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ミシン講座

ハンドメイドに欠かせない「ボタン」の種類を知ってもっと素敵な作品作りを

ハンドメイドに欠かせない「ボタン」の種類を知ってもっと素敵な作品作りを

洋服やバック、ポーチなど、ハンドメイドには欠かせない「ボタン」。可愛いボタンを使って何か作りたい! と思っていても、どのようなボタンを選べばよいのか迷ってしまうことがあります。

今回は、そんなボタンの種類とボタンの付け方をご紹介。さまざまなボタンの特徴や使い方を知っておくと、今後のハンドメイドにきっと役立ちますよ。

ハンドメイドに使いたい!ボタンの種類とそれぞれの特徴

ハンドメイドに使いたい!ボタンの種類とそれぞれの特徴

ボタンといっても、形状や素材などを合わせるとさまざまなタイプがあります。ボタン次第で作品の見た目が変わってくるため、洋服や小物を作るときに何を使ったらよいのか悩みますよね。ここでは、手芸屋さんでよく見かける6つのボタンの特徴をご紹介します。

●二つ穴ボタン

洋服でよく使われている二つ穴ボタン。シャツやブラウスに使われていることが多く、生地との固定箇所が少ないため、留め外しがしやすいのが特徴です。プラスチックや貝、金属、木製などさまざまな素材があります。

●四つ穴ボタン

二つ穴と同様、洋服に使われていることが多い四つ穴ボタン。生地に固定する箇所が多く、安定感があるため、ジャケットやスーツ、コートなど厚めの生地に使うことが多くなっています。プラスチックや貝、金属、木製などさまざまな素材があります。

●足つきボタン

足つきボタンとは、ボタンの裏に縫い付けるための足があるタイプのことをいいます。ボタンの穴が表からは見えないので、カーディガンやブレザーといったおしゃれ着などに多く使われるボタンです。ボタンの表面に装飾が施してあることも多く、そのデザイン性の高さは洋服だけでなく雑貨作りにも活躍します。プラスチック、金属、木製などさまざまな素材があります。

●くるみボタン

くるみボタンとは、足つきボタンの一種で、金属や木製の表面を布などで包んだボタンです。ころんとした丸みがあり可愛らしい見た目から、ボタンとしてだけでなくバックやポーチの飾りつけとしても活躍します。また、ヘアゴムやヘアピンなどのアクセサリーの材料としても使われることも。幅広いアレンジが可能で、使われる生地の素材によって見た目も変わります。ハンドメイドをする方に人気のボタンです。

●スナップボタン

2個で1組セットとなり、金具同士をパチンと留めるボタンのことをスナップボタンといいます。ほかのボタンと違い、ボタンホールを必要としません。金属製とプラスチック製があり、金属製は造りがしっかりしているため、アウターなどの洋服やバック、お財布などの小物にも使われることが多くあります。

プラスチック製は軽く、留め外ししやすいことから、力の弱いお子さまからお年寄りの方まで使いやすいタイプです。金属のようにアレルギーの心配も少ないため、肌の弱い赤ちゃんのベビー服やスタイ作りにもぴったり。留めるタイプと縫い付けタイプもあり、用途によって使い分けることができます。

●力(ちから)ボタン

力ボタンは、コートやジャケットのような厚い衣類のボタン裏についている小さなボタン。力を分散する役割がある力ボタンは、付けることでボタンを引っ張ったときに生地が傷んだり、生地の厚みによって糸が緩むのを防いでくれます。

ボタンの付け方を解説!

ボタンの付け方を解説!

ボタンの種類が分かったところで、次はボタン基本的な付け方をご紹介します。洋服などで使う機会が多い二つ穴ボタンを例に、手縫い・ミシンでボタンを付ける流れを説明していきましょう。

ボタン付けで重要なのが、針と糸の種類。ボタンと一緒に、生地に合わせた針と糸を準備しましょう。厚めの生地であれば太めの糸、薄い生地は細い針を選びます。糸は基本的に、ボタンになじむ色を選ぶと自然な仕上がりになり、あえて違う色を選べばおしゃれを楽しむことができます。

■手縫いの場合(二つ穴ボタン)

1. ボタンを外れにくくするためボタン付け糸を選ぶか糸を2本取りにし、玉結びをします。
2. ボタンを付けたい箇所に、表から針を通し、縫い始めから少しずらして裏から表に針を通します。
3. 生地の表に出た針を、そのままボタンの穴に裏側から糸を通します。
4. 次に、ボタンの表側からもうひとつの穴に糸を通します。
5. 3と4を4回ほど繰り返します。(付けた後にボタンが留めやすいよう、生地の厚み分浮かせながら付けるのがコツです)
6. 4回ほど繰り返したら、ボタンと生地の間に針を出します。
7. ボタンと生地の間の糸をまとめるように、3回ほど糸を巻きつけて固定します。
8. 最後に、ボタンと生地の間の根元から裏側に針を通して玉留めをして完成です。

■ミシンの場合 (二つ穴ボタン)

ボタン付け模様が搭載されているミシンであれば、ミシンでボタン付けができます。
※自動糸切はオフに設定しましょう。

1. 生地のボタンを付ける位置に印をつけます。
2. ボタンホール模様を選択し、ボタンをセットしたボタン付け押えをミシンに取り付けます。
3. ボタンを付ける位置に合わせて生地をセットします。
4. プーリーを手で動かし、左右のボタン穴に針が通ることを確認したら、[スタート]を押します。
5. 糸を4回ほど通したら、糸を多めに残して切ります。
6. ボタンと生地の間の糸をまとめるように、3回ほど糸を巻きつけて固定します。
7. 最後に、ボタンと生地の間の根元から裏側に針を通して玉留めをして完成です。

ミシンを使うことで手縫いよりもきれいに仕上がり、ボタンもしっかり固定されます。ただし、手縫いのように布とボタンの隙間はあまり出来ません。

また、ミシンでボタンホールを作ることもできます。ボタンホール押えのボタン受け台にボタンをセットすると、ボタンの大きさに合ったボタンホールができます。

ボタンの付け方を解説!

ハンドメイドに欠かせないボタンには、いろいろな種類があります。「いまいちボタンの選び方がわからない……」と感じていた方も、それぞれの特徴を知ることでより適したボタンを選んだり、自分なりにアレンジしたりできるようになるはずです。

ボタンを上手く扱えればハンドメイドの幅が広がり、作品作りがより楽しくなります。色も形も大きさもさまざまボタンを使って、世界にひとつだけのオリジナル作品を作ってみてくださいね。

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