同和工業株式会社様

複雑形状の商用車部品加工で躍進

同和工業株式会社様 (本社・栃木市)

同和工業株式会社様
岡明宏社長

いすゞ自動車の協力会社として、トラックなど商用車の部品加工を行う同和工業株式会社様(栃木県)。創業以来65年にわたり培ってきた加工ノウハウは、同業他社の追随を許さない強みを持つ。


岡明宏社長は2代目。創業者で父親でもある岡季明氏から経営を引き継いだのが2009年。文系だが、経営学を学んだ経験を生かし、経営システムの強化など安定経営に力を入れている。
「当社は技術スタッフが揃っているので、安心して経営に専念できる」
本社のある栃木工場は従業員約140名。ほかに新潟工場では約30名が働く。加工品目は、フライホイールハウジング、ギアケース、マニホールド、エンジンフットなどのエンジン部品 、シフトアーム、シフトブロックなどのミッション部品 、トラニオンブラケット、スプリングシート、トラニオンシャフト、サイドプレートなど機構部品 で総数約500アイテム。月産は部品によって異なるが最大でも1万個で、乗用車部品と異なり多品種中量生産だ。

"小さくて力持ち" ブラザー製小型マシニングセンタ52台

同和工業株式会社様で稼働する工作機械は150台を超えるが、主役は主軸#30クラスのブラザー工業製小型マシニングセンタ52台だ。1980年代後半に10台を導入したのをきっかけに、年々増設していった。トランスミッション部品、サスペンション部品などのうち、小型サイズを受け持つのがブラザー機。
「大・中型機はメーカーに変遷があったが、小型機はゆるぎなくブラザーが君臨し続けている」

2006年に増設した第2工場は、文字通りブラザーマシンショップ。3年前に新設したラインは3台のTC-R2B(パレットチェンジャー付き)で構成。従来は6台を必要としていた鋳造品の3工程を、ジグも工夫してこなす。14年8月に導入したS500X1は、ブラザー自慢の高トルク仕様機で、瞬間最大90Nmが売り。
「当社が望んでいたワンランク上のクラスに匹敵する性能で、ライン設計の幅が広がった」という。
TC-S2DN-Oも#30機ながら、#50に匹敵するテーブルを持ち、他社のマシニングセンタから置き換えた。「ブラザーは、小さくて力持ちを地で行く」と岡社長も満足げだ。

ブラザー工業製小型MCがズラリ

なぜブラザーなのか - 答えは明瞭だ。「故障がない、使い勝手がいい、速く加工できる、操作がしやすい」。
同社が手がける部品の多くは、複雑形状のためクランプが難しく、他社が敬遠しがち。このためいすゞの大型トランスミッション部品は、ほぼ全量を同社が加工しているほどの実力を持つ。

ロボットの導入も課題のひとつ。現在は高周波焼入れや重量物のハンドリングなど、労働安全の観点から一部採用しているが、今後は省人化を目的とする加工ラインへの投入も計画している。
しかし、これまで国内生産を続けていたトラックメーカーも、海外生産にシフトしつつあり「今後は受注が目減りする可能性も考えなければならない」と岡社長。「だからこそ、より難しい部品加工にも挑戦しないと生き残れない」
今年4月にはTPM活動をキックオフし、生産性向上、品質改善、納期短縮などに全員参加で取り組みはじめた。さらに将来は、社会に貢献できるモノづくりにも視野を置き、「従業員一人ひとりが楽しく仕事ができる環境づくりをめざしたい」と先を見据えている。

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