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【素朴でかわいい!】刺し子に挑戦しよう
SNSやハンドメイドアプリを見て興味を持つも、「凝ったものは難しそうだし、そこまで自信がない」という方もいるのではないでしょうか。そんなときにぜひ挑戦してほしいのが、日本の伝統的な手法のひとつである「刺し子」です。
針と布、糸だけで始められる刺し子は、手軽さや素朴な可愛らしさから密かな人気を集めています。刺し子で仕上げたふきんは見た目も華やかで、使うのが楽しみなアイテムになるでしょう。
今回は刺し子の基本や、実際の作り方、ポイントを紹介します。
刺し子ってどんなもの?
刺し子とは、日本に古くから伝わる伝統的な手芸のこと。重ね合わせた2枚の布に刺し縫いをする刺し子は、東北地方が発祥であり、もともとは厳しい冬を乗り越えるために衣服を保温するために行われていました。また、かつては貴重だった布地を補強する目的もあり、ひとつの衣服を長く着るための工夫でもあったのです。
時代の移り変わりにより、刺し子は実用的なものから美しい模様を描き出す装飾として活用されることも増えています。その美しさは海外でも高い評価を受けており、刺し子が施されたグッズが人気を集めています。
刺し子の模様には、茎が真っ直ぐ伸びる様子から子どもの健やかな成長を願う「麻の葉」、恵みをもたらす海の波を表した「青海波」、豊かさと円満を意味する「七宝」など、さまざまな祈りが込められています。見た目も美しく、縁起の良い刺し子は今もたくさんの人の間で大切にされている手芸といえるでしょう。
刺し子ふきん作りに挑戦!
今回は、赤い糸で七宝柄の刺し子ふきん作りに挑戦しました。
<刺し子の材料と道具>
・布地 |
・刺し子針 |
・刺し子糸 |
100円ショップや手芸店では刺し子のラインが入っている布を含め、必要なものが全部入っているキットも販売されています。
もし刺し子を進めるうちに糸がずれてしまったとしても、何度か洗っているうちに自然とラインは消えていきます。まずはキットで基本的な作り方を学んでから、オリジナルの模様で刺し子を作ってみると良いでしょう。
手順1.布を重ね合わせたら、玉結びを作って外枠から刺し始める
まずは玉結びを作り、外枠の起点となるところから刺し始めていきましょう。外枠を縫えば、重ね合わせた布がずれてしまうことを防げます。
玉結びをしっかりしておかないと、せっかく刺した糸が取れてしまい無駄になってしまいます。きれいに仕上げるためにも、布から抜けてしまわないような玉結びを作っておきましょう。
刺し子は一度に複数の針目を刺して作っていきます。よくばって針の長さいっぱいに針目を刺すと、糸を通すのに力が必要になります。最初は2〜3回ずつにするとスムーズに進められますよ。
針を通したら一度針を引き、刺した部分の糸をしごきます。このとき、強く引っ張りすぎると布地を伸ばしてしまう可能性もあるため、注意しましょう。
手順2.内側の模様を刺す
外枠が終わったら、続いて内側の模様を刺していきます。ここでポイントとなるのは、なるべく1本の糸で長く刺していけるよう、一筆書きのような順番で刺していくこと。
刺し子では糸が終わりそうになったら玉止めを行い、新しい糸に切り替えます。裏返したときに玉止めだらけになっていると、使っているうちに糸が外れたり、切れてしまう恐れがあります。目立たない箇所で玉止めをすることだけでなく、1本の糸で続けて刺して始点、終点となる箇所を少なくするようにしましょう。
刺し子で日常のアイテムをおしゃれにしよう
刺し子を進める作業は非常に簡単なため、不器用な方も取り組めます。作業自体は地味で単純に思えるかもしれませんが、仕上がったときの達成感は大きなものでしょう。
さまざまな刺し子の図案が印刷された布地も販売されており、気になったものを買ってみることですぐに始められます。ふきんやコースターといった小さなものからスタートし、慣れたら細かい図案や巾着など大きいものに挑戦するのもおすすめです。
素朴な味わいが素敵な刺し子を、ぜひみなさんも始めてみてくださいね。
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お洋服のちょっとしたほころびを繕ったり、外れたボタンを付け直したり、と生活の中で手縫いが必要になる場面は多いもの。その際、仕上がりを左右するのが玉結び・玉止めです。
玉結び・玉止めがうまくいかないと、縫い目がゆるんでしまったり、2枚の布同士や布とボタンがうまく糸で固定されなかったりと不具合が生じてしまいます。
今回は、玉結び・玉止めのコツ、また失敗してしまった時の対処法をご紹介します。