ハンドメイドがもっと楽しくなる!手作り情報サイト

ハンドメイドがもっと楽しくなる!手作り情報サイト

くらし

【巾着からエコバッグまで】真似したくなるてぬぐいアレンジ方法

桶と手ぬぐい

機能的であると同時に、おしゃれなアイテムとして年齢や性別を問わず使う人が増えている“てぬぐい”。100円ショップや専門店など、取り扱う店舗により価格やデザインも幅広く、プレゼントにも喜ばれています。

てぬぐいはその名の通り、ハンカチのように使うだけでなく、さまざまな用途に活用できるメリットがあります。今回は季節を問わず、真似したくなるてぬぐいのアレンジ方法を紹介します。

てぬぐいとはどんなもの?

たくさんの手ぬぐい

てぬぐいの歴史は古く、奈良時代には神仏の像や飾り付けの清掃のために使われていたともいわれています。もともと布は貴重なものであり、身分の高い人しか手にする機会はありませんでした。

しかし江戸時代には綿の栽培が一般化され、庶民の間でも欠かせない生活用品となります。さらには砂ほこりの多い江戸の下町では帽子やスカーフのように使ったり、自身で絵柄をデザインして品評会を行ったりと、おしゃれなファッションアイテムとしても人気を集めていきました。人気の歌舞伎役者による使い方が流行したほか、歌舞伎役者の名前が入ったてぬぐいが名刺代わりに配られていた記録もあり、てぬぐいが流行の最先端だったことがうかがえます。

現在ではさらにてぬぐいの使い方は広がりを見せており、若い世代にも愛用されるアイテムとなっています。

てぬぐいのメリット

紫の手ぬぐい

てぬぐいの魅力は、どのようなところにあるのでしょうか。

1.乾きやすく、衛生的

てぬぐいはその薄さから空気を通しやすく、乾きやすいという特徴があります。これは布の両端が縫われておらず、しっかりと絞れば水分が逃げやすいようになっているため。少し濡れてしまったとしても、ハンガーにかけておけばほどなく使えるようになります。
また、てぬぐいは乾きやすいため、生乾きの嫌な臭いもせず衛生的に使えます。

2.肌触りが良い

てぬぐいは使い込むほど、布が柔らかくなっていきます。肌に馴染んでいく様子を楽しみながら使うことができるのも、てぬぐいの魅力のひとつです。また、古くなったらお掃除用として使えば、無駄がありません。

3.かさばらない

タオルやハンカチに比べ、てぬぐいは畳むとコンパクトになるのも魅力。旅行やアウトドアなど、荷物を小さくまとめたいときに便利なアイテムとして活躍することでしょう。さらにカバンの中の荷物を小分けにする際、細く折り畳んだてぬぐいを仕切りにすれば、一石二鳥です。

また、スポーツの場でも、てぬぐいが重宝されています。特にマラソンランナーの間では、軽くかさばらないためポーチに入れたり、汗よけとして帽子の下でかぶることが多いです。

4.用途に合わせてカットができる

怪我をしたときの応急処置など、てぬぐいは緊急時にも役立ちます。タオルやハンカチは布の繊維がしっかりしていますが、柔らかい素材でできているてぬぐいは、もしものときに細く裂いて使うことも可能です。

江戸時代には、てぬぐいで鼻緒が切れてしまった履き物を直すこともあったのだとか。時代を問わず、てぬぐいは困った時にさっと使える便利なアイテムだといえるでしょう。

てぬぐいのアレンジ方法

手毬と手ぬぐい

100円ショップでも手軽に手に入ることから、手芸好きの間でもてぬぐいのアレンジが人気を集めています。便利グッズとして使えるてぬぐいの活用方法をみてみましょう。

巾着袋

紐を通す部分と両脇を縫ったあとに裏返し、紐を通せば簡単に巾着袋が作れます。サイズを変えれば、お子さまのコップ袋や体操服袋にも。お子さまに好きな柄を選んでもらえば、お気に入りのグッズになることでしょう。

エコバッグ

てぬぐいを縦長半分に折り、両脇を縫った後に持ち手を取り付ければ、エコバッグに早変わりします。生地が薄いため、折り畳んでカバンに入れれば持ち運ぶときにかさばりません。

ティッシュボックス

ティッシュの箱は、そのまま使うと生活感が出てしまい、部屋のインテリアがちぐはぐになってしまいがち。そこで、てぬぐいの上にティッシュの箱を置いたら、上下の余った部分を折り畳み、大きめのクリップで両端を留めましょう。それだけで、すぐにティッシュの箱がおしゃれな印象になります。さまざまな箱の大きさに対応でき、手間もかかりません。

ヘアアイテム

和柄のヘアゴム

小さめに切ったてぬぐいでリボンの形を作ったら、中心部分にヘアゴムを通して縛り、ゴムの余りを切ることでかわいいヘアゴムが完成します。和柄を選べば、着物を着たときにも合わせられます。また、てぬぐいをくるみボタンの布として使うのもおすすめです。

甚平

肌触りが良く、汗をかいてもすぐに乾く手ぬぐいは甚平の生地に適しています。80~90サイズの甚平であれば、手ぬぐい3枚で作ることができるんです。

ブラザーのプリントテラスでは、お子さま向けの甚平のレシピがダウンロード可能です。お好みの手ぬぐいを準備して作ってみてはいかがでしょうか。

甚平のレシピダウンロードはこちら

甚平の型紙はこちら

さまざまなアレンジでてぬぐいを楽しもう

いろいろな店舗で取り扱いがされるようになり、てぬぐいは柄のバリエーションも続々と増えています。好きなサイズに裁断し、縫い合わせるだけで用途も広がる万能なアイテムとして、今後も人気を集めていくことでしょう。

あなたもぜひ、自分なりの使い方を探してみてはいかがでしょうか。

このページをシェアする