2019年ニュースリリース

加工ワークのローディングに特化し、コストを抑えた省人化システム
SPEEDIO専用オプション「ローディングシステム BV7-870」新発売

2019年5月8日ブラザー工業株式会社

ブラザー工業株式会社(社長：佐々木一郎)は、コンパクトマシニングセンタSPEEDIO(スピーディオ)シリーズに取り付けることで、加工する部品を、自動で搬送・供給できるオプション装置「ローディングシステム BV7-870」を5月10日より発売します。

BV7-870

ローディングシステム
BV7-870

ローディングシステム
発売日(国内)	2019年5月10日
標準価格^*1	400万円(税抜)

上記価格には、ローダー本体 / 架台 / 側面扉 /ハンド用バルブ / 配管・配線などの付属品一式を含む

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当社は、小型CNC工作機械を1985年に発売して以来、特に金属部品加工の分野で高い支持をいただいております。今回、新たに発売する「ローディングシステム BV7-870」は、2013年より販売開始したSPEEDIOシリーズ専用^*2のローディングシステム^*3です。

昨今、働き手不足の解消や生産拠点のグローバル化にともない、自動化が注目されていますが、ロボットの導入となると「設置、設定、操作が複雑」、「コストが高い」など、導入を阻む壁があります。これらを改善するため、「ローディングシステム BV7-870」では、機能を加工部品の着脱(搬入/搬出)に特化することでコストを抑え、SPEEDIO本体に設置した状態で納品する専用設計で、設置、設定、操作がシンプルにできるようになりました。

S500X2にBV7-870を
取り付けた場合の外観

製品特長

【シンプルな構造】SPEEDIO専用設計の機械一体型構造

BV7-870は加工部品の着脱に特化した4軸垂直多関節型のローディング装置。SPEEDIO専用設計かつ4軸の構造とすることで、動きもシンプルになり、ティーチング^*4が簡単にできるようになります。熟練のオペレーターでなくとも、扱いやすくなり、導入しやすくなりました。また、機能がシンプルなため構成部品も少なく、保守にかかる費用を削減できます。

ローディングシステムは架台がSPEEDIO本体側面に直結されており、アーム本体を水平方向に動作させる駆動機構「TR軸」と、2つのアームを回転させる駆動機構「J1軸、J2軸」と、アーム先端に取り付けられたハンドを回転させる駆動機構「J3軸」の計4軸で構成されています。

またローディングシステムには、架台、側面扉、バルブなどの付属品が標準で含まれているため、加工ワーク・加工形態に応じてストッカーやハンドを準備するだけで動作可能となります。