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ミシン講座

【いちから学ぶミシン講座】縫い模様に適した押えを使いこなそう

基本的な押え5種類の写真

直線縫いはもちろんのこと、まつり縫いやボタンホールなど、さまざまな種類の縫い模様を使いこなせるようになると、作れるアイテムの幅はぐっと広がります。ここでポイントとなるのは「押え」です。皆さんは縫い模様ごとに適正な押えがあることをご存じですか?

今回は基本的な5種類の押えについてご紹介します。

基本的な5種類の押えとは

ミシンに付属されているさまざまな押えの中で基本的な押えは、ジグザグ押え(J押え)・たち目かがり押え(G押え)・まつり縫い押え(R押え)・飾りぬい押え(N押え)・ボタン穴かがり押え(A押え)の5種類です。

※お持ちのミシンによっては、押えの形状が異なったり、付属されていないこともあります。

ジグザグ押え(J押え)

ジグザグ押え(J押え)

基本の直線ぬいやジグザグぬいをする際に使う押えです。

まっすぐ縫うコツは、押えの端や目盛りを目安にして縫っていくことです。

ジグザグ押え(J押え)を使用している写真

たち目かがり押え(G押え)

たち目かがり押え(G押え)

生地端を裁ち目かがりする際に使う押えです。

裁ち目かがりとは、布の裁ち目から糸がほどけないように布端をかがる縫い方のこと。専用の縫い模様を使って縫います。
押えについているピンで糸に適切なゆるみを作り、布の端にきれいにかがっていく縫い方が特徴です。

たち目かがりされている生地の写真

まつり縫い押え(R押え)

まつり縫い押え(R押え)

まつり縫いをする際に使う押えです。

まつり縫いとは、表側から見たときに、縫い目が目立たないような縫い方のこと。専用の縫い模様を使って縫い、主にズボンやスカートの裾上げをする際に用います。

まつり縫い押え(R押え)を使用している写真

飾りぬい押え(N押え)

飾りぬい押え(N押え)

模様ぬいをする際に使う押え 。

装飾を施したような縫い方で、飾りステッチやサテンステッチ、クロスステッチ風など、さまざまな縫い方があります。ミシンを使う事で手縫いでは時間がかかるステッチが手軽に早く縫えます。

飾りぬい押え(N押え)を使用している写真

ボタン穴かがり押え(A押え)

ボタン穴かがり押え(A押え)

ボタンホールを作る押えです。

最初に紹介した押えとは見た目が大きく異なり、長い押えになっています。押えにボタンをセットするだけで、ボタンのサイズに合わせたボタンホールを自動で作ります。

ボタン穴かがり押え(A押え)を使用している写真

ボタン穴を縫う際、縫い始まりの位置に印を付けておくと位置合わせがスムーズです。

縫い始まりの位置に印が付いている写真

縫いあがったボタン穴の間をリッパーを使って切り開きます。切りすぎを防ぐため、かんぬき止めの内側にまち針をさして開きましょう。

リッパーでボタンホールを切り開いている写真

押えの種類を覚えて、ミシンでできることを増やそう

縫い模様によって押えをうまく使い分けられるようになると、ミシンで作る物のクオリティがぐっと上がります。きれいに仕上げられるようになるには、何度も練習することが大切です。

実際にミシンを動かしながら、押えに慣れていきましょう。

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