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こども

【大切にしてもらうために】子どもにぬいぐるみを贈る前に知っておきたいポイント

ぬいぐるみの写真

子どもに贈るおもちゃとして、定番ともいえる「ぬいぐるみ」。ご自身が幼い頃、ぬいぐるみを大切にしていた方も多いのではないでしょうか。

現在はさまざまな材質や大きさ、動物の鳴き声やユニークな動きをするものなど、多種多様なぬいぐるみが販売されています。だからこそ、お子さまにプレゼントしようとした際、何を選ぶべきか悩んでしまうはず。そこで今回は、お子さまにプレゼントするぬいぐるみを選ぶポイントや、長く大切にしてもらうためのお手入れ方法を紹介します。

ぬいぐるみがお子さまに与える効果

ぬいぐるみを抱える女の子

お子さまがぬいぐるみを抱きしめて眠ったり、一緒に遊んでいる様子は微笑ましいもの。しかしぬいぐるみの魅力は、お子さまを可愛く見せてくれるだけではありません。

1.お子さまが安心できる

柔らかく肌触りが良いぬいぐるみは、眠かったり、甘えたいお子さまの心を穏やかにする効果をもっています。

心理学の分野でも「ぬいぐるみセラピー」が研究されているように、ぬいぐるみは人に癒しをもたらします。皆さんも、幼い頃にお気に入りのぬいぐるみを抱きしめて眠るうち、不安が和らいでいた……という経験はありませんか。

もしお子さまが怖い思いをしたとしても、ぬいぐるみがあれば安心して眠ることができます。

2.音や動き、感触により、お子さまの五感が刺激される

生まれて間もない赤ちゃんが日常的に触れ合う相手といえば、家族に限られます。しかし、柔らかくふわふわなぬいぐるみとの接触は、赤ちゃんにとって新たな刺激となるでしょう。

また、近年では、おなかのボタンを押すと光ったり、話し声を真似したりと、さまざまな機能をもったぬいぐるみが続々と登場しています。これらのぬいぐるみには、赤ちゃんの感覚を刺激し、発育を手助けする効果が期待できます。

3.お子さまの想像力を養う

ぬいぐるみで遊んでいる様子

お子さまは手にしたぬいぐるみに対し、名前や性格などを決めることがあります。この行為によりお子さまは想像力を養うほか、ごっこ遊びを通して社会性を学びます。ぬいぐるみとのおままごとで身近な大人の言葉を真似するうち、自然と語彙力が身につくでしょう。

安心して遊ぶためには?押さえておきたいぬいぐるみの選び方

たくさんのぬいぐるみの写真

ぬいぐるみをプレゼントするうえで、最も気になるのは「安全性」です。お子さまが安心して遊べるものを選ぶためにも、気をつけるべきポイントを押さえましょう。

ポイント1.口に入れても安全

ぬいぐるみなどいろんなおもちゃの写真

赤ちゃんは手にしたものを口に入れる傾向にあります。ちぎれた際の誤飲を避けるため、ボタンやプラスチック製のパーツ、リボンなどが使用されているぬいぐるみは避けましょう。また、オーガニックコットンなどの素材が使われているぬいぐるみは、口に入れても安全なだけでなく、繊細な肌の赤ちゃんにもぴったりです。

同様に、赤ちゃんは力の加減が上手くできません。縫製のあまいぬいぐるみは、赤ちゃんがぬいぐるみを噛んだ際に布や綿が飛び出してしまい、誤飲の危険があります。購入前に、しっかりと縫製がされているかチェックしておきましょう。

ポイント2.清潔に保つことができる

食べ物をこぼしたり、公園の砂場に落としてしまったりと、ふとした瞬間にぬいぐるみは汚れていきます。ぬいぐるみは日常的に遊ぶものだからこそ、清潔な状態にしておきたいもの。丸洗いできるぬいぐるみは、衛生面でも安心です。

また、毛足の長い布でできているぬいぐるみは、遊んでいるうちに毛が抜けてしまうほか、埃がつきやすく、汚れやすいという欠点があります。なるべく毛足が短いものを選ぶよう意識しましょう。

ポイント3.お子さまに合った大きさ

ぬいぐるみをプレゼントしようと考えたとき、「大きいぬいぐるみを抱きしめる姿はかわいいかも」とビッグサイズのものを選ぼうとするかもしれません。しかし、お子さまの力で持ち上げられないほどのぬいぐるみだと、倒れてきたときに顔がふさがれてしまうかもしれません。

一方で、口に入ってしまうほど小さいサイズのものは、誤飲のリスクがあります。ぬいぐるみはお子さまの手でつかんだり、持ち運べるサイズのものが最適です。

ぬいぐるみに愛着をもってもらうためのヒント

ぬいぐるみを抱えて寝ている女の子

せっかくプレゼントしたぬいぐるみは、長く大事にしてほしいもの。お子さまが成長しても大切にしてくれるためには、どうすればいいのでしょうか。

周辺のアイテムを贈る

ぬいぐるみによっては、お洋服などの小物が周辺アイテムとして販売されています。ぬいぐるみの着せ替えを通し、「お着替え」という生活習慣が身につくかもしれません。

お洋服や小物を、お母さんやお父さんが作るのも良いでしょう。次に作るものをお子さまと一緒に考えることは、親子間のコミュニケーションにもなります。

そのほかにもベッドやキッチンセットなど、ぬいぐるみと合わせることでごっこ遊びへ発展しやすくなるアイテムも。お子さまがぬいぐるみで長く遊ぶきっかけになるはずです。

汚れたときの手洗い方法

洗濯を連想させる写真

汚れてしまったぬいぐるみは、そのまま放置すると傷んでぼろぼろになってしまいます。また飾っておくだけでも、知らず知らずのうちに室内の埃を集めている……なんてこともあります。定期的にお手入れを行い、きれいなまま遊べるようにしておきましょう。

ぬいぐるみを洗う際は、事前にタグで洗濯表示をチェックします。

手洗いマークがあれば、洗面台や洗い桶、洗面器を使って洗うことができます。まずは付属品を取り外し、表面についた埃を洋服ブラシで払いましょう。その後、洗濯用中性洗剤を溶かしたぬるま湯に浸け、やさしく押し洗いをします。特に汚れている部分は、洗剤を含ませたスポンジで軽く叩くようにすると汚れが落ちやすくなります。

洗剤が残っているとカビの原因になるため、水を数回変えながら、よくすすぎましょう。乾いたタオルで水分を取り除いたら、風通しのいい場所で陰干しします。乾かしながら洋服ブラシでブラッシングすると、ふわっとした質感になります。

一方で、機械部分や電池が内蔵されているぬいぐるみは、丸洗いできません。そんなときはハウスダスト除去スプレーや消臭スプレーをかけ、こまめに陰干ししましょう。

綿のつめ直し

ぬいぐるみの形が崩れていることに気づいたら、綿をつめ直すのがおすすめです。リッパーで糸をほどいて綿を取り除き、新しい綿を詰め直したら、まつり縫いで口を閉じましょう。このとき、綿を少なめにするとくったりとした質感に、多めにすると張りのある質感になります。

ぬいぐるみは、お子さまにとってかけがえのない存在になる

ぬいぐるみを持った笑顔の女の子

ぬいぐるみは、お子さまと毎日を過ごす大切な存在となるでしょう。お子さまがやがて大きくなったときにも、「昔からずっと一緒にいた」と思い出になるアイテムでもあります。

そんなぬいぐるみをプレゼントし、宝物をひとつ増やしてあげてはいかがでしょうか。

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