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趣味

ハンドメイド初心者でも簡単に作れる!スキャンカットを使ったプラ板の作り方

初心者でも簡単!スキャンカットを使ったプラ板作り

プラスチック板を切り取り、熱して固めるプラ板。制作過程のシンプルさと見た目のかわいらしさが魅力です。

最近では、プラ板をアクセサリーに加工したものが、通販サイトなどで販売されるようにもなりました。

人が作ったものも素敵だけれど、自分で作ったものだったらもっと愛着が湧くはず。

手先の器用さに自信がない方も、思い通りにイラストや文字を切り抜く「スキャンカット※」を使えば、簡単にプラ板を作ることができます。

今回は、スキャンカットを使った初心者向けのプラ板の作り方をご紹介します。


※本記事では旧機種「CM650W」を使用していますが、他機種でもほぼ同様の操作が可能です。
また、スキャンカットDXシリーズでは圧力設定が省略可能です。
現行機種ラインナップはこちら

まずは材料を準備しましょう

今回準備した材料はこちら

・プラ板(0.2mm以下のもの)
・イラスト
・クッキングシート(トースターで焼く場合は、アルミホイルでも可)
・マスキングテープ(必要があれば)
・軍手
・厚めの本

スキャンカットを使ってプラ板作りをお手軽に

スキャンカットとは

イラストや文字のアウトラインに沿って紙やプラスチックをカットすることができます。ハサミでは切りづらい細かい模様をきれいにカットできるのが特徴。内蔵模様はもちろん、手描きのイラストなども手軽にカットできるスキャナー内蔵のカッティングマシンです。

イラストをスキャンカットで読み込み、プラスチック板をカットする

スキャンカットを使ってプラ板をカットするには、次の2つの方法があります。
1.スキャンしたイラストをすぐにカットできる「ダイレクトカット機能」を使う方法
2.保存したスキャンデータを呼び出してカットする「カットデータ作成機能」使う方法

イラストを描くときに気をつけること

・太めの油性ペンでしっかりと線を描くこと
・イラストにきついカーブを使わないこと(カットがうまくできないため)
・焼いたプラ板をアクセサリーに加工する場合は、イラストに金具を入れるための穴を描き、スキャンカットで切り抜くこと(穴が小さいと焼いた時にふさがるので注意)

【ダイレクトカット機能を使う場合】

1.イラストを紙に描きます。プラ板は、加熱すると1/4前後に縮むので、それを想定したサイズで描いてください。

イラストを紙に描きます

2.紙に描いたイラストをスキャンカットで読み込みます。スキャン用マットにしっかりと貼り付けてから、スキャンボタンを押してください。

イラストをスキャンカットで読み込みます

3.イラストのスキャンが終わったら、スキャン用マットを一度排出し、カッティングマットにプラ板を貼り付けて挿入します。カット中にプラ板がマットからずれることがあるので、マスキングテープで固定しておくのがおすすめ。

カッティングマットにプラ板を貼り付けて挿入します

4.スキャンしたイラストを保存せずに、カットの工程に入るので「ダイレクトカット」を選択します。

「ダイレクトカット」を選択します

5.強い力でゆっくりとカットできるように、カットの速さを1、圧力を5に設定しました。設定が終わったら、カットを始めます。

カットを始めます

6.プラ板をイラスト通りにきれいにカットすることができました。思うようにカットできない場合は、カットの速さと圧力やイラストにきついカーブが含まれていないかを確認し、調整してください。

カットしたプラ板

【保存したスキャンデータを使う場合】

1.紙に描いたイラストをスキャン用マットに貼り付け、挿入したら「カットデータ作成」を選択。

「カットデータ作成」を選択

2.スキャンしたら保存場所を決めます。今回は、スキャンカット本体に保存しました。

スキャンカット本体に保存

3.保存したデータを呼び出す場合は、メニュー画面>模様>データ呼び出し、からカットする模様を選択。

保存したデータを呼び出す

4.「追加」機能で同じ模様を複製することもできます。ピアス、イヤリングなど2つでセットになるものや、同じ模様のイラストを何枚もカットしたい時に活用してください。

同じ模様を複製

カットしたプラ板をオーブンレンジで焼く

プラ板は、オーブントースターで焼くのが一般的ですが、トースター機能のあるオーブンレンジでも焼くことができます。

プラ板を焼くときに気をつけること
・レンジ、トースターの上にクッキングシートを敷く
・プラ板を取り出す際は軍手を着用する
・油性ペン、色鉛筆で色付けする場合は、焼く前に色付けしてください

ご家庭にあるレンジやトースターでプラ板を焼けるのかどうか、一度確かめてみましょう。

1.プラ板をレンジに入れ、加熱します。今回は、180℃で2~3分ほど加熱しました。加熱している途中にプラ板が大きく曲がりますが、しばらくすると平たい状態に戻っていきます。平たくなったらレンジから取り出してください。

2.プラ板が変形しないように取り出したらすぐに厚い本の間に挟みます。本が汚れないように、プラ板とページの間にクッキングペーパーを挟んでください。冷えたらプラ板を取り出します。

厚い本の間に挟みます

3.プラ板の完成です。

プラ板の完成

スキャンカットを使いこなして簡単プラ板作りに挑戦してみよう

スキャンカットを使ったプラ板作りは、イラストのスキャンから焼き終わるまで20分ほど。平日の空いた時間にも簡単に作ることができるので、忙しい方でも気軽に始めることができます。

材料が安価なので、ローコストでいろんな色や形を作って楽しめるのがプラ板の魅力。

「イラストはあまり自信がない」という方は、スキャンカットに内蔵されている素材データを利用し、色付けやアレンジでオリジナリティを出してもいいですね。

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