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【11月はボジョレー・ヌーボの解禁】おうちでもっと楽しめるワインの飲み方
秋は、ワインが好きな方々にとって特別な季節。もちろん、フランス南部ブルゴーニュ地方のボージョレ地区で、その年に収穫された「ガメイ種」というぶどうから造られる新酒“ボジョレー・ヌーボー”の解禁日が11月にあるためです。
ボジョレー・ヌーボーの解禁日は毎年11月の第3木曜日午前0時と定められており、今年2021年は11月18日(木)となっています。ちなみに、日本では日付変更線の関係上、本場フランスよりも約8時間早く楽しむことができるのは、嬉しいポイントですね。
今回は、ボジョレー・ヌーボーをはじめとするワインの開封方法やワインを最後まで美味しく楽しむための方法などを紹介します。
ワインの基本的な開け方
ワインを開けようとした際、コルクがボロボロになってしまった、押し込まれてしまう……なんて失敗を経験した方も多いのではないでしょうか。
どれほどワインに慣れ親しんだ方であっても、ワインによっては上手く開けられないことも少なくありません。
スマートにワインを楽しめるよう、あらためてワインの基本的な開け方を押さえておきましょう。
ソムリエナイフの選び方
ワインを開けるために必要なソムリエナイフは、主にボトルに引っ掛けるフックがひとつあるシングルアクションタイプ、ふたつあるダブルアクションタイプの2種類にわかれています。
シングルアクションタイプはすらっとした形状で人気ですが、ダブルアクションタイプはフックがふたつあるためにワインを開けやすく、初心者にもおすすめ。軽い力で扱うこともでき、どんな方でも使えるでしょう。
また、ソムリエナイフの中にはコルクに差すスクリュー部分が逆になっている左利き用のものもあります。左利きのソムリエの中には使い勝手の良さから右利きのソムリエナイフをあえて使っているケースも見られますが、左利きの方は両方使ったうえで選ぶのもおすすめです。
ワインの開け方
ワインを開ける際、注意したいのが場所。もしこぼれてしまってカーペットや絨毯を汚してしまえば、楽しいはずのパーティーもがっかり……なんてことにもなるでしょう。
そっと開けることはもちろんですが、テーブルの上で開栓するように気をつけるのも忘れてはなりません。
1. オープナーの刃を取り出し、利き手でしっかり握る。ボトルネックの出っ張りの下の部分を半周ほど切り込みを入れる。
2.ソムリエナイフを持ち替えたら、残りの部分に切り込みを入れる。
3.瓶口の出っ張り部分に対して、縦に入れた切れ目にナイフの先端を差し込み、持ち上げてキャップシールを剥がす。
4. ソムリエナイフからスクリュー部分を取り出し、コルク栓に対して垂直に差し込んだら、ゆっくりと時計回りに回す。
5. ボトルの瓶口にひとつ目のフックを引っ掛け、しっかり手で押さえたら持ち手の部分を真上に引き上げる。
6. もうひとつのフックをボトルの瓶口に引っ掛け、しっかり手で押さえながら、さらに真上に引き上げる。
もしもコルクが割れてしまったら……
古いワインはコルクが劣化していることもあり、開栓の途中で割れてしまう可能性も考えられます。焦らずにゆっくりと開栓作業を進めるようにしましょう。
また、コルクが割れてしまう原因のひとつは、コルクの乾燥にあります。飲む数日前からボトルを横にしておき、コルクとワインを触れさせると割れにくくなります。
それでも割れてしまったら、コルクを瓶の中に押し込んだ後、茶こしを使ってこして飲む方法もあります。せっかくのワインだからこそ、諦めずに挑戦してみましょう。
ワインを最後まで美味しく楽しむには?
おうちでワインを飲む場合、「最後まで飲みきれなかった」ということもあるかもしれません。再びコルクをして後日また飲もうとするも、味がなんだかイマイチ……となるのも悲しいですよね。
ワインは空気に触れることで、少しずつ酸化していきます。酸化により、当初の風味が落ちていくため、開栓したばかりの味わいが失われてしまうのです。では、どのようにすればワインを少しでも長く楽しめるのでしょうか。
小瓶に移し替える
ワインは容器内の酸素の量が少ないほど酸化が遅く、酸素の量が多いと、酸化のスピードは早くなります。そのため、小さめの容器に移し変えてワインの割合を多くすることが重要です。
ポイントは、酸素の量を少しでも減らすために注ぎ口のギリギリまでワインを注ぐ点。ペットボトルや栄養ドリンクの入っていた小瓶など、残した量に応じて適したサイズのものを用意しましょう。容器はしっかりと洗って乾燥させることも忘れずに。
ワインストッパーを使う
飲み残したワインボトル内の空気を吸い出し、真空状態にするワインストッパーも、ワインを保存するうえで便利なアイテムです。
再度飲みたいときに外す手間がなくなる、注ぎ口がついたタイプなど、機能性やデザイン性をもとに選ぶのも良いでしょう。
料理に使う
赤ワインはデミグラスソースやカレーを煮込む際に加えると、味に深みが出て美味しく食べられます。
肉や魚の臭みも抑えられますが、お子さまが食べる場合はしっかりと加熱してアルコール分を飛ばしておく必要があります。
美味しいワインをおうちで楽しもう
おうち時間が長くなったことで、家飲み需要が高まっている近年。美味しいワインをゆっくりと楽しめる今だからこそ、ワインの開栓方法や保存方法をあらためて知っておいても良いでしょう。
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