2025年ニュースリリース

NC(数値制御)工作機械
累計生産台数20万台達成記念式典を開催

2025年8月8日 ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社(本社:名古屋市 社長:池田和史)は、8月7日に刈谷工場(愛知県刈谷市)内のブラザーテクノロジーセンターで、NC(数値制御)工作機械*の累計生産台数20万台達成および発売40周年を記念する式典を開催しました。式典には、社長の池田和史をはじめとするブラザーグループの関係者が出席しました。

記念銘板取り付けの様子 生産20万台目のSPEEDIOに記念銘板を取り付ける池田和史(右)と星真(左)

式典では、社長の池田和史と専務執行役員の星真による、生産20万台目の製品となった「SPEEDIO S700Xd2」への記念銘板の取り付けが行われたほか、40年にわたるブラザーのNC工作機械の歴史が紹介されました。

ブラザーの工作機械は、"製品をつくる機械も自分でつくる"という創業時の考え方に基づき、ミシンの部品を内製するための機械として作られ、1961年に発売した教育用小型旋盤「BSL-250」を皮切りに外販されるようになりました。1964年にはミシンやタイプライターのような精密機器の部品にねじ穴加工を行う「タッピングマシン」、1980年には電子制御方式を採用したタッピングマシンの「ハイタップシリーズ」を発売しました。そして、今から40年前の1985年には、コンピューターによる自動加工が可能な小型の工作機械CNCタッピングセンター「TC-211」を投入し、その後の工作機械事業成長のきっかけとなりました。その後、2013年にはブランド名を「SPEEDIO(スピーディオ)」に変更してイメージを刷新するとともに、自社開発の制御機能を大きく進化させ、高生産性を追求したモデルラインアップの強化を図ってきました。SPEEDIOは現在、全7シリーズ11機種を展開し、お客様からの多様なニーズにお応えしています。

ブラザーのNC工作機械の累計生産台数は、1985年に発売したCNCタッピングセンター1号機である「TC-211」から数えて、1995年に1万台、2008年に5万台、2014年に10万台、2018年に15万台となり、このたび20万台を達成しました。

ブラザーでは、2004年に中国、2024年にはインドで工作機械の生産を開始し、現在、日本・中国・インドの3拠点で生産を行っており、グローバルな生産体制により、現地のお客様のニーズに迅速かつ柔軟に対応するとともに、安定した供給体制を構築しています。
ブラザーは今後も、グローバルな生産体制と長年培ってきた技術力を活かし、高い生産性と省エネ性能を兼ね備えた工作機械を通じて、お客様に迅速に価値をお届けしてまいります。

  • *: 対象となるNC工作機械は、CNCタッピングセンターとSPEEDIO

<報道関係 お問い合わせ先>

ブラザー工業株式会社  コーポレートコミュニケーション部  石塚

TEL : 052-824-2072
FAX : 052-811-6826

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