写真映えバツグン！宝石石けんを作ろう

とっても簡単！宝石石けんの作り方

【材料】

・グリセリンソープ（MPソープ）

・食紅

・ラメ

・アロマオイル（化粧品グレード）

【道具】

・紙コップ

・カッター

・シリコン型

・マドラー

手順1. グリセリンソープを溶けやすいように小さく刻む

宝石石けんは、化粧水やクリームをはじめ、さまざまな化粧品に使用されている「グリセリン」が多く含まれているグリセリンソープが主な原料です。MPソープ(Melt & Pour/溶かして注ぐ）とも表記されるグリセリンソープは、ホームセンターやドラッグストアのほか、インターネット通販でも取り扱われています。

あらかじめグリセリンソープを細かく刻んでおくと、加熱時にだまになりません。すべりやすいため誤って怪我をしないよう、作業は慎重に行いましょう。

また、色付きの宝石石けんを作る際はあらかじめ食紅をお湯で溶かし、だまにならないよう混ぜておきます。ラメなどの装飾や香り付けのアロマオイルも、すぐに作業できるよう準備しておくとスムーズです。

手順2. 電子レンジで加熱し、グリセリンソープを溶かす

刻んだグリセリンソープを紙コップに入れ、600Wの電子レンジで15秒〜20秒ほど加熱します。このとき、プラスチックのコップを使うと急激に加熱されたグリセリンソープによってコップが溶けてしまう可能性があるため、必ず紙コップを使いましょう。

ご自宅の電子レンジによっては加熱時間が異なるため、まずは10秒ほど加熱した後に少しずつ様子を見ながら加熱時間を追加していくのがおすすめ。また、加熱したグリセリンソープは非常に高温になっているため、紙コップを取り出すときは十分注意してください。

手順3. 加熱したグリセリンソープに色付けする

加熱したグリセリンソープは放置しておくと固まってしまうため、色付けや装飾、香り付けは手早く行う必要があります。

食紅はほんの少し入れるだけでも十分色づくため、淡い色合いのものを作りたい場合は様子を見ながら少しずつ加えていきます。全体を混ぜず、あえてそのまま食紅を溶かしたものを入れて作るのもおしゃれですよ。

アロマオイルで香り付けをする際は、精製度の高い「化粧品グレード」のものを使うように注意しましょう。食品の香り付けを目的としたレードの低いものは、肌に触れる石けん作りには不向きです。

色付けや装飾が終わったら、後は1時間ほど常温で固まるのを待ちます。このとき、100円ショップや雑貨店で販売されているシリコン型にグリセリンソープを静かに流し込めば、好きな形に作ることも可能です。牛乳パックを開いて平らな型を作り、そこに流し込んだものをクッキー型でくり抜くのも良いでしょう。

グリセリンソープが固まり次第、少しずつ違う色合いのものを入れていくと、カラフルな層の宝石石けんになります。

手順4. 固まったら、型からグリセリンソープを取り出す

十分に固まったら、型から取り出します。グリセリンソープの中に含まれた水分によって型から上手く取り出せないこともあるため、水分が十分に抜けるまで数日〜数ヶ月待つのも良いでしょう。

手順5. カットする

角を削ぎ落とすようにしてカッターでグリセリンソープをカットします。削り落とした部分も再び加熱すれば、再利用できます。さまざまな角度からチェックし、カットが完了すれば宝石石けんの完成です。

宝石石けんは手作りのため、数日で香りがなくなってしまいます。なるべく早く使うのがおすすめです。

カラフルな彩りでキラキラした宝石石けんは、お子さまも夢中になってくれるはず。グリセリンソープをカットする作業や電子レンジでの加熱などの工程は大人が行い、色付けをお子さまと行うと安全に宝石石けん作りが楽しめます。

なお、宝石石けんの作成で使ったシリコン型は、衛生面からその後お菓子作りに再利用するのは避けましょう。

飾っても使ってもおしゃれな宝石石けん

グリセリンソープと食紅、飾りがあれば簡単に作ることができる宝石石けん。食紅や装飾の入れ方によって、さまざまな作品が出来上がるのも魅力のひとつです。

使うのはもちろん、飾るだけでも素敵な宝石石けんを、ぜひみなさんも作ってみてくださいね。