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【原因は“姿勢”にある!?】「最近、集中が続かない」のは衰えのせい?

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「長時間集中して、資料に目を通すことができない」「PCの画面をずっと見ていると、どっと疲れる」。若い時はまったく気にならなかった、"集中力"の衰え。感じている方はいませんか?

実はその原因はあなた自身の"姿勢"にあったのです。人間の脳について研究し数々の著書を残している東京大学教授の池谷裕二さんの言葉を参考に、今回は集中力と姿勢の関係について紐解いていきます。

集中するために大事なのは"姿勢"だった!

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集中力と聞くと"脳の働き"が連想されるかもしれませんが、池谷さんによると真に重要なのは"姿勢"だそうです。姿勢が悪いと、重力で下に落ちようとする頭を支えるため、首、肩、背中に負荷がかかりやすくなります。また猫背だと胸部が圧迫されることで呼吸が浅くなり、血液循環が悪化。脳に行き渡る酸素の量が少なくなってしまいます。この酸素量の低下が集中力の低下につながります。

「集中力の持続が短くなるのは、脳が衰えているのではなく、姿勢を維持できないせいだ」と池谷さんは言います。そしてその姿勢を保つために必要不可欠なのが"筋力"なのです。

加齢により感じる筋力の衰え=集中力の衰え

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加齢により筋力の衰えを感じたことのある方は多いのではないでしょうか。少しの距離を歩いて移動しただけでも翌日足の張りを感じたり、重いものを運ぶのに一苦労したり……筋力が衰えると正しい姿勢を維持することが難しくなります。

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例えば骨盤を支える筋肉、腸腰筋が衰えると猫背になりやすくなります。この腸腰筋は普段あまり歩かない人が年齢と共に衰えやすい筋肉です。

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また、加齢による筋肉量の減少に伴い、特に弱まるのが大腿四頭筋です。立ち上がりや歩行、バランス感覚に関わる筋肉であるため、正しい姿勢を保つためには意識して鍛える必要があります。

運動によって姿勢を支える筋力をつける

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では、姿勢をただすための筋力維持はどうしたら良いのでしょうか。

一番は、やはり運動です。加齢によって衰えやすい足腰の筋肉を鍛えるために、ランニングの習慣をつけると良いでしょう。一般に「運動不足でない条件」とされる、週3回30分以上の有酸素運動を目安としてみましょう。いきなり高負荷なランニングがキツいという方や、体力的に厳しいという方は、ウォーキングでも可。とにかく足腰の筋肉に継続的に負荷を与えることが重要です。

ほかにも姿勢維持のためには、ストレッチをして体のゆがみを正したり筋肉の張りをほぐしたりという方法もあります。ただし、加齢に伴う絶対的な筋肉量の減少はストレッチだけではカバーできないので、積極的に運動するよう心掛けましょう。
また、カレンダーやメモ帳に運動する日を書いておけば、長い期間で計画的にスケジュールを立てることができます。筋力維持のため、継続的に運動を怠らないようにすることが大事です。

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