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- 男の週末DIY ステッカー素材で切文字を作る(オートメカニック2018年9月号掲載)
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男の週末DIY ステッカー素材で切文字を作る
*この記事は、雑誌「オートメカニック」2018年9月号掲載の記事を、出版元の株式会社内外出版社の許諾により掲載しています。
前回はカッティングマシン「ScanNCut(スキャンカット)」を使って作成した自作のステンシルテンプレートを利用して塗装することで文字や絵柄を表現したが、今回はステッカー素材でクルマを彩り、オリジナリティ溢れるDIYを楽しみたい。
前回の記事
「カッティングマシン「スキャンカット」でステンシルプレートを作る」は
こちら
カッティングマシン「ScanNCut」で角や縁がシャープに
ステンシルテンプレートを使った文字や絵柄は、様々な素材で幅広く楽しめる。 一方、ステッカー素材による文字や絵柄は角や縁がシャープで色むらがなくきれいに仕上げられるのが特徴だ。 そこでステッカー素材による切文字で、クルマのドレスアップを目指す。 今回は本誌(注:雑誌「オートメカニック」)のほか、創刊60周年になる月刊自家用車のロゴも一緒に作る。
▲ロゴや絵柄のデータは出力サイズによって拡大・縮小しても劣化しないSVG形式に変換。
大筋の作業としてはまず、両誌のロゴデータをイラストレーターのソフトでSVGファイルに変換。
あとはSVGファイルをスキャンカットに読み込ませれば、自動でカットラインデータが生成され、すぐに裁断される。
本誌のロゴだと1分程度、月刊自家用車のロゴと記念絵柄の裁断は5分程度と素早い。
あとは車体にうまく貼り付けるだけ。
ちなみに本誌ロゴの最後は工具のアイコンなのだが、細かい絵柄のため、ここだけを別ステッカーとして作り、アクセントを加えた仕上げにする。
アイコンをアクセントにオリジナルステッカーをデザイン
ステッカー素材を2色使い、ホワイトを本誌のロゴに、オレンジを月刊自家用車のロゴにあてた。 本誌ロゴは工具をあしらったアイコンがあり、1種類のステッカー素材だけで作ると単調になりがち。 なので、アイコン部分は、家庭用のインクジェットプリンターでフルカラーのステッカーが作れる素材を使った。
絵柄を読み込み、裁断も自動
事前にインクジェットプリンターで出力したアイコンのステッカーを、スキャンカットの固定マットにセットしてスキャンでアウトラインを読み込ませれば、データががなくても自動裁断できる。 本誌のロゴは事前に準備したSVG形式のデータで裁断。
複雑な形状でも裁断は数分
本誌ロゴと同じように固定マットへステッカー素材を貼り、スキャンカットにセット。 ロゴデータを送れば自動で裁断。
切れ目に沿ってシートを起こす
記念絵柄のように細かい部分は、切れ目に沿ってステッカー素材を立て、デザインナイフなどを当てると剥がしやすい。
ロゴ通りの間隔で貼り付ける
切り出した文字をステッカー素材からひとつずつ剥がし、車両に貼り付けていく。 予めマスキングテープで基準線を設定すると楽。
切り文字とアイコンを合体
最後にステッカー素材の切文字とアイコンのステッカーを合体。 両端が離れないように切文字を寄せて貼ると仕上がりがきれいになる。
配置バランスを調整して貼る
本誌と月刊自家用車のロゴが収まるように配置を調整して貼る。 記念絵柄の文字は細かく、丁寧に貼らないと仕上がりに影響を及ぼす。
▲基準線用に貼ったマスキングテープを剥がせば、これで完成だ。
今回使用の道具
オリジナルステッカー作りに使ったには、今回もブラザー製カッティングマシンの「スキャンカットCM650W」。 スキャンとカットの両機能を併せ持ち、紙なら0.1~0.3mm厚、布なら0.2~1.5mm厚ほどを切り出せる。本体の液晶パネルから操作すればPCがなくてもカット作業できるのがいい。 ちなみに、付属のカッティングマットは頻繁に使うと粘着力が落ちてくるので、予備で別売りのカッティングマットも用意しておくと作業がはかどる。
スキャンカット CM650W
●実勢売価 :80,000円前後
●サイズ :高さ16.8cm×幅49.7cm×奥行18.5cm
●重さ :3.9kg
●スキャナー解像度 :300dpi
●最大カット範囲 :29.6cm×29.8cm
●切れる素材 :紙、布、樹脂シート、ステッカーなど
*製品に関する情報は、雑誌掲載時の情報です。最新の情報は製品サイトにてご確認ください。
掲載誌「オートメカニック」について
奇数月8日発売の「オートメカニック」は、愛車に長く乗り続けるためのメンテナンスとメカニズムの情報誌です。
サンデーメカニックのためのクルマいじり、メンテナンス、リペアガイドの他に用品テスト、新車メカニズム解説なども充実した雑誌です。
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