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- 男の週末DIYカッティングマシン「スキャンカット」でステンシルプレートを作る(オートメカニック2018年5月号掲載)
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男の週末DIY カッティングマシン「スキャンカット」でステンシルプレートを作る
*この記事は、雑誌「オートメカニック」2018年5月号掲載の記事を、出版元の株式会社内外出版社の許諾により掲載しています。
愛車に一工夫を加え、よりカッコよく創作を楽しむ。そんなときに便利なのが“カッティングマシン”だ。 まずはステンシルテンプレートを試作して、カッティングマシンの特徴を深堀する。
スキャンとカットの両機能を一つの機器で
DIY 好きのあいだで、とある機器に注目が集まっている。 自身が創作したイラストの絵柄をその機器にスキャン機能で読み込ませれば、イラストの外形通りに自動でカットしてくれるというものだ。 それがブラザー製の「スキャンカットCM650W」というカッティングマシンになる。 一般的な価格帯でスキャンとカットの機能を両立した機器は今までになく、 これも人気を押し上げた要因になるだろう。 また、主要の機能が本体の操作パネルだけで利用でき、外部機器と接続しなくてもいいのも特長になる。 このスキャ ンカットCM650W を使えば、クルマやバイクのほか、工具やガレージなども手軽に見栄え良く彩ることができるはず。 そこで今回はこのカッティングマシンでステンシルテンプレートを作り、クルマのボディに文字を描いて、スキャン カットCM650W の実力を試してみた。 結論から言えば、非常に操作が簡単で、切り出しにかかる時間も速く、使い勝手がいいということがわかった。 本誌(注:雑誌「オートメカニック」)の付録にあるペーパークラフトを自動で切り出すなんて使い方にもおすすめだ。
ステンシルテンプレートの作り方
それでは、スキャンカットを使ったステンシルテンプレートの作り方を紹介していく。 順を追って詳細を見ていこう。
1. マットに貼り付ける
文字や絵柄を描いた紙を専用マットに乗せ、マットの接着面へくっつくように密着させる。
2. 本体にセットする
マットをカッティングマシンに差し込み、本体の操作パネルの案内に従って操作。
3. 絵柄を読み込ませる
操作パネルの画面にある[スキャンキー]を押して、絵柄を本体に読み込ませる。
[POINT] 4. データの取り込みも可能
データがあればUSBメモリーからでもOK。無料アプリのキャンバスワークスペースならデータ作りも楽。
5. 絵柄をカット
準備できたらキーを押してカット。スキャンデータ通り、外形に沿ってカットが始まる。
6. 画用紙がベスト
コピー用紙と画用紙の2つをカットしてみたが、ステンシルテンプレートには画用紙が厚み的に使いやすい。
7. カット素材で刃先量を調整
カット機能の要になる刃先は、素材の厚みによって出っ張らせる量を調整。切れ味が鈍ったら交換もできる。
[POINT] 8. テンプレート完成
切り出した中身を除けば完成。絵柄が細かいと再現しにくいので、適宜調整するのがコツ。
9. 文字の塗料をスプレー
ステンシルテンプレートをボンネットに張り、周囲を養生して文字に塗料を吹き付ける。
▲塗料が半乾きの状態でテンプレートを剥がせば仕上がりがキレイになる。これで完成だ。
今回使用の道具
ステンシルテンプレート作りに使ったには、ブラザー製カッティングマシンの「スキャンカットCM650W」。 スキャンとカットの両機能を併せ持ち、紙なら0.1~0.3mm厚、布なら0.2~1.5mm厚ほどを切り出せる。本体の液晶パネルから操作すればPCがなくてもカット作業できるのがいい。 ちなみに、付属のカッティングマットは頻繁に使うと粘着力が落ちてくるので、予備で別売りのカッティングマットも用意しておくと作業がはかどる。
▲紙や布だけでなく樹脂も切り出せるので、ステッカーの切り出しにも使える。
スキャンカット CM650W
●実勢売価 :80,000円前後
●サイズ :高さ16.8cm×幅49.7cm×奥行18.5cm
●重さ :3.9kg
●スキャナー解像度 :300dpi
●最大カット範囲 :29.6cm×29.8cm
●切れる素材 :紙、布、樹脂シート、ステッカーなど
*製品に関する情報は、雑誌掲載時の情報です。最新の情報は製品サイトにてご確認ください。
掲載誌「オートメカニック」について
奇数月8日発売の「オートメカニック」は、愛車に長く乗り続けるためのメンテナンスとメカニズムの情報誌です。
サンデーメカニックのためのクルマいじり、メンテナンス、リペアガイドの他に用品テスト、新車メカニズム解説なども充実した雑誌です。
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