【帰省、旅行……】子どものいる家庭が知っておきたい長距離ドライブのコツ

長距離ドライブの事前準備

長距離ドライブを快適なものにするには、事前準備が欠かせません。

スケジュール、ルートを確認しておく

目標到着時間やルートをあらかじめ設定しておくことで、「事故や悪天候で道が混雑した」といった想定外の出来事にも対応できます。事前に渋滞予測情報を調べておくと、混雑を避けたルート設計のヒントにもなるでしょう。

また、子どもが眠る夜や早朝に出発するようにすると、子どもが寝ている間にある程度移動できるほか、道の混雑も避けられるためおすすめです。事前に子どもをしっかり遊ばせておくとぐっすり眠ってくれるかもしれません。

持ち物の準備

車移動のメリットのひとつは、他の移動手段に比べて荷物が自由なこと。子どもが酔ってしまったとき、思わぬ渋滞で子どもがトイレに行けないときに必要なものを車に持ち込んでおきましょう。

ここで注意しておきたいのは、荷物を置く位置です。トランクに着替えや子どものおやつを置いてしまうと、運転中に自由に取り出せません。助手席や後部座席に必要なものを小分けしておくと安心です。

後部座席の限られたスペースを有効活用するためには、ヘッドレスト部分に掛けられるティッシュカバーがおすすめです。

知っておきたい車酔いの対策

せっかくのお出掛けだからこそ、子どもが車酔いでぐったり……なんてことは避けたいもの。特に体のバランス感覚をコントロールする前庭小脳が発達し始める未就学児や小学生になる頃のお子さまは車の揺れやスピードに過敏に反応しやすく、車酔いを経験すると、車での移動がトラウマになってしまう可能性もあります。

近年では車酔いの対策グッズも販売されており、車に乗る前からできる対策も増えています。

体調を整える

お出掛けに興奮してなかなか寝付けないままだと、寝不足から車酔いを起こしやすくなります。しっかり寝られるように気遣ってあげるといいでしょう。

同じく、空腹や満腹も車酔いの原因となります。少しでもごはんやお菓子を食べさせておくのもおすすめです。サービスエリアでの休憩時に食べすぎてしまうことがないよう気をつけましょう。

車内を快適にする

車内のよどんだ空気や効きすぎる冷暖房、ガソリンの匂いなども車酔いを誘発します。定期的に窓を開けて換気するほか、上着や膝掛け、ハンディファンで体温調整をすることも有効です。匂いは車内専用の消臭剤を使用する、前日に掃除しておくことで緩和できます。

酔い止めを服用する

ドラッグストアでは、子どもが飲みやすいように味や形状に工夫がされている子ども用の酔い止めも販売されています。車に乗る30分前に服用するタイプ、酔ってからも服用できるタイプなど種類によって飲むタイミングが異なるため、事前にチェックしておきましょう。

また、近年ではフレーム内に封入された液体が車の揺れとともに動くことで酔いを緩和する効果が期待できるメガネや、装着することで酔い止めのツボを刺激するリストバンドも販売されています。酔い止めの服用が難しい場合は、このような酔い止めグッズを活用するのもおすすめです。

休憩時間をしっかり取る

サービスエリアでは車を降り、少し歩くのも車酔いを防止できます。サービスエリアによっては子どもが遊べるプレイスペースや、子ども用の椅子も完備されているフードコートがあります。しっかり遊ばせてストレスを感じさせないようにすると、子どもがぐずってしまうことも防止できます。

一般道で移動する際は、「道の駅」に寄るのも良いでしょう。大型の公園が併設されている、地元の食材を使ったお菓子を販売しているなど、お子さま連れの家族に嬉しい場所も増えています。子どもの気分転換はもちろん、運転しているお父さん、お母さんも休憩のために立ち寄っておくと安心です。

快適な長距離ドライブで子どもと思い出を作ろう

新幹線や飛行機移動よりも時間がかかることから避ける方も多い車移動ですが、柔軟にスケジュール変更ができる、いざという時の荷物が持参できるといったメリットもあります。長距離移動の時間を楽しく、快適に過ごすことができれば、長距離ドライブによって行ける場所もどんどん広がっていくことでしょう。

ぜひ、お子さまとの思い出作りに向け、長距離ドライブを楽しむ工夫に挑戦してみてくださいね。