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【手紙の印象を変える】春の挨拶に使える「美しい季語」10選

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春は始まりの季節ということで、新居へお引っ越しをする予定の方や、お子さんが進学するといった方もいらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、そんな新年度のご報告にも使える春らしい手紙の書き出しをご紹介していきます。さりげなく使うことで大人らしさを演出できるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

1. 花冷え(はなびえ)

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意味:桜が咲く頃に寒さが戻ること。その寒さ。
用例:「花冷えの日が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。」

「花冷え」はまだ少し肌寒さが残る、3月下旬から4月上旬のお花見の時期に使われる言葉です。お酒好きの方などは「花冷えの日本酒」などという表現に使うことがあります。

2. 春眠(しゅんみん)

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意味:眠りが心地よく、明け方になっても目が覚めないさま。
用例:「春眠が心地良い季節となりましたね。」

「春眠」は3月中旬から4月上旬まで使われます。この言葉の語源は、中国の詩人である孟浩然(もうこうねん)の「春眠不覚暁(しゅんみんあかつきをおぼえず)」という詩の一説からきています。現代語に訳すと「春の眠りは朝が来たのもわからない」という意味で、気持ちのよい春の様子を表現しています。

3. 陽春(ようしゅん)

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意味:陽気に満ちた暖かい春のこと。
用例:「陽春の候、いかがお過ごしですか。」

「陽春」は読んで字のごとく、ポカポカとした暖かい気候を表した言葉で、主に4月上旬から下旬まで使われます。ビジネスメールなどでも使えるので、新年度の挨拶に入れてみてはいかがでしょうか。

4. 花の便り(はなのたより)

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意味:花が咲いたという音信。花が咲いたついで。
用例:「花の便りが聞かれる頃となりました。」

「花の便り」は桜を中心とした春を象徴した言葉で、4月の桜が咲く頃に使われます。古くから和歌の季語にも多く用いられていました。

5. 惜春(せきしゅん)

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意味:春が過ぎて行くのを惜しむこと。
用例:「惜春の候、お変わりございませんか。」

「惜春」は行く春を惜しむ気持ちを表しています。また他の意味として青春を惜しむという意味もあります。主に4月中旬から下旬にかけて使われます。

6. 菜種梅雨(なたねづゆ)

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意味:季節の変わり目に降る梅雨のような長雨のこと。
用例:「菜種梅雨も明け、日に日に暖かくなって参りました。」

「菜種梅雨」は菜の花の咲いている時期に降り続く雨のことで、主に3月下旬から4月上旬にかけて使われる言葉です。ちなみに「春雨(はるさめ)」はこの頃の雨のことを指します。

7. 花曇り(はなぐもり)

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意味:桜の咲く頃の曇天のこと。
用例:「花曇りの昨今、益々ご健勝のほどお喜び申し上げます。」

「花曇り」は桜が咲く頃に空が曇っている天気のことで、3月下旬から4月上旬に使われるのが一般的です。同じような意味の表現で「養花天(ようかてん)」という言い回しもあります。

8. 陽炎(かげろう)

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意味:春の天気の良い日に地面から出る炎のような揺らめき。
用例:「陽炎もえる季節、益々のご発展のほどお喜び申し上げます。」

現在では夏の道路などで見られる蜃気楼の意味で使われることが多い「陽炎」という言葉ですが、うららかな日に野原などに立ちのぼるものとして、古くは春の季語として親しまれてきました。

9. 新緑(しんりょく)

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意味:艶やかな若葉。草木の芽吹く季節のこと。
用例:「新緑がまぶしい季節となりましたね。」

「新緑」は春から初夏にかけ、冬枯れの木々が芽吹き鮮やかな緑色となる現象のことで、主に5月の挨拶として「新緑の候」などと用いられます。

10. 薫風(くんぷう)

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意味:若葉の香りを漂わせて吹く風のこと。
用例:「薫風の候、益々ご清栄のこととお喜び申し上げます。」

「薫風」は緑の香りを含んだ心地のよい風のことで、5月の季語として用いられます。春から夏への移り変わり始める初夏の挨拶として覚えておくとよいでしょう。

「結びの言葉」には心遣いを忘れずに

今回は手紙の書き出しに便利な春の季語をご紹介しました。お手紙の最後には、「季節の変わり目なので体調にお気をつけて」など心遣いの言葉もお忘れなく。

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