに変身します。

カチューシャの幅に合ったチロリアンテープを選ぶようにすれば、外れてしまうこともないでしょう。

ペットの首輪

チロリアンテープに金具を合わせれば、ペットの首輪が作れます。

大型犬のように、力の強いペットに作ってあげる際は厚手の裏地に縫い付けるようにするのがポイントです。

カメラストラップ

一眼レフのカメラを持っている人は、カメラストラップにチロリアンテープを貼り付けてみましょう。

チロリアンテープの両端は上から革を重ねて縫い付けるようにすると、抜け落ちてカメラを落下させてしまうことから防げます。

カメラを提げるだけで首回りをおしゃれに彩ることができるため、お出かけ先でカメラを使うのが楽しみになりそうなアイテムです。

チロリアンテープで身近なものを華やかにしよう

メルヘンでどこか懐かしい雰囲気のチロリアンテープは、アレンジ次第でどんなものもぱっと華やかにしてくれる素敵なアイテムです。色や柄のバリエーションも多く、眺めているだけでも楽しい気持ちにしてくれるはず。

チロリアンテープをもとに、持ち物のアレンジやハンドメイドをより楽しんでみてはいかがでしょうか。