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ミシン講座

【レシピ付き】着物リメイクに挑戦してみませんか?

たくさんの着物を目の前に並べている女性

掃除をしていて、箪笥の奥深くから着物を見つけたことはありませんか?

「素敵だけど、着付けが難しそう」「なかなか着る機会がない」という方は、リメイクで新しいアイテムに作り替えるのがおすすめです。着物の素敵な柄を生かしたアイテムにすれば、周囲から「どこで買ったの?」と注目されるかもしれません。

今回は、着物をリメイクするうえでの注意点を押さえながら、1着の着物からサッシュベルト・クッションカバー・スカートと3点の着物リメイクアイテムの作り方を紹介します。

着物リメイクの事前準備をしよう

着物リメイクの事前準備イメージ画像

まずは事前に使おうとしている着物がリメイクに適しているのかを見極める必要があります。ぱっと見がきれいでも、時間が経っているために生地そのものが弱っていることも考えられます。横に軽く引っ張ってみて、裂けてしまうものであればリメイクに適していません。

続いて、着物が縮む素材なのか、どれだけ色落ちしてしまうのかも事前に確認します。着物の片袖をほどき、寸法を測ってから40度前後のぬるま湯と重曹で手洗いをし、陰干ししてからアイロンをかけます。5cm以上縮んでいたり、色が激しく落ち続けたりする場合は、その着物はリメイクに向いていません。

ここまでの確認が済んだら、リメイクの工程に入っていきます。下図のピンク・青・緑の部分を使って、サッシュベルト・クッションカバー・スカートの3アイテムを作っていきます。

着物リメイクで使用するパーツの紹介

着物をほどき、40℃前後のぬるま湯と重曹で手洗い、陰干ししてからアイロンをかけたら、レシピの寸法に合わせて裁断してきます。

着物をほどくとき、ハサミを使うと生地を切ってしまう可能性があります。慣れないうちは、リッパーを使ってほどくのがおすすめです。ほどく糸が見えづらい箇所は、縫い目を軽く揉むようにすると糸が柔らかくなり、見えやすくなります。

なお、色落ちが激しい場合は、水にクエン酸やお酢を加えて3分ほど漬けると、色落ちを防げることがあります。アイロンをかけてから再度寸法を測り、5cm以上縮んでいたり、色落ちが激しいままであれば、その着物はリメイクには向いていないといえるでしょう。

ウールやシルクをはじめとするデリケートな素材や濃色柄物は重曹で生地を傷めたり、色落ちや色移りしたりする可能性があります。目立たないところで試しておくのが重要です。

サッシュベルト(制作時間:約1時間)

着物をリメイクしたサッシュベルトの写真

ウエストに巻きつける太めのベルトであるサッシュベルトは、カジュアルコーデ、モード寄りのコーデと幅広い着こなしに活躍してくれるアイテムです。

着物をリメイクして作るサッシュベルトは、結び方によってさまざまなアレンジも可能。ファッションをより楽しめるでしょう。

着物⇒サッシュベルトの写真付きレシピはこちら

クッションカバー(制作時間:約1時間30分)

着物をリメイクしたクッションカバーの写真

リラックスタイムに欠かせないクッションを、着物をリメイクしたクッションカバーで彩ってみましょう。インテリアとしてもお部屋を素敵にしてくれるはずです。

四隅にタッセルを付けたり、グレードや飾りをつけるといったアレンジを行うのもおすすめです。

着物⇒クッションカバーの写真付きレシピはこちら

スカート(制作時間:約4時間)

着物をリメイクしたスカートの写真

丈を調節すれば、お子さまにも履きやすいスカートに早変わりします。複数の着物の生地を使ってパッチワーク風のスカートにするのもおしゃれですよ。

【出来上がりサイズ】
スカート丈76cm、ウエスト67cm
※ウエストはヌード寸法64cm〜80cmまで対応。

ご自身の寸法に合わせてゴム寸法を調節してください。

着物⇒スカートの写真付きレシピはこちら

着物リメイクを楽しもう

着物リメイクのイメージ写真

「着物を着る機会がないけれど、眠らせてしまうのはもったいない」という着物は、どこのご家庭にもあるかもしれません。

クッションカバーやスカート、サッシュベルトに生まれ変われば、日常的に使える素敵なアイテムになるでしょう。

ぜひ、着物リメイクを楽しんでみてくださいね。

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