2022年ニュースリリース

ブラザー工業株式会社(社長：佐々木一郎)は、瑞穂工場(名古屋市瑞穂区)内に建設を予定している新社屋について、新型コロナウイルス感染拡大に伴う働き方の変化を契機に、当初計画を見直しました。新しい計画では、新社屋は、延べ床面積約68,000m²の8階建て、2026年中の完成を予定しております。総事業費は400億円程度を想定しております。

2020年2月に、既存施設の老朽化や、業務スペースが手狭になってきている現状を踏まえ、瑞穂工場に新社屋を建設することを発表しましたが、これからの働き方の変化、地球環境への配慮をはじめとした持続可能な社会の実現に向けた取り組みを強化するため、当初計画を見直しました。

当初計画で9階建て延床面積約74,000m²としていた建物規模は、8階建て68,000m²程度となる見込みです。また、今後の働き方の変化に対応できるレイアウトを可能にする柔軟性を確保するとともに、社内外における交流が活発に行われる共創空間の創出を実現します。

新社屋は、「ブラザーグループ環境ビジョン2050」で掲げる環境目標の達成を目指すブラザーグループのフラッグシップ施設となります。今後は、最新鋭の省エネ設備の導入や太陽光パネルの設置による自然エネルギーの活用、敷地内の積極的な緑化などによるCO₂排出削減を実現することで、ZEB認証^*取得も視野に入れながら、新社屋を含む本社地区のカーボンニュートラル達成に向けて計画を進めていきます。また、敷地内に整備予定の公開空地は、人々の交流促進とともに、みどり豊かなまちづくりと地域防災に貢献していきます。

ブラザーでは、同施設を通じて従業員やステークホルダーとの活発なコミュニケーションを誘発し、新技術や新事業を生み出すことを目指すとともに、環境配慮型の建築物とすることで、持続可能な社会の実現に貢献していきます。なお、新社屋での業務が開始された後に、一部の既存建物は解体する予定です。