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【簡単テンプレ付き!】悩める小中高生、親御さん必見!面倒な読書感想文を30分で書き上げるテクニック

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夏休みの宿題の定番である、「読書感想文」。たった原稿用紙2枚程度の作文なのに、毎年これに悩まされている学生は多いのではないでしょうか。

「読書感想文」は、小学校から中学校、高校でも宿題に課せられることが多々ありますが、しっかりと書き方を教えてくれる学校は、意外に少ないようです。お子さんが「読書感想文」に苦戦していたら、これを参考に、かっこよくアドバイスしてみてください。

好きな本を選ぶことが、感想文を書くのを難しくする?

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実は本には、感想文を書きやすい本と、書きにくい本があります。

一般的に、主人公に共感できるような物語が、感想文には向いています。書く人(子ども)と主人公がリンクするような内容は、僕ならば…、私ならば…、と感情移入ができ、感想を考えやすいのです。

対して、推理小説や冒険ものなどは、感想文を書きにくいと言われます。読んでおもしろい本と、感想文を書きやすい本は必ずしも一致しない、ということですね。また、名作と呼ばれるような作品は、読みが甘いと思わせるだけの結果になったり、主人公に共感できなくて考えづらくなったりする場合があります。

とは言うものの、本選びで最も重要なのは、本に興味が向くこと。感情移入できそうな本を選ぶことを前提として、興味を持てる本を選ぶようにしましょう。

本を読む時は、「読書メモを取りながら」が基本!

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一読しただけでは、案外、細かいところまで覚えていないものです。気になった部分が何ページだったのか探すのに時間がかかってしまっては、時間の無駄ですよね。

本を読みながら、気になったところには目印をつけておきましょう。付箋(ふせん)を貼るなどして、おもしろいと感じた部分、感動した場面、心に響いたセリフなど、何かを感じた部分をマークしておきます。それと同時に、なぜ気になったか、読んだ時どう思ったか、などを別紙にメモしておきます。これが読書メモです。

読書メモは、感想文に必要そうなネタを選んで、構成を考える時に役立ちます。そして何より、読んだ瞬間に感じたリアルな気持ちを、忘れずに感想文に取り入れることができるのです。

読書感想文の定番は、四段落の構成

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闇雲に書き始めると、まとまらない文章になりがちです。伝えたいことがはっきりした感想文に仕上げるため、全体の見通しを立ててから、書き始めましょう。

今回は、読書感想文で定番の「四段落構成」を、例文と共に紹介します。

1. 第一段落…オープニング

全体の分量の10%ほどを目安に、本を選んだ理由や、本を読む前の自分について書きます。ワンランク上の感想文は、出だしが特に優れています。感想文を読む相手の興味をくすぐるようなオープニングを目指しましょう。

<例文>
・私にとって「家族」とは、生まれた時から私を囲んでいる当たり前のものでした。しかし『○○○』の主人公・ユミにとっては、決してそうではありませんでした。

・サッカーの練習が終わったあと、駅前にある本屋の前を通りかかると、店頭に積まれている一冊の本が目に留まった。学生服の男子がサッカーボールに足を乗せている、爽やかなイラストが表紙に描かれた本だ。

2. 第二段落…あらすじ

次に、ざっくりと本の内容をまとめましょう。分量は10%程度です。

感想文のつもりが本の紹介文になってしまうこともあるため、あらすじはひたすら簡潔に、場合によってはカットしても構いません。その本を知らない人のための予備知識、くらいに考えましょう。

<例文>
「○○○」は、ひっこみじあんだった中学生のタクヤが△△△部に入って、少しずつ変わっていく物語だ。

・この本は、作者が実際に体験した出来事を書いたノンフィクションです。○○○のことがリアルに描かれていて、読んでいて辛くなるような場面もありました。

3. 第三段落…感想

感想文のメインとなる部分です。分量は60%ほどが目安です。

ここで読書メモの出番となります。気になった部分について、なぜ気になったのか、その時どう感じたのか、自分の気持ちを主体に書きます。この際、見どころを並べるだけにならないように注意しましょう。すべてを書こうとせず、読書メモをもとに、特に感情が動いた箇所をいくつかピックアップして、感想を丁寧に書きます。

<例文>
・みんなが見て見ぬふりをしていた中、声を震わせながら正しい発言していた勇樹の姿が、今でも忘れられません。きっと私がその場にいたら、他のクラスメイトと同じように、本当は悪いことだとわかっていながら、知らんぷりをしていたと思います

・決勝戦の前の日、キャプテンが言った「もし…でも、俺たちは…しようぜ」というセリフが、この物語でいちばん僕の心に響いた。

・私がいちばん好きな登場人物は○○○だ。なぜなら、私と○○○は立場も考え方も似ていて、共感できるからだ。

4. 第四段落…まとめ

最後に、20%ほどの分量で、まとめを書きます。本を読んで学んだことや、読んだ後の自分の変化、それをどう生かしていくか、というような内容を書くとよいでしょう。

本の推薦文ではないので、オススメ、たくさんの人に読んでもらいたい、というような、本を評価する文章は必要ありません。本が自分自身にどんな影響を与えたかをしっかり書いて、感想文を締めましょう。

<例文>
・私はこの作品を読むまで、○○○の重要さについて、考えたこともありませんでした。しかし、今は違います。当然のようにある○○○が、実は…であることを学びました。

・私は、困難に立ち向かう時、○○○のように、強い意志とその先にあるものを目指して、一歩ずつ進んでいきたいと思った。

これが、読書感想文を書くための「四段落構成」です。
読書メモとこの構成を参考に感想文を書けば、内容もしっかりする上に、最後までスムーズにまとめられるでしょう。

最終チェックで、誤字脱字・ミスのない作文に

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さて、とりあえず書き終えれば一安心。ですが、最後の読み直しを忘れずに行いましょう。

夢中で書いていると、文章や言葉の間違いに気づかないことがしばしばあります。まずは自分で一度読んだあと、お父さんやお母さんが最終チェックをすれば、良い読書感想文の完成となるでしょう。

書きやすい本を選び、メモを取ることが読書感想文の基本!

読書感想文の書き方について、具体的な構成や例文を紹介しながら解説してきました。

いったんコツを覚えてしまえば、夏休みの宿題の難関、読書感想文も意外と楽にクリアできてしまうかもしれません。新学期の直前に焦らなくて済むように、早めに宿題を終わらせて、楽しい夏を過ごしましょう。

ブラザープリントテラスでは、読書感想文の提出にも使用できる、原稿用紙のダウンロードをすることができます。ぜひ、利用してみてください。

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