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環境コミュニケーション

お客様と生活者の視点から、分かりやすく情報を発信

「ブラザーグループの環境に対する考えや取り組みを、より多くの方に知っていただくために」。この考え方に基づき、ブラザーグループは、ステークホルダーの皆さまと、環境に関するさまざまなコミュニケーションを行っています。環境に関する情報は、難しいものになりがちですが、"At your side."の姿勢で、お客様の視点・生活者の視点から、できるだけ分かりやすくお伝えするよう努め、コミュニケーションを通じていただいたご意見は、真摯に受け止めて環境活動のレベルアップに生かしています。

教育分野での活動

国際的な環境人材の育成に協力

大学の人材育成プログラムで講義を実施

ブラザーグループの取り組みを英語で紹介
ブラザーグループの取り組みを英語で紹介

ブラザー工業は、名古屋大学(愛知県名古屋市)の国際環境人材育成プログラムに協力し、2009年から年1回、ブラザーグループが取り組む環境活動を題材に、学生に向けての講義を実施しています。このプログラムは、母国で将来の環境リーダーとしての活躍が期待されるアジア・アフリカ地域からの留学生および、世界を舞台に国際環境協力活動への参加を目指す日本人学生の育成を目的とするものです。

2010年10月、ブラザー工業の環境コミュニケーション担当の従業員が、同大学大学院生30名程度を対象に、「産業環境システム論」の一環として英語での講義を行いました。

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90分にわたる講義では、ブラザーグループの環境に対する考え方、製品への環境配慮、ブラザーエコポイント活動、最近のトピックスなど、多岐にわたって紹介しました。学生は、企業が直面している具体的な環境課題、課題解決に向けた試行プロセス、実務的な仕組みの運用手法などに大きな関心があり、ブラザーエコポイント活動のプログラムや使用済み消耗品の回収などに対して活発な質問がありました。

ブラザー工業では、グループ全体の取り組み事例が将来の環境人材の育成に少しでも役に立てばと考え、今後も積極的にこのプログラムに協力していく方針です。

企業間連携による環境学習を実施

モノ創り体験を通じて環境を学ぼう

親子で協力してエコバッグを手づくり
親子で協力してエコバッグを手づくり

ブラザー工業本社のある愛知県名古屋市では、市民・企業・NPO・大学・行政が協力し、持続可能な社会に向けて行動する市民を育てるネットワーク「なごや環境大学」による活動が盛んです。ブラザー工業は、この趣旨に賛同し、2009年からモノ創り体験を通じた環境学習の場を提供しています。

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鉛を使わないハンダによる配線作業も体験
鉛を使わないハンダによる配線作業も体験

2010年度も大型量販店を展開するユニー株式会社と協働し、小学3年生以上の親子を対象に、3回にわたり「お店探検とエコバッグづくり」を実施し、合計47人の方に参加いただきました。参加者は店頭に並ぶ環境配慮型の商品や量販店でのリサイクル活動などを見学後、ブラザーのミシンを使ってエコバッグづくりに挑戦。担当者による操作指導のもと、約2時間で世界にただ一つのオリジナルエコバッグを完成させました。
体験後のアンケートには「ミシンを使うのは初めてだったけれど、思ったより簡単にできた」「ふだん見る機会の少ない地元企業の環境への取り組みが分かっておもしろかった」などの感想が寄せられ、モノ創りを通じて環境学習を楽しんでいただけた様子が伝わってきました。
2010年8月には、13組26名の親子を対象に、ブラザーの展示館「ブラザー コミュニケーション スペース」(名古屋市)で「親子モノ創り環境教室」を開催。ブラザーのラベルライター「ピータッチ」の組み立て体験を通じて、モノ創りの過程でどのような環境配慮が行われているかを学んでいただきました。

ノッティンガム大学で持続可能なモノ創りを講義

持続可能な社会の実現に貢献

講義をするBIUKの従業員
講義をするBIUKの従業員

2011年4月、ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下、BIUK)は、ノッティンガム大学の機械・材料および製造エンジニアリング学部の学生20~30名を対象に、持続可能なモノ創りについて講義を行いました。
講義では、BIUKのルアボン工場が、「5R」をキーワードとして実施している環境に配慮した製造工程と生産活動、そして、その中で再生可能な資源を使用することによって持続可能な社会の実現に貢献していることを説明しました。

