2025年ニュースリリース
海外への展開も視野に
スポットクーラー 2シリーズを発売し、空調事業に本格参入
2025年2月25日 ブラザー工業株式会社
ブラザー工業株式会社(本社:名古屋市、社長:池田和史)は、空調事業に本格参入し、スポットクーラー「Pure Drive」の新ラインアップとなる「PD-7100シリーズ」と「PD-3100シリーズ」を発売します。
ブラザー販売から発売するPD-7100(左)とブラザーエンタープライズから発売するPD-3100(右)
ブラザー工業は2020年以降、子会社の株式会社ブラザーエンタープライズとともに、独自の冷却技術「TwinAqua」を搭載した、排気熱風レス※1・フロンレスの据置型スポットクーラーと、フォークリフト用のスポットクーラーを開発し、暑熱対策やCO2削減といった社会課題の解決に貢献してきました。今後、空調事業に本格参入して新たな事業の柱へと成長させるため、製品の開発をブラザー工業に集中してさらに強化し、日本のみだった販売地域も、温暖化対策への関心が高い欧州を足掛かりに海外へ拡大するなど、さまざまな施策を展開していきます。
また、空調事業への本格参入にあわせ、据置型スポットクーラーの従来モデルを小型化したPD-7100シリーズと、フォークリフトを含む産業車両用スポットクーラーのPD-3100シリーズが、子会社であるブラザー販売株式会社と、株式会社ブラザーエンタープライズからそれぞれ発売されることになりました。
今後もブラザーは、115年以上の歴史の中で培った多様な独自技術や販売ルートを強みとして生かし、ブラザーが策定したマテリアリティの解決につながる新規事業の創出を目指すため、「働く人々の生産性と創造性を支える」「地球の未来に貢献する」ための事業機会を広く探索し続けていきます。
新製品「PD-7100シリーズ」の紹介
排気熱風レス※1なので、周囲が暑くならない
ブラザー独自の冷却技術「TwinAqua」を搭載。
熱風※2を排気するヒートポンプ式スポットクーラーと異なり、冷たい風だけをお届けします。
省エネルギーでカーボンニュートラルに貢献
「TwinAqua」の気化冷却技術により、ヒートポンプ式スポットクーラーと比べて消費電力を大幅に削減。
年間CO2排出量も約75%※4まで削減し、カーボンニュートラルにも貢献します。
- ※1: 排気熱風レスとは、排出される排気の乾球温度が外気温より低くなることをさします。
- ※2: 熱風とは、乾球温度が外気温より高い排気をさします。
- ※3: 他社機とは、ヒートポンプ式による据置型スポットクーラーをさします。
- ※4: 製品使用による消費電力量から地球温暖化対策の促進に関する法律(温対法)に基づく電力事業者別排出係数を用いて換算。
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※5:
他社機とは、ヒートポンプ式による据置型スポットクーラー(100V・1口タイプ)をさします。
他社が公開しているスペック表記載の消費電力を元に算出しております。
新製品「PD-3100シリーズ」の紹介
コンパクトな製品形状
産業車両への設置例
フォークリフトだけでなく、産業車両にも取り付けられるコンパクトな製品形状を実現。
給水タンクを一体型としたことでより省スペースでの搭載が可能になりました。
高い省エネ性
ブラザー独自の気化冷却技術「TwinAqua」により、52Wという低い消費電力を実現。
電動フォークリフトのバッテリーで8時間連続稼働させた場合のバッテリー消費割合はバッテリー容量の約2.2%(バッテリー容量48V/400Ahの場合)とわずかです。また、PD-3100を導入する事でパーソナル空調化が実現するため、全体空調にした場合と比較してエネルギーの大幅な削減が期待できる試算結果が得られています。
<報道関係 お問い合わせ先>
ブラザー工業株式会社 CSR&コミュニケーション部 足立
TEL : 052-824-2072
FAX : 052-811-6826