2022年ニュースリリース

一般財団法人日本繊維製品品質技術センターにて検証
当社の空気清浄フィルタリング技術「BEU-shape」により新型コロナウイルス(オミクロン株)が99.9%減少することを確認

2022年11月30日 ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社(社長:佐々木一郎、以下 ブラザー)は、当社の空気清浄フィルタリング技術「BEU-shape(ビューシェイプ)」に、新型コロナウイルス(オミクロン株)を99.9%減少させる効果があることを、一般財団法人日本繊維製品品質技術センター(QTEC)の効果測定試験結果*1により確認いたしました。BEU-shapeは、蛇腹状の静電HEPAフィルターをU字型にすることで、広範囲に浮遊する空気中の浮遊物を効果的に除去できるブラザー独自のフィルタリング技術であり、当社製品のエアロゾルクリーナー「DF-2」に搭載されています*2

BEU-shapeの効果測定試験*3の概要

試験機関

一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター

試験結果報告書番号

試験結果報告書No.22KB080064

試験内容

環境試験装置を用い、1m3のボックス内での浮遊ウイルス感染価測定

検体

BEU-shapeを搭載した試験機

試験ウイルス

新型コロナウイルス SARS-CoV-2
変異株(オミクロン株);hCoV-19/Japan/TY38-873/2021

ウイルス噴霧量

約2.0ml

測定時間

噴霧直後、5分後、15分後

試験方法

図浮遊ウイルス感染価測定装置の概略図

ウイルス懸濁液を試験装置のチャンバーに噴霧し、攪拌。
検体を起動させ、所定時間放置後、チャンバー内の空気を採取し、プラーク測定法にてウイルスの感染価を算出した。

試験データ

【検体作動なし】

測定時間 ウイルス感染価(PFU/1m3) 試験チャンバー内環境
ウイルス感染価 常用対数値 温度(℃) 相対湿度(%)
噴霧直後 4.6×106 6.66 24.6 54.7
5分間作用後 4.1×106 6.61 24.7 54.6
15分間作用後 1.2×106 6.08 24.8 54.4

【検体作動】

測定時間 ウイルス感染価(PFU/1m3) 試験チャンバー内環境 減少率(%)
ウイルス感染価 常用対数値 温度(℃) 相対湿度(%)
噴霧直後 3.7×106 6.57 25.3 55.5  
5分間作用後 6.0×104 4.78 25.3 55.5 98.5
15分間作用後 <1.0×103 <3.00 25.5 54.9 99.9
  • 減少率=[(検体作動なしのウイルス感染価)-(検体作動のウイルス感染価)]/(検体作動なしのウイルス感染価)×100

試験結果

BEU-shapeによって、ウイルス感染価が99.9%減少することが確認された。



ブラザーグループでは、中期戦略「CS B2024」のもと、未来の事業ポートフォリオの構築に向けた取り組みとして、マテリアリティ解決につながる新規事業の創出に取り組んでいます。特に、昨今のコロナ禍においては、当社にできることは何かを考え、少しでも安心して過ごせる社会のためにBEU-shapeの開発に取り組んでまいりました。今後は、BEU-shapeをコロナウイルスのみならず、インフルエンザなどのウイルスや花粉などの微粒子対策にも役立てられるよう、応用範囲の拡大を図っていきます。
今後もブラザーは、"At your side."の精神でお客様と向き合い、「働く人々の生産性と創造性を支えるビジネス」や「地球の未来に貢献するビジネス」などの領域において、新たな価値をお届けしていきます。

  • *1: この試験結果は、試験環境で行われたものであり、実使用環境によるものではありません。
  • *2:この試験結果は、フィルタリング技術の性能を示すものであり、製品の効果を示すものではありません。
  • *3:この試験は、フィルタリング技術の性能試験であり、製品の性能を評価したものではありません。
  • BEU-shapeはブラザー工業株式会社の商標です。

<報道関係 お問い合わせ先>

ブラザー工業株式会社  CSR&コミュニケーション部  足立

TEL : 052-824-2072
FAX : 052-811-6826

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