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地球温暖化防止への取り組み

ブラザー工業株式会社【日本】

太陽光発電システムや各種省エネ対策でCO2排出量を年間約410t削減

屋根に設置した採光用の透明板
屋根に設置した採光用の透明板
空気を循環させるシステムの送風機
空気を循環させるシステムの送風機

工業用ミシン・産業機器分野の研究開発、生産、間接部門の機能などを担うブラザー工業刈谷工場に、さまざまな省エネ対策を施した新棟(第4、5工場)を竣工し、2009年4月より稼動を開始しました。主な省エネ対策は下記の通りですが、稼動直後に事務所内の照明について、さらに効率を上げる方策として個別スイッチ(紐)を取り付けて消灯を徹底するなど新たな取り組みも始めました。

<刈谷工場の主な省エネ対策>

  • ・外気温が上昇しても室内温度が上がらないように、断熱壁、断熱ガラス、屋根の断熱塗装を採用
  • ・自然光を取り入れるため、屋根に採光用の透明板を設置
  • ・インバータータイプのコンプレッサーを採用
  • ・天井や壁の高いところから風を送ることで空気を循環させるシステムを導入し、空調機の暖気や冷気が上に逃げるのを防ぐとともに、室内の温度を安定させ、組立や加工の精度を維持

さらに新棟の横には、発電能力約100kWの太陽光発電システムを設置。これらによって従来の工場に比べて年間約410tのCO2排出量の削減ができる設備としました。なお、瑞穂工場では2002年から同規模の太陽光発電システムが稼動しており、刈谷工場とあわせ2009年度の年間総発電量は231MWhです。刈谷工場の太陽光発電システムは、瑞穂工場に比べて約18%効率がよくなりました。

ブラザーインターナショナルコーポレーション (U.S.A.) 【南北アメリカ】

さまざまな対策を組み合わせて大幅な省エネを実現

倉庫エリア天井に設置された特大扇風機
倉庫エリア天井に設置された特大扇風機
熱吸収を最小に抑える反射熱可塑性屋根
熱吸収を最小に抑える反射熱可塑性屋根

ブラザーインターナショナルコーポレーション (U.S.A.) (以下、BIC(USA))の施設「ブラザー・テネシー」は、エネルギー消費を抑えるために、建物内全体の温度と照明を制御するコンピュータシステムを導入しています。

2009年度は、照明の自動消灯に加え、3台ある冷房装置の運転時間の調整により、70万2,000kWhの電力を節約しました。秋には、冷房用のエネルギーを削減するため、屋根の熱吸収を最小化して最大80%の太陽光を反射する「反射熱可塑性屋根」に取り替えました。2010年度には、夏季の温度設定(華氏)を前年に比べて、オフィスエリアで3度、倉庫エリアで4度上げました。

また、倉庫エリアでは天井に特大の扇風機を設置し、夏季には従業員がより涼しく感じられるように、冬季には暖かい空気を床面に循環させることで暖房効率を上げ、ボイラーの燃料消費量を抑えています。BIC(USA)は、今後もさまざまな工夫を積み重ねながら継続的にCO2排出量の削減に取り組んでいきます。

ブラザーインダストリーズ (U.K.) Ltd.【ヨーロッパ】

7つの施策で112トンのCO2排出量を削減

ブラザーインダストリーズ(U.K.)Ltd.では、2010年度に、汚れた古い天窓を明るい天窓に入れ替えたり、トナーを抽出する工程にインバーター電源を採用したり、照明器具には人感センサーを設置し、ガスヒーターにはタイマーを設置するなど、エネルギーを効率よく使うための7つの施策を実施し、112トンのCO2排出量を削減することができました。

