株式会社大洋製作所様

多品種小ロットの製品を高品質・高効率・短納期で

株式会社大洋製作所様(本社・静岡県浜松市)

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株式会社大洋製作所様(静岡県、宮地信晴社長)は、多品種小ロットの製品を高品質・高効率・短納期で1ロット数個から数千個、600以上アイテムにも及ぶ製品を高能率で加工し、大手輸送機器メーカーから絶大の信頼を得ている。

宮地良次会長(左)、宮地信晴社長(右)

同社は1939年創業、61年設立。当初は浜松の地場産業でもあったオートバイ部品加工からスタート。その後船外機部品の生産へ進み、現在はマリン製品(船外機、水上オートバイ)を中心にモーターサイクル、オートモービル関連の加工も受託、総合的な切削加工を展開している。また強力な協業ネットワークにより鋳造、加工、表面処理、組み立てまでのワンストップサービスも強み。

#30マシンを駆使し、高速・高精度加工を実現

工場に入り驚かされるのが、ずらりと並ぶブラザー製タッピングセンターおよびマシニングセンタ。現在本社工場には53台、熊本工場でも23台が稼働、高速加工を支えている。
同社がブラザー製タッピングセンター「TC-211」を導入したのは1985年7月。同シリーズの市販初回生産マシンだった。
「ブラザー瑞穂工場で開催された代理店向けの展示会に、機械工具商社の三賀(本社浜松市、社長杉浦氏)さんと参加し、その場で導入を即決した。当時工場内では、職人が汎用旋盤、フライス盤、ボール盤などで加工していた頃、タッピングセンターの高速穴あけ、タッピングの実力にほれ込んだ。ワークもアルミ鋳造部品が中心と言う事もあり、軽切削・高速加工に最適と導入を決めた」という宮地良次会長。
その後NC機や#40マシニングセンタなども導入し、生産性を向上させてきたが、宮地会長の頭の中では「#30マシンを使いこなし、速い加工、コスト低減」をユーザーにアピールしたいという気持ちが膨らみ、その後ブラザー製マシンへの切り替えを進め、現在の53台が稼働する工場となった。「私が入社した12年前にはまだ#40マシンが8台あったが、その後ブラザー製#30マシンに次々と切り替わり、先日最後の#40マシンが#30マシン(ブラザーSPEEDIO)に置き換わった」と宮地信晴社長は振り返る。

#30マシンを駆使し、高速・高精度加工を実現

独自の加工ノウハウとアイデアで、メーカー推奨値の上を行く加工を実現

高速穴あけ、タップ加工では絶対的な実力を発揮したタッピングセンター。ただ導入時には加工能力に不満もあったとか。「加工ワークサイズは□600mmから□20mm。加工工程も穴あけ、タップだけでなくフライス加工もあったが、初期のタッピングセンターはフライス加工が弱かった。引き目などの関係からφ300mmのフライスで1発加工したいワークもあったが、当時は最大でφ120mmのフライスまでしかできなかった」(宮地良次会長)
そこで機械工具商社を頼み、φ300mmながら穴抜きによる軽量化や独自の刃先形状のフライスを製作してもらい、効率加工を実現。切粉対策ではねじれ形状のバニシングドリルを設計し、効果を上げた。
また徹底した外段取りによるシンプル段取り、段取りレスの追求も同社の特長。現場では、数十秒から数分で1つの部品加工を完了、すぐ次の部品を機械に載せ加工に移るため治具の交換が頻繁に行われる。外段取りでスピードアップを図るため、同社は機械に搭載された回転テーブルのベースには全て基準穴をあけ、治具の基準穴と合わせるだけで、簡単・高精度に位置決めができるようにしており、さらに機械の故障などに際しても別の機械に治具を載せ替えるだけで、迅速に対応が可能とのこと。治具やホルダの保管にはロータリーストッカーを活用し、省段取りサポート体制を整えている。

ロボットと旋盤&マシニングセンタと組合せ、無人加工にもチャレンジ

今年同社が導入した設備が、NC旋盤2台とマシニングセンタを自走式ロボットでつなぎ、無人加工を行うシステム。
「10年前から自動車部品の受注も増加。量の多いものはロボットと複合機、マシニングセンタを組み合わせたシステムで効率加工にチャレンジ。当社は1直体制で操業を行っており、ロボットシステムの導入で1.5直位を実現できた。今後も増やしていきたい」と宮地信晴社長は意欲を見せている。

ずらりと並ぶブラザー製タッピングセンターおよびマシニングセンタ

メーカーからの発信、提案を期待

今後については「これから国内生産で求められるのは一歩先行く、差別化技術。ロボットやIT活用もその一つ。マシンでは複合機のニーズが高まると思う。わが社もアルミ多種少量部品を中心に、少し高精度で高利益を確保できる分野を模索中。試作品などもその一つ。精密加工や難削材加工など、顧客の中からその依頼が増えればチャレンジしていきたい」(宮地信晴社長)とのこと。
「ロボット化やIoTによる管理などはますます進むと思う。機械と同じメーカーのロボットであれば簡単にシステム化が図れる。ブラザーさんでも検討してもらいたい。また機械では複合機は多種少量生産には欠かせない。メーカーからもっと技術ノウハウなども提案してもらい、メリットを享受したい。今後もブラザー製品と一緒に成長していきたいので、IoTによるノウハウのデータ化なども期待している。」と今後の展望を語った。

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