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製品における取り組み

製品のライフサイクルにおける環境配慮

事業活動の全段階における環境配慮

各ステージで環境負荷の削減目標を強化して取り組みを加速

すべての製品において、ライフサイクルのステージごとに環境負荷を削減する取り組みは、ブラザーグループのモノ創りの基本です。

製品のライフサイクルにおける環境配慮

各ステージの環境負荷が密接に関連していることから特定のステージに偏ることなく、全段階で小さな工夫の積み重ねや技術革新を組み合わせる不断の努力が求められます。ブラザーグループは、このような取り組みを事業活動の隅々に浸透させ、お客様に環境配慮製品をお届けする企業であり続けることを目指しています。
特に「ブラザーグループ中期環境行動計画2015」(2011~2015)では、環境配慮設計プロセスやグリーン調達のさらなる強化、CO2排出量や水使用量の削減をはじめとする生産拠点での継続的な環境負荷削減、梱包最適化の推進などによる物流段階でのCO2排出量の削減、製品使用時の省エネ性能のさらなる引き上げ、製品や消耗品のリユース・リサイクル性向上や回収システムの構築など、各ステージにおける削減目標を強化して活動を加速しています。

リフューズ・リデュース・リユース・リフォーム・リサイクル

1 開発・設計

基本方針

ブラザー製品が、

  • ●各国・地域の法律や規制にのっとっているか
  • ●省資源のために小型軽量化されているか
  • ●使用時の省エネルギー性が改善されているか
  • ●EUのRoHS指令、ブラザーグリーン調達基準で定義された有害な化学物質が使われていないか
  • ●使い終わったときにリサイクルしやすい設計か

などを確認しつつ、製品を開発・設計します。製品の生涯を通じた環境配慮を考える場合、この段階でしっかりとした対策を施しておくことが極めて重要です。
また、以下の製品環境アセスメントの重要評価項目については、開発設計の初期段階で目標値を設定するよう設計手順を定めています。特に目標値の設定では、前世代の製品より数値が改善されていることを必須条件としています。

施策

  • ●主要な開発段階で「製品環境アセスメント」を実施し、材料調達から生産、使用、回収・リサイクルに至るまでの製品のライフサイクルを考慮した環境配慮設計を実施。

製品環境アセスメントとLCA(ライフサイクルアセスメント)

ブラザー工業は、材料調達から生産、使用、回収・リサイクルに至るまでの製品のライフサイクルを通し、環境への影響を評価する「製品環境アセスメント」を実施しています。アセスメント評価項目は全部で41項目あり、そのうちの重要評価項目については製品開発段階での改善の実施を義務付けています。

製品環境アセスメント重要評価項目(製品本体および付属品など)

  • ・小型軽量化
  • ・部品のリユース/リサイクル性、分離/分解性、難分解構造の回避、樹脂材質の統合
  • ・生産/使用段階の有害性
  • ・包装材の小型・軽量化、リサイクル性
  • ・材質表示、関連法規制の順守、環境ラベル適合性
製品環境アセスメントの流れ
製品環境アセスメントの流れ

この製品環境アセスメントには、製品のライフサイクルの各段階において「どれだけ環境へ負荷を及ぼすか」を数値データとして定量的に把握する、LCAの手法を取り入れており、製品ごとに環境負荷の特性や改善ポイントの把握、改善効果の確認などを行っています。LCA評価結果は、製品の環境情報として、環境ラベル等取得製品を示したブラザー工業のウェブサイトや(社)産業環境管理協会が管理・運営する「エコリーフ環境ラベル」として公開しています。

また、2007年1月25日より、ブラザー工業の社内イントラネット上で掲載し、各部門やビジネスパートナーと広く共有することで、環境配慮製品の開発を促進しています。

2011年5月現在、43製品のLCA情報を社内公開していますが、今後もLCA手法を活用した製品の環境負荷低減をさらに促進していきます。

リフューズ・リデュース

2 調達

基本方針

製品を形づくる部品や材料が、

  • ●有害な化学物質を含んでいないか
  • ●環境に配慮した生産工程でつくられているか

などの観点から確認し、環境に配慮された部材を優先的に購入します。

施策

  • ●取引先各社と連携しながら、ITを活用した「ブラザーグリーン調達システム」による化学物質のデータ管理、代替部品、材料への切り替えを促進。欧州REACH規則に基づく、高懸念物質候補リスト掲載物質への対応も推進しています。

リデュース・リユース・リフォーム・リサイクル

3 生産

基本方針

ブラザーグループのすべての工場では、ISO 14001に従い、環境マネジメントシステムの中で

  • ●材料やエネルギーのムダのない利用
  • ●排気や排水中の汚染物質の低減
  • ●廃棄物が発生しない工夫
  • ●発生した廃棄物の再利用

などに配慮して製品を生産します。

施策

  • ●各生産拠点で、設備を効率的に稼働させることによって、電力消費を削減し、CO2排出量を低減。
  • ●埋め立てごみゼロ活動を展開。

【事例】 地球温暖化防止への取り組み

刈谷工場の太陽光発電パネル
刈谷工場の太陽光発電パネル

ブラザーグループは、2020年度までに、国内8事業所では1990年度を基準として総排出量で30%のCO2削減、海外生産拠点では2006年度を基準として売上高原単位当たり20%のCO2削減を目標に、さまざまな省エネ対策を行っています。

