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こども

【海の環境を守ろう】お子さまと楽しむペットボトルキャップのリサイクルアイデア

ペットボトルを持っている女の子

近年、海洋プラスチックゴミが世界規模で問題になっています。

もともとプラスチックは軽量で加工がしやすいところから、レジ袋やペットボトル、肉や魚のトレイなどさまざまなところで活用されていました。その反面、プラスチックは廃棄後にも半永久的に残る素材でもあり、紫外線などによって5mm以下のサイズになったプラスチック、通称「マイクロプラスチック」が海洋汚染の主な原因になっています。

大手コーヒーチェーン店ではプラスチックストローなどの廃止が進んでおり、各企業でもプラスチックゴミについて見直す動きが目立っています。

これを機会に、お子さまとリサイクルに取り組み、プラスチックを利用して手芸を行ってみてはいかがでしょうか。お子さまは自然の大切さを学ぶことができ、親子でのコミュニケーションも豊かになるきっかけになるでしょう。

今回は、お子さまにも教えたい「海の豊かさを守ることの大切さ」と、私たちにとって身近なプラスチック用品のひとつ、ペットボトルをリサイクルするアイデアを紹介します。

世界規模で取り組む「海洋の保護」

海のごみを拾う人々

最近、テレビやインターネットで「SDGs(エスディージーズ)」という言葉を目にしたことがあるのではないでしょうか。これは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」であり、2015年9月の国連サミットで定められた国際社会共通の目標を指しています。

SDGsは17の目標と169のターゲット(具体目標)で構成されており、その中には「海の豊かさを守ろう」といったものもあります。

国連の調査によれば、プラスチックゴミの内リサイクルされているのはわずか9%。12%が焼却されているものの、なんと不法投棄や埋め立てされるペットボトルは79%にものぼることが明らかになっています。

【参照】※外部サイトへリンクします
国際連合広報センター「 プラスチック汚染 ― インフォグラフィクス 」

世界全体でのリサイクル率は著しく低く、2050年にはマイクロプラスチックの量が海に住む魚の数を上回るともいわれています。お子さまが大人になる頃、そんな状況にならないよう今から家庭でもできるリサイクルに取り組むことが重要なのです。

【参照】※外部サイトへリンクします
ナショナルジオグラフィック 「 第2回 2050年には海のプラスチックの量が魚を超える!?」

ペットボトルキャップを使ったハンドメイド作品

普段何気なく捨てているペットボトルも、材料とアイデアがあれば素敵なハンドメイド作品に早変わりします。特にキャップは小さくて取り扱いやすく、強度もあるためハンドメイドにもぴったりです。

1.ミニチュア帽子

ミニチュア帽子

ペットボトルキャップはある程度の強度があるため、布やフェルトで包んでミニチュア小物の土台として使うのに適しています。

たとえばペットボトルキャップ全体をフェルトで包んで接着剤で留めたら、ひと周り大きいサイズで丸く切った、同じ色のフェルトに乗せましょう。再度接着剤で留め、ぐるりと囲うように糸や細長く切ったフェルトで飾ったら帽子が完成します。

ぬいぐるみに被せたり、内側に安全ピンを付ければブローチにも。接着剤だけでも十分作品を完成させられるため、まだ針や糸を使うのが難しい年齢のお子さまにもおすすめです。

2.フェルトケーキ

フェルトケーキ

おままごとにも使えるフェルトケーキにも、ペットボトルキャップは活用できます。こちらのフェルトケーキのバナナは、ペットボトルキャップで作っています。

この他にも、ペットボトルキャップを土台にホールケーキを作るのも良いでしょう。キャップの中に磁石を入れて縫えば、冷蔵庫を華やかに飾りつけられます。

3.オセロ遊び

ペットボトルキャップがたくさんある場合は、丸く切った白と黒の布を両面に貼り、緑の画用紙にマス目を描けば、本格的なオセロ遊びにもなるでしょう。本来のオセロは64マスですが、お子さまの年齢によってマスを適宜減らせば、遊びやすくなります。

オセロは簡単でありながらも、思考力、集中力がつく遊びです。お子さまもお父さんやお母さんとおうちで楽しみながら、夢中になってくれるかもしれません。

4.アクセサリーケース

ペットボトルキャップの内側に丸く切った布を貼り、外側を布でくるめばアクセサリーケースが完成します。コンパクトなサイズのため収納できるのはひとつですが、お気に入りのものを乗せれば無くすことも防げるでしょう。

おもちゃのアクセサリーなどを飾れば、おしゃれなお子さまも満足してくれるはず。ネックレスはチェーン部分と飾りの部分、ふたつのアクセサリーケースを使うのがポイントです。

楽しくリサイクルをして未来につなげよう

子どもが何か作っているイメージ写真

飲み終わったら捨ててしまっていたペットボトルキャップも、創意工夫によりお気に入りのアイテムに早変わりできます。

ペットボトルキャップのリサイクルは、お子さまと楽しみながら社会に貢献できる素敵な取り組みです。お子さまが大人になる頃にも、より良い環境を保つことができるようにお子さまと理解を深めてみてはいかがでしょうか。

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