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【2/3は節分】豆まきや恵方巻きの由来を知ろう
毎年2月3日頃に迎える節分は、無病息災を祈るため、豆まきをする行事です。お子さまも保育園や幼稚園で鬼のお面作りや豆まきをしたことを嬉しそうに話すことでしょう。
そんな節分について、由来をご存知でしょうか。なぜ豆をまくのか、近年人気の恵方巻きに込められた願いとは何か、お子さまに教えてあげてみてください。今回は、節分の由来や食べ物について紹介します。
節分ってどんなもの?
「節分」とは、もともとは「季節の変わり目」を指す言葉です。節分は1年に4回あったものの、旧暦において1年の始まりとされる春の節分が重要視され、2月が一般的な節分になっていきました。春の始まりを表す立春の前日、すなわち節分に1年間の無病息災を祈る意味で、豆まきが行われるのです。
ちなみに、節分といえば2月3日をイメージする方も多いかもしれませんが、2021年には2月2日になったことで大きな話題となりました。これは地球が太陽を1周する時間が365日ちょうどではなく、6時間弱ほど長いことから少しずつズレが生じるため。節分が2月2日になったのは、1897年(明治30年)2月2日以来、124年ぶりのことだったそうです。
あらためて知りたい、豆まきについて
では、節分で豆をまくのは、何故なのでしょうか。
節分に行う豆まきは、古代中国で行われていた疫病を追い払うための儀式「追儺(ついな)」が元になっています。日本にやってきた追儺は、平安時代になると桃の弓と葦の矢を持った人が先導して追い払う形式になりますが、次第に生命力を持ち、「魔(ま)を滅(めっ)する」という語呂から豆が用いられるようになったといわれています。なお、豆まきの豆は「拾い忘れたものから芽が出るのはよくない」という考えから、炒ったものが一般的です。
また、古来の豆まきではヒイラギの枝にイワシの頭を刺した「柊鰯(ひいらぎいわし)」というものを飾っていました。ヒイラギはトゲトゲした葉、イワシは焼いた時の匂いが悪霊を寄せ付けないとされており、「鰯の頭も信心から」ということわざの由来といわれています。
豆まきを行うのは、鬼がやってくるとされる夜です。玄関に向かって「鬼は外、福は内」と唱えながら、勢いよく豆をまきましょう。終わったら戸を閉めることで、邪気を家に入れないといった意味があります。
室内にまいた豆は「福を呼び込んだ豆」として食べる方が良いとされていますが、「床に落ちたものを食べるのはちょっと……」という方もいるでしょう。そのため、北海道や東北地方など一部の地域にならって落花生をまく、あらかじめラップに数量の豆を包んだものをまく、新聞紙やビニールシートを敷いた上にまくといった工夫もおすすめです。お子さまに「どちらが早く、多くの豆を集められるか」とゲーム性を取り入れながらお片付けを提案すれば、楽しみながら早く片付けられるかもしれません。
節分のトレンドになりつつある恵方巻き
節分が近くなると、スーパーやコンビニなどで恵方巻きの予約が始まっているのを目にした方もいるかもしれません。近年では、ロールケーキをはじめとするスイーツ恵方巻き、トルティーヤや肉巻きおにぎりといった変わり種恵方巻きなどバリエーション豊富な恵方巻きが続々と販売されています。
恵方巻きは江戸時代末期頃、大阪で商売繁盛を祈る際に食べられたものがはじまりと考えられています。当時は恵方巻きではなく、「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」と呼ばれており、七福神にちなんで7種類の具材を入れるのが定番とされていました。
1980年代に、あるコンビニチェーンが「恵方巻き」と名前をつけて販売を開始したものが広まり、今では節分に食べるものとして知られるようになったのです。
恵方巻きは、その年の神様がいるとされている方角、「恵方」を向いて無言で1本を食べ切ります。これは「縁を切らないように」「話して福を逃さないように」という理由によるもの。恵方は毎年干支によって変わっているため、事前に確認しておくと良いでしょう。
節分に食べるもの
そのほかにも、地域によっては「体の中をきれいにする」という意味合いから食物繊維豊富なこんにゃく、もともとは精進料理で邪気を払う節分行事に相性が良かったけんちん汁など、さまざまなものが節分に食べられてきました。自分の住む地域ではどんなものが食べられていたのか調べてみるのも良さそうですね。
節分の意味を知って家族で楽しもう
節分は1年の無病息災を祈る行事です。あらためてお子さまと豆まきをしたり、恵方巻きを食べたりすることで季節を感じ、行事に込められた意味や願いを知ることができるでしょう。
Instagramでは、節分にちなんで色鮮やかな具材を使った恵方巻きや、かわいらしい鬼をイメージしたケーキの写真をアップする方も増えています。テーブルセッティングを素敵に見せるアイテムとしては、ランチョンマットは欠かせません。ぜひ、お気に入りの布で制作し、テーブルの上を華やかなものにしてみてくださいね。
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