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くらし

【生活に香りをプラス】サシェの作り方と中身のアイデア

サシェの写真

リラックス効果のある香りとともに、温かみをもった優しい灯りが魅力のアロマキャンドル。仕事や家事の疲れを癒してくれるアイテムとして人気ですが、火を使うためにお子さまやペットのいるご家庭では使用が難しいですよね。

そんなご家庭にぴったりなのが、安全面を配慮しながら、香りによるリラックス効果を得られる「サシェ」です。アロマオイルや香水、ドライハーブを小さな袋に詰め込んだサシェは、火を使わずに香りが楽しめるアイテムです。サシェは少ない材料で手軽に作成でき、プレゼントにも喜ばれることでしょう。

今回はそんなサシェの魅力や材料のヒント、香りとその効果を紹介します。

場所を選ばず、手軽に使える……さまざまなサシェの魅力

裁縫をしている様子

フランス語で、「小さな袋」を意味するサシェ。フランスでは日常的に使われることも珍しくなく、定番のお土産としても販売されています。

また、製作過程が似ていることから、サシェは「ポプリ」と混同されがちです。しかし、サシェは「細かく砕いたハーブを入れた小さな袋」、ポプリは「乾燥したハーブや果物にエッセンシャルオイルを混ぜ合わせて作ったもの」を指す言葉です。サシェの中の香料は、使う際に取り出す必要はありません。袋に入った状態で使ううちに、周囲にほのかな香りを放ちます。

そんなサシェの魅力について、より詳しくみてみましょう。

魅力1.場所を選ばずに使うことができる

アロマ関連のグッズの一部に、コンセント式のアロマディフューザーやアロマオイルを垂らしたお湯をキャンドルで温めるアロマポットがありますが、使う場所や条件が限られています。

しかし、サシェは置いておくだけで効果を発揮するほか、サイズも小さいためタンスの中や枕元などでも使えます。

持ち運びもしやすく、普段使いのかばんに入れれば持ち物を取り出すたびに香りが広がります。たとえば、旅行先で慣れないホテルに滞在しても、リラックスできる香りがあれば快眠できるでしょう。

魅力2.香りを長く楽しめる

サシェは少しずついい香りを周囲に漂わせるため、長く楽しめるのも魅力のひとつです。また、香りが弱まっても、サシェを手で揉むと香料が砕け、香りがよみがえります。お得に長く香りを楽しめて、節約にもつながります。

魅力3.手軽に購入や作成ができる

サシェは比較的安価で購入できますが、端切れやリボン、香料などわずかな材料で作成することも可能です。小さな袋を縫い、香料を入れて口を縛るだけなので、手間もかかりません。お気に入りの布を使い、レースやリボンで装飾をすれば、簡単に素敵なサシェの完成です。

サシェをさらにかわいく!材料選びとアレンジ方法

サシェの材料のイメージ写真

サシェは、袋状に縫った布を裏返し、香料を入れたあとに口を留めればすぐ作れます。しかし、素敵な装飾や用途に沿ったアレンジなど、工夫次第ではお気に入りのアイテムやプレゼントに早変わりします。

より便利で魅力的なサシェを作るために、材料選びやアレンジのアイデアをおさえておきましょう。

サシェは、端切れや使わなくなったハンカチを活用するチャンスです。また、リネン素材は吸水性や撥水性に優れているため、サシェに使うと香りを発散させやすくなります。防カビ性もあるため、湿気の多い脱衣所での使用もできます。

同様に、レースや麻素材のように、目が粗くて薄い生地を選ぶと、香りが袋の外に放たれやすくなります。

リボン

リボンはサシェの袋の口を留めるだけでなく、輪にした状態で縫い付けるとハンガーに吊るせるようになります。服にサシェの香りが移り、朝から素敵な気分で過ごすことができますよ。

コットン

サシェの中に詰めるものとしては、ドライハーブ以外にも、アロマオイルを垂らしたコットンを入れる方法も良いでしょう。香りが弱くなった際はコットンを新しいものに取り替え、あらためてアロマオイルを垂らして香りづけを行います。

使うアロマオイルは、あくまでも数滴にしておきましょう。香りを強くしようとたくさん使うと、サシェの外にアロマオイルが染み出し、周囲に付着してしまう可能性があります。

刺しゅうやタッセル

刺しゅう・タッセルでアレンジしたサシェ

素敵な図案をお気に入りの色の糸でサシェに刺しゅうをしてみましょう。魅力的な一品に仕上がり、プレゼントとして喜ばれるはずです。紐やリボンで吊るせる形状のものにした場合は、タッセルを下部に縫い付けるのもおすすめです。

ぬいぐるみ

小さなぬいぐるみを作り、サシェにアレンジすればお子さまに喜ばれる作品になります。一緒に眠ることで、快眠を促す効果も期待できます。日常的に使うものなので、定期的に香料を取り出し、洗ったり天日干しをして清潔に保つことを意識しましょう。

がまぐち

袋の口にがまぐち金具を縫い付けると、中身の入れ替えが簡単なサシェが完成します。自分に合った香りを探すため、香料をいろいろと試したいときに最適です。

効果別・サシェに使いたい香り

効果別・サシェに使いたい香りのイメージ写真

サシェの中に入れる香料は、種類によって得られる効果が異なります。自分の好きな香りのイメージがつかめないときは、効果によって香りを選ぶのも良いでしょう。

ペパーミント/防虫効果

「セーターやマフラーをクローゼットから取り出したら、虫食いが……」という経験をした人も多いはず。もしお気に入りのものだった場合、そのショックは計り知れません。

そんな虫食いを防ぐために、ペパーミントの香料を使ったサシェをクローゼットに吊るしておきましょう。ペパーミントをはじめとするミントには防虫効果があり、家庭菜園でも野菜の近くに植えるだけで害虫避けになるといわれています。さわやかな香りを楽しみながら、防虫効果も得られる優れものといえるでしょう。

コーヒー/消臭効果

コーヒー豆には消臭効果があります。購入してから時間が経って味が落ちてしまった豆があったら、サシェに入れて活かしましょう。もちろん新品でもOK。シューズボックスに収納した靴の中に入れて使うのがおすすめです。

コーヒーメーカーで抽出した後のコーヒーを使う際は、日陰で湿気がなくなるまで乾燥させてから使いましょう。水分を含んだままでは逆にカビを誘発しやすくなります。

ラベンダー/快眠効果

「最近、寝付きが良くないかも……」と感じているのなら、乾燥ラベンダーをサシェに入れ、枕元に置いてみましょう。近年では医療機関などでも快眠のために使われることもあり、その効果が広く認められつつあります。

多忙な毎日の終わりに、優しいラベンダーの香りがあれば気持ち良く眠りにつけるはずです。

手軽に作れるサシェで、生活に香りを取り入れよう

不安を抱いているときにこそ、好きな香りに包まれると安心感は得られるもの。

サシェを持ち歩いたり、着る服の近くに置くことで気持ちも和らぐことでしょう。簡単な材料で作れるサシェを、使ってみてはいかがでしょうか。

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