【夏にぴったり！】おしゃれなビニールバッグを作ろう！

どんなビニール素材を選んだらいいの？

手芸屋さんには様々なビニール素材があり、どんな素材を選べばいいのか迷ってしまいますよね。
素材は PVC( ポリ塩化ビニール ) を選びましょう。
続いて、0.2mm・0.3mm・0.5mm・0.8mm などある【厚み】についてです。
0.5～0.8mm の厚みがあるビニール素材は、しっかりとしたバッグに仕上がりますが、折り重なる部分がぶ厚くなるため、針が折れやすくなったり、縫いにくいです。

仕上がりにハリがあり、重ねて縫っても縫いやすいことを考慮すると、薄手の 0.3mm の厚みがおすすめです。

続いて、バリエーション豊富な【カラー】についてです。
定番は、透け感があり、一番軽やかな透明（クリア）ではないでしょうか。
バッグの中身が全て見えてしまうことに抵抗があるという方は、インナーバッグを活用することで、バッグの中身を隠しつつ、バッグを可愛く見せられます。また、ブラウンやブラックなどの濃い色目のものを選ぶと、落ち着いたシックな印象になり、中身も見えにくくなります。
元気な夏らしいバッグにしたい方は、ビビッドカラーなどカラフルなものを選ぶと、個性的で存在感のあるバッグになります。単色だけではなく、カラーを組み合わせてアレンジしても可愛いですね。

ビニール素材ってどうやって縫うと縫いやすいの？

①ミシン針を変える

ビニール素材を細い針(9～11番)で縫うと、針が折れたり曲がったりすることがあります。そのため、14番の太さの針で縫い目を少し大きめ(3～4mm)に設定すると縫いやすくなります。

また、ビニール素材にまち針を使用すると穴が開いてしまうので、まち針の代わりにクリップやしつけテープを活用しましょう。

②薄紙を活用する

ビニール素材はペタペタくっついて、滑りにくくなります。そのため、専用押え ( スムースフット ) を使用し、下に薄紙を置くと縫いやすくなります。専用押えがない場合は、薄紙を上下に置いて縫いましょう。薄紙は縫い終わったら破いて取り去ります。このとき、糸がほつれないように気をつけてください。薄紙は、トレーシングペーパーや、コピー用紙がおすすめです。
紙に柄などが入っていると、ビニール素材に柄が写ってしまうことがありますのでご注意ください。

ビニールバッグのアレンジ方法

無料でダウンロードできるビニールバッグのレシピ。
レシピ通りに作ってもいいですし、ちょっとしたアレンジを楽しむこともできますよ。

ここからはアレンジ例をご紹介します。

■お好みの布でインナーバッグを

インナーバッグの柄でイメージがガラリと変わるので、お好みの布を選びましょう。口部分が縛れる巾着をインナーバッグにすると、中身が落ちにくくて安心です。インナーバッグの中に内ポケットを作っても便利ですね。

「気分やファッションによって、柄を変えたい」という方は、いろいろな布でインナーバッグを作っておくのもおすすめです。カラーや、柄の大きさ、素材感など、ぜひ自分らしいアイデアでオリジナルなビニールバッグを作りましょう。

■カラービニールで切り替えを入れる

クリアとカラーのビニールを活用して、ツートーンのビニールバッグにアレンジすると、個性的なビニールバッグになります。切り替え位置を変えたり、カラーを 3 色に切り替えするなど、お好みで自分らしくアレンジするのもおすすめです。また、ミシン糸の色をお好みで変えるのも素敵ですね。

写真の切り替えのビニールバッグを作る際のサイズは次の通りです。

＜アレンジ裁断サイズ＞
クリア PVC・・・22cm×32cm　2枚
カラー PVC・・・28cm×32cm　1枚

■サイズを変えて大きくする

もう少し荷物が入ったほうがいいな ... という方は、サイズを大きくしてみてはいかがでしょうか？
マチを大きめにとれば、お弁当もすっぽり入るサイズになり、デイリー使いにもぴったりですね。
サイズを大きくする際には、持ち手を太くすると肩への負担も軽減し、デザインも高級感が出ておすすめです。

※写真のサイズのビニールバッグを作る際は次の通りです。

＜アレンジ裁断サイズ＞
クリア PVC・・・72cm×42cm（マチの長さ・・・15cm）
インナー巾着・・・72cm×40cm

ビニールバッグを夏のファッションのアクセントに

ビニールバッグは、バッグとしての機能だけでなく、ファッションのアクセントにもなります。その日のファッションテイストに巾着を合わせて、おしゃれを楽しめるのも、ビニールバッグならではの楽しみ方です。

ビニールバッグは、切りっぱなしでもほつれてこないので、端の処理がいらず、縫い工程はとても簡単です。
ぜひ作り方のポイントを参考に、オリジナルのビニールバッグ作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。