環境委員会のもとグループ全体でグローバルに環境経営を推進
ブラザーグループでは「ブラザーグループ環境方針」に基づき、地球環境の保全に向けた取り組みをグループ全体でグローバルに推進しています。その方針決定や施策遂行にあたっては、環境担当役員が本社各部門と社内カンパニーへ指示することで推進しています。
環境に関する意思決定機関は「環境委員会」で、環境担当役員が議長を務め、開発・生産・営業などの各部門の執行役員以上が参加し、年4回、定期的に開催しています。
下部組織である「環境検討会」(事務局:環境推進部)では、グローバル戦略・製品環境対応・全社プロジェクト・海外環境関連規制に関する方針や施策などを立案・検討し、個別のテーマに関しては専門部会であるワーキンググループ(WG)が推進の役割を担います。同様に「EMS(環境マネジメントシステム)委員会」(事務局:環境推進部)では、本社および日本国内生産拠点における各EMS委員会を管轄し、対象施設のISO 14001の運用状況や国内法規制の順守状況などの監視および継続的なレベルアップのフォローなどを行っています。
また、各事業所・主要グループ会社には、環境保全活動を推進・管理する責任者を配置し、環境委員会が策定した方針・目標の進捗状況や環境管理規程の順守状況を把握・報告するなど、環境マネジメントを徹底しています。
環境マネジメントシステム
ISO 14001に則ってPDCAを実行
ブラザーグループは、中期経営計画に基づいて、3年から5年ごとに「ブラザーグループ中期環境行動計画」を策定しています。その計画に沿って、ブラザー工業や各国の生産拠点・販売拠点が単年度計画を定め、事業活動の一環として環境活動を展開しています。計画の進捗状況やパフォーマンス(実績)は、各拠点からの報告や内部監査によってチェックし、その結果を次年度の計画策定に反映しています。
法令などの規制や基準を守ることはもちろん、積極的に環境保全活動を行うための「環境マネジメントシステム」を運用するにあたり、国際標準規格であるISO 14001を活用してPDCAサイクル(Plan:計画、Do:実行、Check:評価、Act:改善)を回しています。
ISO 14001は、1996年にイギリスの生産拠点であるブラザーインダストリーズ(U.K.)Ltd.で初めて取得したことを皮切りに、グループ内のすべての生産拠点で認証を取得しています。販売拠点では、2005年取得のブラザーU.K. Ltd.をはじめ、多くの拠点で認証を取得しています。
環境監査
ブラザーグループでは、国内外の生産拠点がISO 14001に従って環境マネジメントシステムを有効に運用し、環境活動を推進できているかをチェックするために、毎年、内部環境監査を実施しています。国内拠点においてはブラザー工業の環境推進部が、海外生産拠点については各拠点の環境担当部門が内部監査を実施しています。
内部監査では、関連法規制への適合性、年間計画の進捗状況、環境マネジメントシステムの有効性、ISO規格への整合性などを点検し、不適合事項などは直ちに是正措置をとり、フォローアップ監査により効果を確認しています。
国内の監査結果は、法令順守状況やパフォーマンス(実績)とともに、「環境委員会」で報告しています。2010年度の環境監査では、PDCAが確実に回っていることを確認し、重大な事故・指摘事項はありませんでした。
従業員への環境教育
ISO 14001認証を取得しているブラザーグループの各拠点では、独自の教育プログラムに基づいて、従業員全員を対象にした環境教育、特定の業務・役割に応じた階層別教育を実施しています。
また、入社時に実施する新入社員全員に対する環境教育、e-ラーニングによる全従業員を対象とした環境教育、国内・海外生産拠点の生産・調達担当者に対する製品含有化学物質管理ならびに調達先での工程管理指導・監査に関する教育など、環境意識の向上と業務遂行の両面から必要な環境教育を毎年実施しています。