改修前の古い天窓
改修前の古い天窓
天窓の改修で明るくなった工場
天窓の改修で明るくなった工場

ブラザーU.K. Ltd.【ヨーロッパ】

環境負荷の大幅削減が評価され「クイーンズアワード」を受賞

LED照明導入前のコールセンター
LED照明導入前のコールセンター
LED照明導入後のコールセンター
LED照明導入後のコールセンター

ブラザーU.K.(以下、BUK)は、環境負荷の継続的な削減に向け、さまざまな取り組みを進めています。

2009年度は、2つのビルに分散していたオフィスを1つのビルに集約するとともに、2階のオフィスを大幅に改修しました。改修にあたっては省エネ性に優れた機器の導入を重点に置き、人感センサー付き照明の採用をはじめ、蛍光灯・ボイラー・自動販売機などを高効率な機種に置き換えました。これにより2008年度比で、CO2排出量53t、電力量12%、紙の使用量40%を削減しました。

2010年度は、さらに79%のエネルギー使用量削減を目指し、1階コールセンターの照明器具に、寿命が長く、水銀や重金属を含まず、リサイクルが容易なLED照明を導入しました。

こうした取り組みの結果、BUKは過去5年間のエネルギー使用量半減と厳格なリサイクルによる「埋め立てごみゼロ」を達成し、2011年4月、イギリスで最も権威ある「クイーンズアワード*」を受賞しました。BUKは、今後もこのレベルを維持するとともに、さらなる省エネ対策に取り組んでいきます。

  • *: 持続可能な発展性がある傑出した英国企業に対し、エリザベス女王から直々に与えられる賞。

ブラザーフランスSAS【ヨーロッパ】

お客様と環境のためにダブルデッキトレーラーを導入

2段に積荷
2段に積荷

ブラザーフランスSASでは、ビジネスパートナーからの要望に応えつつ、輸送効率を向上させ、CO2排出量を低減するため、物流会社の協力のもと、ダブルデッキトレーラーを導入しました。これにより、通常のトレーラーと比較して46%のCO2排出量削減を達成しました。

珠海兄弟工業有限公司【アジア/中近東】

省エネモデル工場を目指しCO2排出量削減活動を展開

珠海兄弟工業有限公司では、コンプレッサーのインバーター化や高効率照明への切り替えなどによる電力使用量の削減、厨房でのガス釜から電気釜への切り替えを行い、ガス使用量を削減しました。これらの取り組みを含む、2009年度のCO2排出量の削減率は2006年度比14.1%を達成しました。今後はさらなる電力使用量の低減を目指し、水冷式エアコン室外機のポンプのインバーター化、工場屋上の断熱処理、変圧器の油式から乾式への変更などに取り組んでいく予定です。

兄弟機械(西安)有限公司【アジア/中近東】

ムダの徹底排除で、2006年度比約32%のCO2排出量削減を達成

旧兄弟ミシン(西安)有限公司では、2010年に2006年度比でCO2排出量を8%以上低減する目標を設定し、省エネ活動に取り組んできました。2007年度に、コンプレッサーを高効率のインバータータイプに入れ替えるとともに、一部の生産ラインにおいて高効率照明を導入。2008年度には、コンプレッサーの省エネに効果的な「エア漏れ撲滅活動」を、2009年度は休止時における加工設備の消費電力削減の改善を行いました。
この結果、2009年度は目標を大きく上回り、2006年度比で約32%のCO2排出量削減を達成できました。
2010年6月に兄弟ミシン(西安)有限公司と西安兄弟標準工業有限公司は合併し、兄弟機械(西安)有限公司となりました。
部品調達や検査機能が増加するなど業務形態が変わる中、ムダの再点検や省エネ改善に取り組み、2010年度のCO2排出量削減目標を達成する計画です。

兄弟高科技(深圳)有限公司【アジア/中近東】

広さ5,025平方メートルの屋上緑化で空調の電気使用量を削減

緑化面積はテニスコート19面強
緑化面積はテニスコート19面強
緑化面積はテニスコート19面強

亜熱帯海洋性気候に属する深圳市にある兄弟高科技(深圳)有限公司(以下、BTSL)では、最上階の温度を下げることを目的として、2010年8月より工場の屋上緑化活動を開始しました。
BTSLでは、広く一般に屋上緑化に利用されている在来種の佛甲草を工場の屋上(広さ5,025平方メートル)に植えました。見た目が翡翠のように美しい佛甲草は、葉や茎に水分を貯える多肉植物で、環境耐性が強い常緑の多年草です。佛甲草は断熱効果のみならず、ほこりを吸着する能力が他の植物の約8.5倍、二酸化炭素の吸収に加え酸素を放出する能力が他の植物の約30倍と生態環境の改善効果も期待される植物です。
屋上緑化の結果、最上階の室温が1~3度(摂氏)下がり、空調の電気使用量削減につながっています。

