- トップ
- マガジントップ
- [ イベント ]に関する記事一覧
- “切る”を自在に!スキャンカットの魅力に迫る【新製品発表体験会レポート】
ハンドメイドがもっと楽しくなる!手作り情報サイト
“切る”を自在に!スキャンカットの魅力に迫る【新製品発表体験会レポート】
2018年10月16日、銀座にて開催された「スキャンカット(ScaNCut)」新製品発表体験会。当日は、報道関係の方や企業の方、クリエイターの方など、たくさんの方々にご来場いただき、スキャンカットの実演やスキャンカットで制作した作品の展示を行いました。
スキャンカットは、趣味やハンドメイドはもちろん、日常的なアイテム作りからビジネスシーンまで幅広く活躍する製品です。より多くの方々にスキャンカットの可能性を感じてもらえるよう、発表体験会で展示された作品を紹介しつつ、グレードアップしたスキャンカットの魅力をお伝えします!
簡単操作でいろいろな素材が切れるスキャンカット。新製品のポイントは?
「スキャンカット(ScaNCut)」は、スキャナー内蔵のカッティングマシンです。ハサミやカッターを使わず、タッチパネルを操作するだけで自動的に紙や布などをカットしてくれます。
操作はいたって簡単。カットしたい図案を液晶パネル上で編集・レイアウトし、専用のカッティングマットとともに切りたい素材を本体にセットしてカッティングスタート。カット完了後、切り抜かれた素材を剥がせば、あっという間に完成です。
▲布で作られたハートマーク・画用紙で作られたイルカ
カットできるものは豊富な内蔵データの模様だけでなく、自分で描いたイラストなどをスキャナーで取り込んでカットすることもできます。もちろん、パソコンで作成したデザインも専用アプリを用いてカット可能。初心者からクリエイターまで、さまざまな場面で活用いただけます。
そんなスキャンカットですが、2018年10月に発売した新製品「ScanNCut DX」シリーズは性能・機能がグレードアップし、より便利に、より快適に使用できるようになりました。従来製品と比較して特に向上したポイントは以下です。
*3mmカット
▲<左>厚手のフェルトを切り抜いてカゴ型に細工したもの。<右>ウレタンフォームをカットして組み立てたトナカイ
新製品の大きなポイントは、厚さ3mmまでの素材をカットできるようになったこと。以前は1.5mm程度までの素材しかカットできませんでしたが、新製品では3mmまで対応可能となり、カット可能な素材が増えました。
素材によってカットできる厚みは異なりますが、紙・布はもちろん、プラスチックシートやフェルト、ウレタンフォーム、スチレンボード、合皮・本革などをカットできます。このようにさまざまな厚み・素材のものがカットできるため、より作品の幅が広がります。
*自動ブレード調整機能
自動ブレード調整機能とは、素材の厚みを感知して自動的に刃の出量などを設定してくれる機能です。以前は素材に合わせてブレードの出量を手動で調整する必要があったため、新製品はより手軽にカットできるようになっています。シールやステッカー、カットシートなど台紙を残してカットするハーフカットをする際も、簡単な設定で自動的にブレードを調整してくれます。
*静音性・速度アップ
▲動作音はとても静か。テキパキとカットしてくれる
DCモーターを使用することにより、新製品の動作音は非常に静かになっています。お子さまがいるご家庭や夜の時間帯でも安心して使えるでしょう。さらに、カットのスピードは以前より速くなっており、テキパキと作業をこなすことが可能です。
アイデア次第で可能性は無限大。スキャンカットによる作品たち
上記のポイント以外にもさまざまな改良がされ、新製品はぐっと高機能で使いやすくなっています。ここからは、スキャンカットを使用した作品をいくつかピックアップ。活用シーンなどもあわせて紹介していきます。
<左>は紙をカットして作ったポップ。スキャンカットを使えば厚めの紙も素早く綺麗に切れるので、お店などで使うポップや保育園などで使う装飾も気軽に作れるでしょう。<右>のシールは、飲食店やカフェなどで活躍するはずです。こういったものは、内蔵データの模様・フォントを組み合わせるだけでも可愛らしい作品がたくさん作れます。ご家庭でオリジナルのアイテムを作って日常生活を彩ったり、贈り物の包装にアレンジを加えたりするのも素敵ですね。
<左>はカットした皮を縫い合わせて作ったフォトフレーム。<右>はスチレンボードをカットして作った作品です。これらの素材や先に紹介したフェルト、ウレタンといった厚みのある素材でもしっかりとカットできるのは、新製品ならではの利点。クラフトやハンドメイドの分野はもちろん、スチレンボードは模型などを作るときにも役立ちそうです。
こういった精密なカットができるのも、スキャンカットならではの魅力。ただ印刷されたものよりも立体感のある作品に仕上がります。<左>は結婚式で使うウェルカムボード。実は、花の装飾もスキャンカットで切り抜いた紙を組み合わせて作っています。<右>は1枚の紙を展開図型に切って組み立てた手提げ袋。絵を切り抜き、裏側に白い紙を貼り付けることで絵を浮き上がらせています。
スキャンカットの機能は切ることだけではありません。アクセサリーを活用することでさらに作品づくりの幅が広がります。<左下>は紙やメタルに自由なデザインで線状・面状のエンボス効果を入れられる機能を使ったもの。<右下>はオリジナルの模様でラインストーンを貼り付けられる機能を使ったものです。<上>はこういったスキャンカットアクセサリーや、USBで追加するデータコレクションで作られた作品たちです。
今回のスキャンカット発表体験会ではこういった作品例のほか、スキャンカットを活用して作品づくりに取り組むクリエイターの方々による作品も展示され、会場に花を添えていただきました。
▲クリエイティブユニット「nanabo」代表 NanaAkua(ナナアクヤ)さんによるプラバンアクセサリー
▲株式会社内外出版社「オートメカニック・月刊自家用車」の皆さんによる旧車ペーパークラフト
スキャンカットで作品づくりをしているクリエイターの方々にお話を伺いました。
趣味から仕事まで。スキャンカットで“切る”を自在に操ろう!
スキャンカット新製品の発表体験会の様子をお伝えするとともに、スキャンカットの魅力について紹介してきました。自分でも作ってみたい!という作品はありましたか?
スキャンカットは、手作業では難しいような模様や素材を手軽にカットでき、趣味からビジネスまで幅広いシーンで活躍する優れもの。アイデア次第でさまざまな作品づくりができますので、ぜひ“切る”ことから生まれる可能性にチャレンジしてみてください。