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【家族が増えるその前に】犬を飼うために必要な準備
多忙な毎日を過ごすうち、癒しを求めて「犬を飼いたい」と考える方もいるのではないでしょうか。
しかし、犬と一緒に過ごすには多くの時間やお金がかかるのも事実です。ただ「飼いたい」という軽い気持ちで迎えると、ゆくゆく後悔するかもしれません。犬を迎えたことで残念な思いをしないためにも、十分な事前の準備が大切です。
今回は犬を飼う前に知っておきたいことをはじめ、揃えておきたいグッズについて紹介します。
犬を飼う前にチェックしておきたいこと
犬を迎える前には「自分以外の命に責任をもてる状態なのか」「迎え入れるタイミングを間違えていないのか」を冷静に考える必要があります。いざ迎えてから飼育が難しいと気付いてしまうと、自分も犬も不幸になってしまうことは避けられません。
そのため、後々困らないためにも、きちんと飼育環境を整備できるのか、犬と過ごす時間・費用を捻出できるかを事前にチェックしましょう。
飼育環境は適切か
戸建てに住んでいる場合は、犬を飼っても大きな問題はありません。しかし、アパートやマンションに住んでいる場合は、当然ながらペット可の物件であることが必須条件です。
ペット可の物件であっても、「小型犬のみ」「飼うのは2匹まで」「しつけをきちんとする」「ベランダでは飼わない」「共有スペースでは抱っこする」など、マンションによってルールが異なります。犬を飼おうとしている物件でどんなルールがあるのか、事前の確認が必要です。
飼育にかける時間は確保できるか
犬を飼ううえで、必須なのは散歩の時間。犬種にもよりますが、1日に30分×2回ほどの散歩の時間を確保できるか考えましょう。
犬にとっての散歩は、余ったエネルギーの発散、情緒の安定につながると言われています。心の成長にとって欠かせないのはもちろん、しつけの一環でもあるので、犬と一緒に暮らすうえでなるべく散歩ができるよう配慮しましょう。
飼育にかかる金額を払えるか
「全国犬猫飼育実態調査(平成30年)」によれば、犬を飼育する場合、ドックフード代、医療費を含めて毎月10,000円前後の支出が見込まれるとされています。
もちろん、ケガをしたり病気になった際は動物病院を受診するほか、病気を予防するワクチン、去勢手術のことを考えれば「毎月10,000円しか掛からない」わけではありません。また、同調査では犬にかかる一生のお金を計算した「生涯費用」を平均「1,793,005円」と算出しています。
約180万円を犬のために支払えるかどうか、自分の経済事情と照らし合わせて冷静に検討しましょう。
どこで犬と出会う?それぞれのメリットと注意点
犬と出会うためには、主にペットショップやブリーダーから購入する、動物愛護施設から引き取る、といった方法があります。それぞれの出会い方について、メリットと注意点を押さえておきましょう。
ペットショップ
ペットショップで犬を購入するメリットは、一度に多くの犬種を見られること、実際に触れ合えることにあります。また、犬を迎えるにあたって必要なアイテムも同時に購入でき、大手のペットショップの場合は通院、入院時に費用を補償してくれるペット保険の手続きも可能です。
一方で注意点は、狭いケースに入れられて、不特定多数の人間と触れ合っているためストレスを感じやすくなっていること、親犬の情報がわからない場合が多いことです。飼ってもらえるまでショーウィンドウのなかで育てられる環境はしつけにも影響するといわれており、いざ迎え入れたあとにしつけで苦労する可能性もあります。
ブリーダー
ブリーダーから犬を購入するメリットは、犬を育てるプロからアドバイスを受けられること、ペットショップに行く前の子犬と出会えることです。
しかし、ブリーダーのなかには、お金もうけのために劣悪な環境で犬を育てる悪質なブリーダーも存在します。そのため、愛情をもってしっかり育てているかどうか見極めが大切です。事前に「見学させてほしい」と申し出て、飼育環境を見極めるようにしましょう。
動物愛護施設
動物愛護施設から犬を引き取ることも、出会い方のひとつです。この場合は無償で譲り受けることができますが、里親になるための多岐にわたる譲渡条件を満たさなければ引き取れません。
行き場を失った犬を救えるのが、動物愛護施設で出会うことです。購入をするよりも手続きなどが多く大変かもしれませんが、一度検討してみてはいかがでしょうか。
犬を迎える前に用意しておきたいもの
犬を飼うことになったら、家に迎え入れる前に準備しておくべきものがあります。
ケージ
値段:3,000円〜15,000円
ケージは、犬が落ち着いて暮らすために必要なアイテムです。体の大きさに合ったサイズのケージを選ぶのはもちろんですが、家族の目が届くリビングで、エアコンの風や直射日光が当たらない場所に置きましょう。
トイレ
値段:1,000円〜5,000円
犬用トイレは、犬を迎え入れる前に必ず用意しておきましょう。快適に使ってもらうためにも、犬の体よりも少し大きめのものを選ぶのがおすすめです。
また、誤飲やいたずらを防ぐために、メッシュトレー付きのものを選ぶのと良いでしょう。メッシュトレーの下にトイレシーツを固定できるタイプなら安心です。
そして室内のニオイ対策のために脱臭できる素材でできたトイレシーツを選ぶほか、消臭剤、トイレ関連のゴミを捨てるための蓋付きゴミ箱もあると便利です。
クレート(キャリーケース)
値段:2,000円〜5,000円
クレート(キャリーケース)は、通院や旅行、災害時などに犬を一緒に連れて歩くために必要なアイテムです。クレートに慣れていないと困る場面が出てくるので、早い段階からおもちゃや毛布を入れて「居心地の良い場所」だと認識させておくと良いでしょう。
ドッグフード、給水機
ドッグフード/値段:犬種や体質による
給水機/値段:800円〜3,000円
子犬を迎え入れた場合、新しい生活に慣れないうちはお腹を壊しやすいもの。お腹をびっくりさせないためにも、ペットショップやブリーダーさんが食べさせていたフードと同じものを選ぶと良いでしょう。
また、水分補給も欠かせないので、ホコリが入らないほか、こぼしにくい給水機を使うのがおすすめです。
散歩グッズ
犬を散歩させるには、首輪やリード、水分補給用のボトル、エチケットグッズなども必要です。また、ドッグウェアもあると、冬の寒さや、夏の舗装道路の照り返しによるお腹の熱さから犬を守れるので安心です。
市販品でももちろん良いのですが、首輪やドッグウェアも、ミシンがあれば好きな柄や色の布で作れるのでおすすめです。愛犬のコーディネートと合わせたバッグを持つのも、素敵ですね。
犬も大切な家族の一員。後悔のない出会いにしよう
犬を飼う前に必要な準備、出会い方などを紹介しました。「ペット」と言ってしまえばそれまでですが、大切な家族の一員になる存在なのは間違いないでしょう。
犬を飼ったら、10年以上はともに暮らすことになります。だからこそ、人間の都合で犬を捨てるなんてことは、絶対にあってはなりません。
愛情と、最期まで見届ける覚悟。快適に安全に暮らしていける環境をきちんと整えてから犬を迎え入れるようにしましょう。