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【防災グッズリスト】災害から子どもを守るために必要な最低限のアイテム12選
近年、日本のあちこちで発生している地震や豪雨などの災害。災害が発生すると、水道や電気といったインフラが止まってしまったり、道路が通行止めになり周囲の自治体から孤立してしまったりと、普段通りの生活を送れない可能性があります。
いつどこで大きな災害が発生するか分からないからこそ、いざという時のために防災グッズを家庭に備えておくことが大切です。平時の備えが、いざという時に、自分や家族を守ってくれます。
今回は、お子さまのいる家庭に向けてもしもの時に役立つ防災グッズを紹介します。
玄関にポン!と置ける防災グッズをそろえよう
災害に遭った時に役立つ非常袋は、玄関に置いておくのがおすすめ。地震や水害などの非常時に家から避難する際、さっと持ち出すことができます。非常袋に入れておくべきものは次の12のアイテムです。
マストアイテム
〈非常食〉豊富なバリエーションから口に合うものを選ぼう
熱や水を加えずに食べられるカンパンや缶詰、パウチのレトルト食品がおすすめです。レトルト食品のラインナップは、リゾットやおかゆなど主食になるものから煮物やスイーツまで多数そろっています。
最近では、アレルギー対応のものや5年以上の長期保存が可能なものも増えているので、栄養のバランスを考えながらそろえてみましょう。災害発生後に体調が悪くなった時のために、ゼリー飲料を入れておくのもいいですね。
割り箸や使い捨てスプーンを何本か入れておくと、食べやすく、衛生面も安心して非常食を口にすることができます。
〈飲料水〉生き延びるのに絶対不可欠。多めに用意するのがベター
人間が健康に生きていくには、1人あたり1日3Lの飲料水が必要とされています。最低でも3日分×人数分を用意し、可能であれば、さらに1週間分ほど備蓄を行うと良いでしょう。最近は、10年以上保存できる水も発売されています。
〈救急セット・医薬品〉小さなけがや体調不良も見逃さない
小さなけがでも、災害直後の不衛生な環境下では要注意。ばんそうこうやガーゼ、包帯など応急処置に必要な物は入れておきましょう。
持病のある方は、災害発生後の薬の処方についてかかりつけの医師に相談しておき、薬を非常袋に入れておくことも大切です。風邪薬や胃腸薬、鎮痛剤や下痢止めといった市販薬も用意しておくとさらに安心。
大人だけでなく、お子さま用の市販薬も入れておくと体調を崩した時に対応することができます。
災害発生時に使うアイテム
〈防災ずきん〉物の落下による被害を防ぐ
災害時は、落下物やガラスの破片、木片などが頭部や顔にぶつかることもあります。東日本大震災の際は、棚から落ちた落下物が頭にぶつかり負傷した人も多くいました。防災ずきんは、小さくたたむことができるので、ヘルメットよりも場所を取りません。小学校へ入学の際に、「準備するものリスト」に加えている学校もあります。お子さまのいる家庭では必ず用意しておきましょう。
災害が発生した後に使うアイテム
〈下着・衣類〉しっかり着替えて汗や汚れをリセット
水道が止まったり、避難所での生活が始まったりすると頻繁に洗濯することができません。最低3日分の下着と衣類数枚は袋に入れておきましょう。
衣類は防寒性と動きやすさが重要になるため、薄手のウィンドブレーカーやジャージがおすすめ。
お子さまは汗をかきやすいので、念のために1週間分ほど下着を入れておくと安心です。
〈洗面用具〉最新のハイテクアイテムを活用してみよう
災害発生後、水道が止まってしまうことも多くあります。衛生面を保つために、洗面用具も用意しておきましょう。
最近は、水のいらない口腔ケア用品やシャンプーが販売されています。災害発生後、数日から数週間は水が不足する可能性があるので、このようなアイテムがおすすめです。
〈モバイルバッテリー〉家族の安否確認はスマホでスムーズに
昨今の災害では、家族や友人の安否を確認する際に電話回線はつながらなかったが、SNSやネットの災害用掲示板には接続できた、という例が多く見られます。
安否確認をスムーズに行うためにも、スマホは常に充電できる状態にしておくことが大切です。充電の容量が大きいものを非常袋に入れておきましょう。
お子さまと災害時の連絡手段や待ち合わせ場所などを事前に決めておくと、非常時に双方が落ち着いて行動することができます。
〈ビニール袋〉荷物の整理、ゴミのまとめ……あらゆることに使える万能選手
ゴミや使用済みの下着をまとめる他、荷物を小分けにする際にも活躍します。大中小それぞれのサイズを数枚ずつと、ジップロックを用意しておけば安心です。
〈ウェットティッシュ〉汚れ・ばい菌をさっと落とす
手や口だけでなく全身を拭くことができ、食器や道具が汚れた時にも水を使う必要がありません。除菌のできるアルコール系と、赤ちゃんの肌にも優しいノンアルコール系、両方用意しておき、用途に応じて使い分けるといいですね。
〈レジャーシート〉避難所でのスペース確保に
避難先でスペースを確保するだけでなく、孤立した際に雨風や粉塵などから身を守る時にも役立ちます。ビニール製もいいですが、防寒・防熱機能を備えたアルミシートがおすすめです。
孤立してしまった時に使うアイテム
〈防災用ラジオ〉最新の情報を常にキャッチ
災害時に持ち運べる防災用ラジオは、災害の状況の広報や孤立者への呼びかけに大きな役割を果たします。ラジオ機能の他に懐中電灯、携帯充電機能、サイレンなど多くの機能が備わっているものもあるので、チェックしてみてください。おすすめは手回し充電ができるタイプ。電池や充電の心配がないので、状況に左右されずに使うことができます。
〈簡易トイレ〉孤立した際の衛生環境の悪化を防ぐ
上下水道が止まるとトイレも使えなくなります。ビニール袋で代用することもできますが、手間や衛生面を考えると、凝固剤や防臭機能の備わった簡易トイレを用意しておくのがいいでしょう。家族の人数×5(回)×3(日)が、用意する目安の枚数です。小さいお子さまのいる家庭は、もう少し多めに用意しておくといいですね。
非常袋の中身は定期的に見直しをしよう
災害自体も危険ですが、本当に恐ろしいのはその後に起こるライフラインの停止や孤立などの二次災害。家族全員が無事に非常事態を乗り切れるように、普段からしっかり備えておくことが大切です。
非常食や飲料水には保存期限があるので、定期的に非常袋の中身を見直して買い替えやメンテナンスを行いましょう。
今回紹介したアイテムのうち、防災ずきんは家庭用ミシンで作ることができます。学校用に1つ、家庭用に1つそれぞれ用意しておくと安心ですね。