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【自分で作ったものは長く使いたい!】生地別の洗濯方法とアイロンのかけ方<その2>
【自分で作ったものは長く使いたい!】生地別の洗濯方法とアイロンのかけ方<その1>では、初心者の方でも扱いやすい生地を中心に紹介しましたが、いかがでしたか?
今回は、冬のアイテム作りで使われることの多い、ネル(綿ネル)、デニム、帆布、フリース、ツイード、コーデュロイの特徴や扱い方をまとめました。
<ネル(綿ネル)>
冬の定番アイテム「ネルシャツ(フランネルシャツ)」の素材で、綿で出来たものを綿ネルということもあります。柔らかな手触りで着心地が良く、また保温性が高いことが特徴です。
洗濯機で洗うことができます。ただし、乾燥機で乾かすのは避け、脱水が終わったらすぐに最適な大きさのハンガーにかけましょう。アイロンをかける際は、温度設定を”高”にすることをおすすめします。
<デニム>
藍染めしたたて糸と、白色のよこ糸で織ったものをいい、表面は青色で裏面は白色となっています。丈夫で、色落ちやキズなどのダメージ感が出てもその風合いを楽しめることが特徴です。
洗濯をする際は、色移りすることもあるため、なるべく単独で裏返して洗い、裏返しのまま干すようにしましょう。そのとき、シワなどをきちんと伸ばして干すと乾いたときの仕上がりはキレイです。アイロンをかける際は、温度設定を”高”にすることをおすすめします。
<帆布>
帆船の帆に使われていたことから名前が付いた帆布。分厚いものから薄いものまであり、厚みを号数で表します。1号、2号など数が少ないほど厚手です。濡れても水が浸透しにくく、丈夫であることが特徴で、トートバッグに使われることが多いです。
型崩れや色あせを避けるために、なるべく洗わないほうがいいです。汚れが気になってきた場合、水で薄めた中性洗剤を布に含ませてふき取りましょう。その後、しっかり絞った布で水拭きをしましょう。アイロンをかける際は、温度設定を”高”にすることをおすすめします。
<フリース>
ポリエステルで作られた柔らかい起毛仕上げの繊維素材で、軽くて保温性が高いことが特徴です。
洗濯機で洗うときはドライコースにしましょう。ドライコース以外で洗うと、傷んでしまったりごわごわになったりしてしまいます。また、摩擦に弱く、毛玉が出来たり毛羽だったりしやすいので、裏返してネットに入れることをおすすめします。アイロンをかける際は、温度設定を”中”にしましょう。
<ツイード>
太めの羊毛糸でざっくりと織られた素朴な風合いで厚手のもの。
暖かく防寒性が高いことから、秋冬の素材としてジャケットやコートに使われます。
水に濡れると風合いを損なう可能性があるので、自宅での水洗いは避け、日頃からブラッシングや汚れ落としを心掛け、汚れの定着や摩耗をできるだけ防ぐようにしましょう。
アイロンをかける際は、温度設定を”中”にしましょう。
<コーデュロイ>
表面を毛羽立たせ、縦方向に畝のような凹凸があります。暖かいため、シャツやパンツ、ジャケットなど冬用のファッションアイテムによく使われます。
洗濯機で洗うこともできますが、必ず洗濯ネットを使うようにしてください。干すときは、裏返して形を整え、形崩れしないように注意して干しましょう。アイロンをかける際は、生地の原料によって設定温度が異なります。綿であれば”高”、レーヨンであれば”中””低”に設定し、裏からかけるようにしましょう。
頑張って作ったお気に入りを長持ちさせよう
生地別のお手入れ方法をご紹介しましたが、芯やボタンなど使っている付属品によっては洗えない場合もあります。また、裏地を付けたときは裏地の扱いにも注意しましょう。
生地の特徴やお手入れ方法を知ることは、頑張って作ったもののコンディションを保つのに大きな役割を果たします。きれいな状態でより長く使えるように気を付けてみてはいかがでしょうか。