Brother Project Story

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Mission01 新興国のマーケットを席巻せよ! ニーズをがっちり掴んだ複合機の開発。Mission01の背景ミッションに取り組む先輩社員紹介

Chapter A

未知のマーケットに切り込め。

欧米のSOHO(Small Office/ Home Office)市場を中心にトップクラスのシェアを獲得しているブラザーの複合機。先進国では高い知名度を誇る一方、新興国の市場へのアプローチはこれまで十分にできていなかった。新興国の市場。それは、いわば低価格帯の市場でもある。しかし、これまで先進国を中心に開発してきた多機能かつコンパクト、高付加価値であるブラザーの複合機は、必ずしもそのニーズに応えるものではなかった。中国やインド、ASEAN諸国など、経済成長の著しい国々へ攻め込むために、どんな製品を投入すべきか。そのヒントを探るべく、営業戦略担当の平野は徹底的な市場調査を開始する。

Chapter B

浮かび上がってきたニーズ。

現地にはどんなニーズがあって、どんな環境下で使われているか。中国からはじまり、ベトナムやインドの奥地まで。平野は現地の販売会社と共に顧客に直接アポをとった。足を使ってくまなく調査した結果、優先すべき条件が次第に絞られていった。第一に、求めやすい価格帯であること。第二に、壊れ難く、長く使える製品であること。新興国といってもマーケットは一括りにはできない。トナーのリフィル(詰め替え)が多い国や、リフィルが少なく本体価格が低い国など、傾向も見えてきた。これらをもとに、平野は開発の三輪とタッグを組んで、新製品の企画を進めていった。

Chapter C

砂埃との戦い。コストの壁。

「どうして、ここに砂があるんだ」平野とともに、現地を訪れた際、三輪はその使用環境に愕然とした。屋内にも関わらず、プリンタに砂埃が乗っていた。この過酷な環境下に耐えうるタフさを、最小限のコストで実現する技術が求められる。三輪は現地から採取した埃の成分を分析。同様の埃でも付着しにくいゴムローラーを選定したり、埃が入りにくい構造にした。部品の点数が減れば、価格は下がる。競合の製品を分析するなど、必要最小限のコストの仮設を立てた。開発部隊には機械系の三輪をはじめ、電気系、情報系の技術者も加わった。それぞれが知恵を凝らし、もとの複合機から大幅に部品を減らす事に成功する。

Chapter D

ブラザー「初」の挑戦は、つづく。

そうして、初めて新興国のマーケットにのみ照準を定めたブラザー製品が誕生する日がやってきた。新製品発表会に駆けつけた平野を待っていたのは、現地のディーラーからの賞賛の声だった。待ち遠しかったその日まで「初めて」の連続だった。市場は未開拓、手法も手探り。開発者や品質管理者が現地に足繁く通った。全社一丸となって臨んだプロジェクト。それだけに、この製品は必ず伸びる。その手応えを平野は感じている。プロジェクトを通じて部門同士の一体感もこれまで以上に強くなった。ブラザー「初」の挑戦は、今後一層、ビジネスを加速させていくはずだ。
MISSION COMPLETE!!
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