兄弟工業(深圳)有限公司【アジア/中近東】

従業員全員で省エネ活動を展開

兄弟工業(深圳)有限公司では、各種省エネ設備の導入、技術改善活動が一通り完了したため、2009年度は従業員の環境意識の向上と自発的かつ全社的なムダの削減に取り組みました。
そこでは、ブラザーエコポイント活動の導入や総経理のメッセージなどを通して、CO2排出量の削減推進には従業員一人ひとりの努力や省エネ行動の必要性が理解され、省エネ提案も従業員からあがるようになりました。階段の照明をセンサーコントロール付きに替え、省エネ給湯器への入れ替えも順次行いました。また各職場の照度の標準化を行い、レイアウト変更時には照度の再測定を実施し、照明設置場所の再点検を行うことをルール化しました。人のいない時の消灯の徹底、パソコンの省エネモード設定、冷房設定温度を26℃とするなどの活動推進により、省エネは従業員全員に周知徹底され、習慣となりました。

台弟工業股份有限公司【アジア/中近東】

コンプレッサーの開閉時間管理と照明のムダ排除を徹底

台弟工業股份有限公司では、塗装洗浄機のコンプレッサーの開閉時間管理の徹底やエアタンクを追加することでコンプレッサーの一次停止を可能にして節電を進め、年間6.08MWhの電力使用量の削減を達成しました。また、照明の設置位置を低く(床面から4.0mを2.8mに変更)して照明数を削減。さらに、照明のスイッチの数を増やし、スイッチ当りの照明範囲を狭く設定して、必要な範囲外の照明のこまめな消灯を励行し、年間132kWhの電力使用量の削減を達成しました。

ブラザーインダストリーズテクノロジー(マレーシア)Sdn. Bhd.【アジア/中近東】

さまざまな省エネ対策で7%の電力消費を削減

ブラザーインダストリーズテクノロジー(マレーシア)では、2009年度にさまざまな省エネ活動に取り組み、前年度比7%の電力消費削減を達成しました。主な活動として、油圧作動の射出成形機の電動タイプへの変更、旧式成形設備(チラー)の撤去、工場統合再編による電力使用量の削減、旧式水冷空調機の撤去、室外照明の省エネタイプへの変更、室内蛍光灯の削減(照度確認・見直し)を実施しました。

ブラザーインダストリーズ(ベトナム)Ltd.【アジア/中近東】

小さな取り組みを積み重ねて電力使用量を大幅に削減

断熱フィルムの設置
断熱フィルムの設置

ブラザーインダストリーズ(ベトナム)では、2009年度に電力使用量を対前年度比30%(売上高比率)の削減を達成しています。2010年度は、さらなる目標として対前年度比5%(売上高比率)削減を設定し、取り組みを推進しました。

照明については、工場すべてのエリアを対象に、1年間で計1,759個の蛍光灯を省エネタイプに切り替えました。また、前年度から継続して蛍光灯ごとに紐スイッチを取り付け、こまめな点灯・消灯を可能にしています。

エアコン使用については、温度管理ルールを設定(冷房設定温度は27℃±3℃)し、昼休みには不在の部屋を、終業5分前には全エアコンの電源を落としています。

また、工場すべての窓に断熱フィルムを貼って室内温度の上昇を抑え、天井近くに換気扇を設置して暖気を強制排出。さらに、空調エリアにビニールカーテンを設置するなどして、空調効率の向上を図っています。

このほか、食堂やロッカーの不要な照明、待機時のパソコンディスプレイ、会社外周の高電圧ランプの電源を落とすなどの対策により、2010年度の電力使用量は対前年度比8%減となり、削減目標を上回りました。

「ディスカバリーチャンネル」が撮影した
ドキュメンタリー映像、ブラザーグループの
地球環境への貢献活動がご覧いただけます。


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