ブラザー販売株式会社

CSR日和

事業での貢献

2023.04.13

岩手県滝沢市
地元大学生による地域愛醸成への挑戦

地元大学生による地域愛醸成への挑戦

2021年3月よりブラザー販売は岩手県滝沢市と「包括連携協定」を締結しています。 これは滝沢市に住む子どもや若者が自分たちの住む町・滝沢市をもっと理解し、愛着を持ってほしいという市役所職員の想いからスタートしました。
ブラザー販売は、ペーパークラフトコンテンツ「世界で1つのまちづくりキット」(以下まちづくりキット)を市の教育現場などで活用いただくことを目指して、滝沢市にある建物などを再現した「滝沢市版まちづくりキット」を提供するなど、自治体での教育や地域振興への活用に向けて滝沢市と協業しています。

包括連携協定の詳細についてはこちらの記事をご覧ください。
プリンターがつなぎ合う子どもたちと地域社会―滝沢市包括連携協定―

そして今、滝沢市に立地する岩手県立大学や盛岡大学に加え、隣接する市にある岩手大学に所属する大学生合計8名が中心となり、滝沢市版まちづくりキット[新しいウィンドウ]を活用したプロジェクトが着々と進行中です。

ディスカッション 滝沢市版まちづくりキットを地図上に配置し、大学生と市職員がディスカッション

プロジェクトをいつもそばで支え、滝沢市民の「地域愛醸成」に日々奮闘している滝沢市役所職員 Aさんにインタビューを行いました。

どうしてこのプロジェクトを発足したのですか。

「地域への愛着」を醸成するためには、子どもの頃の「なんか楽しかったな」という経験や思い出が大切だと思っています。
滝沢市に住む子どもたちが、その「なんか楽しかった」と思える経験を持ってほしい。そして、その経験を我々の手で作ることができないか、と考えたのがきっかけでプロジェクトがスタートしました。

滝沢市は、市内に2つの大学があることが強みだと考えています。そのため、このプロジェクトには学生が中心になってアイデア出しを行い、我々大人の凝り固まった脳をほぐしてもらいながら進めています。

試作品 大学生たちが企画しているプロダクトの試作品

このプロジェクトの中心となっているのが岩手県立大学の「えんぶらり。」というサークルです。
彼らは地域活性化や地域コミュニティづくりを目指して活動しており、これまでにもさまざまな取り組みを行っていたので、このプロジェクトでも強いリーダーシップを発揮してくれているんですよ。

プロジェクトでは具体的にどんなことを検討しているのですか。

「滝沢市版まちづくりキット」を使って、自然と地域の建物を覚えながら、思い出に残ることを目指して検討しています。

まだ詳細はお伝え出来ないのですが、子どもたちがまちづくりキットを作り、「遊び」を通して滝沢市のことを知り、好きになってくれるようなプロダクトを作りたいと思っています。

まちづくりキットは実際に作ってみるととても楽しいのですが、作ろうとするきっかけが必要という課題もありました。
そのため、子どもたちが作りたくなる最も強いモチベーションになる「遊び」を起点に置く必要があったのです。

プロジェクトを進めていく中で大切にしていることは何ですか。

遊んでくれる子どもたちが「楽しみながら滝沢市について知る」ことができるようなものづくりが一番大切だと思っています。

制作過程では、子どもが楽しいと思ったり、また遊びたいと思ったりするゲーム性の要素や、滝沢市を知ることにつながる「滝沢市らしさ」の要素などを試行錯誤しているのですが、考えれば考えるほど難しく、頭を抱えています(笑)。

合同ワークショップ ブラザー販売の社員も滝沢市へ集合して合同ワークショップ。滝沢市名産の「滝沢スイカ」を頂きながら。

しかし、学生に加え、ブラザー販売さんなど企業の皆さんと一緒に作っているからこそ、それぞれの強みや視点を活かした質の高いプロダクトができてきています。
このつながりを活かしながら、遊ぶ子どもたちはもちろん、制作に携わってくださっている皆さんにとっても、滝沢市を知り愛着が芽生えるような機会となれば、とても嬉しいです。

筆者感想

このプロジェクトにご一緒するにあたり、オンラインだけでなく実際に滝沢市を訪問し、大学生の皆さんや市職員の皆さんから滝沢市の特徴や魅力について沢山教えていただきました。

その中で最も印象に残っているのは、皆さんの地域愛です。
例えば、東北地方の冬は厳しく、1日で数十センチも雪が積もる日もあるのですが、高齢者世帯などの雪かきは地元の中高生や有志の住民が行っているそうです。
また、滝沢市最大の祭りである「チャグチャグ馬コ」[新しいウィンドウ]では、子どもたちが馬に乗り、地域全体で祭りを作り上げています。

小さいころから当たり前のようにそれぞれが周辺住民とのコミュニケーションをとり、お互いを支え合っているからこそ、一人一人の地域に対する想いが強く、地元の子どもたちに滝沢市のことをもっと知ってほしい、愛着を持ってほしいという想いが強いのだと感じました。

そんな想いがたくさん詰まったプロジェクトを、ブラザー販売は引き続き応援していきたいと思います。

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