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活用講座 【第1回】カメラをイチから学びたい人のスキル講座(人物編)

【第1回】カメラをイチから学びたい人のスキル講座(人物編)

カメラはよく使うけど、なかなか自分の思った通りの写真が撮れない…。なんてことはありませんか?でもちょっとしたコツを覚えておくことで、綺麗な写真に仕上げることができるのです!

簡単な撮影のコツは"上手に"写真を撮るための、たった8つのポイントの記事でもお伝えしましたが、改めてテーマ別の連載形式にて、カメラテクニックをお伝えします。今回は人物ポートレートで誰でも簡単に使えるカメラテクニックを7つご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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1. 手前側の目にピントを合わせる

手前側の目にピントを合わせる

ポートレートの基本は、手前の目にピントを合わせることです。背景をぼかして人物を引き立たせるのがポートレートの王道ですが、「絞りを開ける」、「望遠レンズを使う」など、ぼかすための要素を多く盛り込むほど、ピンボケによる失敗のリスクも高くなります。

一見うまく撮れた写真も、しっかりピントがあっていないと失敗に見えてしまいます。もちろん、相手が動くことがあれば、ピント合わせの難易度は高くなるので、慎重にピントを合わせるようにしましょう。

2. 「顔認識」にして、露出補正を簡単に行う

「顔認識」にして、露出補正を簡単に行う

「顔認識」や「顔検出」機能があるカメラでは、人物の顔を認識してピントを合わせるだけではなく、顔を基準に露出を決めてくれます。

背景が影響して人物が暗く写りそうな状況でも問題なく撮れたり、露出補正が必要になっても微調整するだけで済んだりするので、撮影を楽に行うことができます。

3. 副題をぼかすことで、主題を目立たせる

副題をぼかすことで、主題を目立たせる

絞りを開けてピントの合う範囲を浅くすると、ピントを合わせた被写体に視線を誘導させ、結果として主題を目立たせる効果が生まれます。

例えば、上の写真の副題はケーキですが、主題の男の子を目立たせるためにケーキの形がわかる程度にぼかしています。どれだけ見せたいかを考えながら、絞りを決めるようにするとよいでしょう。

4. 顔をアップで撮影するときは、ぼかしすぎないように注意する

顔をアップで撮影するときは、ぼかしすぎないように注意する

絞りの設定に正解はありませんが、ポートレートだからといって、いつも絞りを開けて撮るのは避けましょう。度を超えたボケは不自然な写真を生み出してしまいます。

至近距離で撮影するほどボケは大きくなるので、顔をアップで撮影する際は、手前の目にピントを合わせたら、被写体が引き立つように適切な絞りを選びましょう。

5. 背景の色や模様を意識する

背景の色や模様を意識する

絞りや距離で背景の写りが変わるのはもちろんですが、背景の絵柄によってもボケの印象は変わってきます。例えば、レンガの壁や樹木の緑をバックにすると、陰影でボケによる効果がより顕著に現れます。

逆に陰影や模様のない白壁や青空を背景にすると、ボケていても画面上の様子はほとんど変わらないように見えます。

6. きれいな背景なら「見せる」ことも考える

きれいな背景なら「見せる」ことも考える

奥行きをつけてフレーミングしたときや、背景がきれいでぼかす必要がないと判断したときは、絞りを絞って撮影してみましょう。

ポートレート撮影では、背景を「ぼかす」「生かす」を使い分けることで表現に幅を出すことができます。

7. 「前ボケ」を取り入れてアクセントを付ける

「前ボケ」を取り入れてアクセントを付ける

前ボケとは、被写体とカメラの間の部分のボケのこと。一般的には、手前にぼける何かを置いて画面に奥行きを出したり、アクセントにしたりするテクニックのことを指します。

背景のボケはレンズを向ければ特に意識しなくても写りますが、前景のボケ(前ボケ)は意図しないと、画面には入ってきません。なお、ピント位置に対して同距離であれば、背景ボケよりも前ボケのほうが大きくボケます。

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コツを押さえて、カメラをより楽しく!

いかがでしたか?今回紹介した7つのテクニックを押さえれば、自分のイメージした人物写真により近づけることができるはずです。

次回は、「風景写真」を上手に撮影するためのコツをお届けします。お楽しみに!

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