リフューズ・リデュース・リサイクル

4 包装・物流

基本方針

  • ●製品の包装/廃棄物を可能な限り減らす
  • ●物流/運送時のCO2排出量削減

に努めます。

施策

  • ●包装材の簡易・小型化を推進。
  • ●プリンターやファクス、家庭用ミシンなど、異なる社内カンパニーの製品を混載して同時に輸送。
  • ●配送ルートの継続的な見直し。

【事例】 ハイキューブコンテナーへの対応

ハイキューブコンテナーへの対応

ブラザーグループでは、製品が輸送される際に、従来のコンテナーサイズでも、普及が進む背の高いハイキューブコンテナーでも効率的な積載ができるよう梱包の外形寸法を設定し、製品輸送におけるCO2排出量削減を図っています。

カラーレーザー複合機「ジャスティオ」では、梱包サイズの小型化とハイキューブコンテナー採用により、2011年発売のMFC-9460CDNを2009年のMFC-9450CDNと比べ、積載効率が約18%アップしました。

【事例】 鉄道輸送の活用でCO2排出量を削減

コンテナーをトラックから鉄道へ
コンテナーをトラックから鉄道へ

ブラザーフランスSASでは、物流会社の協力のもと、長距離輸送の場合に、製品を積んだコンテナーをトラックで駅まで運び、コンテナーごと列車に載せかえて鉄道で運んでいます。

リデュース

5 使用

基本方針

環境配慮製品に与えられる環境ラベル 環境配慮製品に与えられる環境ラベル
環境配慮製品に与えられる環境ラベル

お客様が製品を使うときに

  • ●いかにエネルギーの使用を最小限にするか
  • ●いかに多くの方に、便利に心地よく、安全にお使いいただけるか

に配慮します。

施策

  • ●省エネルギーを中心とする環境配慮製品の開発強化。

【事例】 製品使用時のCO2排出量を削減

カラーレーザー複合機「ジャスティオ」では、2011年発売のMFC-9460CDNを2009年のMFC-9450CDNと比べ使用時の温暖化負荷(CO2換算)を約87%削減(435kg⇒56.6kg)*しています。(5年間に送信・受信を各48,000枚行った場合の環境負荷を想定)

5年間でCO2排出量を約87%削減
5年間でCO2排出量を約87%削減
カラーレーザー複合機「ジャスティオ」(MFC-9460CDN)
カラーレーザー複合機「ジャスティオ」(MFC-9460CDN)
  • *: CO2換算係数については電気事業連合会(日本)の公表値を使用しています。

【事例】 省エネ・省資源機能を搭載

複合機・ファクス・プリンターなどの製品には、インク・紙・消費電力を節約するさまざまな環境配慮機能を搭載し、使用時の環境負荷を削減しています。

環境配慮機能でインク・紙・電気を節約
環境配慮機能でインク・紙・電気を節約

リユース・リサイクル

6 回収・リサイクル

基本方針

お客様が製品を使い終わったときの配慮として

  • ●使用済み製品や消耗品の回収・リサイクル
  • ●リサイクルのしやすさに配慮した製品設計

などに取り組みます。

施策

  • ●国内インクカートリッジについては、プリンティング機器メーカーと共同で「インクカートリッジ里帰りプロジェクト」を運用中
  • ●国内トナーカートリッジ・ドラムユニット、ピータッチのテープカセットについては、独自に回収・リサイクルシステムを運用中
  • ●海外トナー・インクカートリッジは、多くの国・地域で回収・リサイクルシステムを構築し運用
  • ●製品の回収・リサイクルは、欧州においてWEEE法に従い実施。オーストラリア、ニュージーランドで自主的な回収・リサイクルを実施。国内では現在、新たな回収・リサイクルのスキームを構築中

【事例】 ベルマーク運動でエコ活動(日本)

ブラザー販売株式会社は、2011年4月より、教育支援を通した社会貢献活動への積極的な参画、使用済みカートリッジのさらなる回収率向上と再資源化の促進を目指し、ベルマーク運動に参加しています。

ベルマーク付与までの流れ
ベルマーク付与までの流れ
対象商品の一例
対象商品の一例 対象商品の一例 対象商品の一例

【事例】 モノクロトナーカートリッジの再生を推進

トナーカートリッジ再生工程
トナーカートリッジ再生工程

三重ブラザー精機株式会社では、モノクロレーザープリンター用トナーカートリッジのTN-25Jを皮切りに、現在ではTN-37J、TN-26Jの再生も行っています。同時に、環境負荷低減の拡充に向け、欧州・米州のリサイクル拠点と情報を共有しながら、再生手法の開発に取り組み、将来はカラートナーカートリッジの再生への拡大展開を目指しています。

1 開発・設計 2 調達 3 生産 4 包装・物流 5 使用 6 回収・リサイクル

クイズに答え、解説ムービーをご覧いただくことで、
さまざまな環境問題をわかりやすく学べる
環境クイズを用意しました。


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