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【今年は焦らない!】保育士のプロに聞く、入園グッズ準備のポイント

【今年は焦らない!】保育士のプロに聞く、入園グッズ準備のポイント

保育園、幼稚園への入園を控えるお子さまにとって、新しい環境は胸躍るもの。新しいお友達を作ったり、ご家庭では体験できない行事を楽しみに待っているかもしれません。

一方で、お父さん、お母さんはお子さまが使う入園グッズの準備に追われる日々がやってきます。お子さまに長く使ってもらうためにも、余裕を持って素敵なものを作りたいですよね。

そこで今回は、長く使える入園グッズの作り方や名入れのポイントを、保育士歴40年のプロであるT先生にお聞きしました。ご自身も2人の子どもと孫の入園グッズを作り、長年の経験から多くの園児の使う入園グッズを見てきたT先生のお話は必見です。

入園グッズの準備はいつから?

入園グッズの準備はいつから?

― 入園グッズは、一般的にどのようなものを用意するのが望ましいのでしょうか。

T先生: 保育園、幼稚園によって多少の違いはありますが、以下のようなものが一般的なのではないかと思います。

<身に付けるもの>
・制服
・体操服
・カラー帽子
・上履き
・スモック

<袋、バッグ>
・通園バッグ
・レッスンバッグ
・上履き袋
・体操服袋
・コップ入れ

<生活用品>
・タオル(紐付け)
・お布団カバー

T先生: 2月上旬〜中旬ほどに行われる入園説明会ではこれらのリストが配布されますが、その中にはサイズなどの指定があります。不明点があれば、先生たちに聞いておきましょう。

― 早めに準備を進めておきたいお母さん、お父さんもいるかもしれませんが、指定があるというと詳細を確認してからの方が良いのでしょうか。

T先生: あらかじめ用意していたものが指定されたものでない場合もあるので、まずは入園説明会で詳細を聞いておいた方が安心ですね。また、近所のお友達など、同じ園に通っている子のご家庭からどんなものを用意したのか参考に聞くのも良いでしょう。お兄さん、お姉さんが入園していれば、当時準備したものを再確認するのもおすすめです。

― ちなみに、入園グッズでの「指定」とは、どのようなものなのでしょうか。

T先生: たとえば、お布団カバーは子どもが布団の出し入れをしやすいようにスナップやマジックテープを使うように指定しています。自分でお片付けをするのは、責任感を育むことにもつながります。

私の働く保育園ではそのような指定はしていませんが、園によっては「手作りであること」「キャラクターの布以外」といったものもあると聞きました。入園してから「使えなかった」ということが無いように、しっかり確認しておきましょう。

入園グッズは手作り?布のポイントは?

入園グッズは手作り?布のポイントは?

― 入園グッズについて、手作りにするのか既製品にするのかお悩みの方も多く見られます。

T先生: ご家庭にミシンがあったり、オリジナルの入園グッズを作りたい方は手作りに挑戦してみても良いでしょう。手作りのものであれば、お友達の持ち物と間違って持っていってしまうことも少なくなります。ただ、入園グッズを手作りする際は時間に余裕を持って、スケジュールをしっかり決めておくのがおすすめです。

― 指定されていない場合、入園グッズをオーダーで準備することも問題ないのでしょうか。

T先生: 最近はハンドメイドの入園グッズをアプリで販売する方も多く、クオリティも非常に高いと感じています。手作りに自信がない方は、こういった形で購入するのも特に問題ないと思います。しかし、名入れまでしてもらう場合は注文して届くのに時間がかかるため、いずれにしても余裕を持った準備は必要です。

キルティング生地のイメージ写真

― なるほど。入園グッズを作る際、布の選び方にポイントなどはあるのでしょうか。

T先生: レッスンバッグはキルティング生地を使うと、丈夫で長く使えるためおすすめです。ふかふかした柔らかい素材のため、どこかにぶつけたり、ひきずったとしても大丈夫でしょう。裏地や接着芯も不要で、初心者にも扱いやすく、色や柄も豊富なのでお子さまに選んでもらうのもおすすめです。

― 布を選んでもらう際、お子さまはキャラクターものを選ぶ可能性もあります。入園グッズにキャラクターものの布を使うことについては、どう思いますか。

T先生: 子どもの好きなものはその時によって大きく移り変わるもの。卒園まで使うことを考えると、キャラクターものを選ぶのはあまりおすすめできません。その都度新しいものを作るのも負担になりますし、統一して同じ柄のグッズにしておいた方が落とした時も戻ってくる可能性が高いです。

名入れのポイント

名入れのポイント

― 入園グッズの準備で大変なこととして、名入れを挙げる方も見られます。

T先生: たしかに、入園グッズ全てに名入れをするのは負担に感じますよね。油性ペンでしっかり記載するのが望ましいですが、書くスペースが無かったり、にじんでしまったりすることもあるでしょう。

最近はアイロンで接着するタイプのお名前シールや、お名前スタンプがオーダーメイドできるようです。特に紙おむつを持っていく場合、デコボコした紙おむつへ毎日名前を書くのは大変でしょう。お名前スタンプで簡単に済ませておくと、準備が楽になりますよ。

慌てない入園グッズの準備を

慌てない入園グッズの準備を

入園グッズは準備するものが多く、また年度末というタイミングでなかなか時間を取れないことも考えられます。それでも、お気に入りのグッズで楽しい新生活を送ってもらうためにも、しっかりと準備をしておきましょう。

ブラザーのホームページでは、入園グッズの型紙が無料ダウンロード可能。ぜひ、お気に入りの布を購入したら、型紙を使って入園グッズ作りに挑戦してみてくださいね。

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