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BIUKは2010年6月、トナーカートリッジの回収リサイクル事業が持続可能な社会の実現に貢献すると評価され、英国機械学会*が主催する「Manufacturing Excellence Awards 2010」で「Arup Award for Sustainable Manufacturing」を受賞しており、この受賞をきっかけにノッティンガム大学のピーター・キンネル博士から講義を要請されました。
講義を行ったシニアマネジャーのデーヴ・ローレンスは「製造業を担う将来のリーダーに、私たちブラザーが工場でどんなことを行っているのかを教えることは、名誉なことでした。ブラザーの成功事例を将来彼らが仕事上で役立てたり、更に発展させてくれることを望んでいます」と将来への期待を込めて、感想をのべました。

  • *: 英国機械学会(IMechE:Institution of Mechanical Engineers)

中国広東省深圳市の小学生に環境教育を実施

水・資源・ごみ問題など分かりやすく解説

身近な例を引いて環境問題を分かりやすく説明するBTSLの担当者
身近な例を引いて環境問題を分かりやすく説明するBTSLの担当者

兄弟高科技(深圳)有限公司(以下BTSL)は、2010年11月19日、地元の智民外国語学校で出前授業による環境教育(小学1年生2クラスが対象)を行いました。
これはBTSLが展開するCSR活動の一環で、子どもたちが身のまわりの事例を教材に環境への関心や意識を高め、学んだ知識を学校や家庭で実践してほしいという願いが込められています。

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ごみの分別について学ぶ小学生
ごみの分別について学ぶ小学生

授業では、まず水資源の節約に関するビデオ上映を行い、担任の先生が窓の外につる性の植物を茂らせることで夏の日差しを和らげ、部屋の温度上昇を抑える効果があることを説明しました。さらに、人・動物・植物・水などが相互に作用しながら環境が保たれ、バランスが崩れると種の絶滅や水の枯渇など深刻な問題が起きることについても理解を深めてもらいました。

続いて、BTSLの担当者が回収したごみの識別や分別をテーマに、紙やプラスチックの回収の目的、リサイクルの過程などを丁寧に解説し、身近な環境行動が地域や地球の環境保全に重要であることを説明しました。最後に、BTSLの従業員が手づくりで製作した「裏紙を利用した練習帳」をクラス全員に配布し、紙の節約が森林資源の保護につながることをアピールしました。

BTSLでは、今後もこのような出前授業を年2回ほど実施し、先生方と協力して小学生への環境知識の普及や環境意識の向上に取り組む予定です。

循環型社会の実現を見据えた環境教育

社会人や企業に向けた啓発活動

「海上の森」の視察(EPOC)
「海上の森」の視察(EPOC)

循環型社会を形成するには、多くの人々と環境についての知識を共有し、連携を深めていくことが重要です。ブラザーグループは、その一助となるよう、社会人や学生を対象に積極的に啓発活動に取り組んでいます。
そのひとつが、環境負荷低減に向けて企業が業種の垣根を越えて市民・有識者・行政との連携を図りながら横断的な活動を展開している「環境パートナーシップ・CLUB(通称EPOC)」への参画です。ここではブラザー工業代表取締役社長の小池が副会長を、常務執行役員の浅井が新たに発足した自然共生社会分科会のリーダーを務めています。分科会初年度に当たる2010年度は、セミナーや視察(海上の森と藤前干潟)の他、研究会・勉強会を計6回開催しました。

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南陽中学校の生徒さんへの環境教育(ブラザー コミュニケーション スペース)
南陽中学校の生徒さんへの環境教育(ブラザー コミュニケーション スペース)

また、「ブラザー コミュニケーション スペース」では、地域の子供や学生、社会人など、希望者を対象に、ブラザーグループがモノ創り活動で実践している環境保全への取り組みを紹介しています。2010年度は、親子モノ創り環境教室(8月25日、3月4日)を開催したほか、南陽中学校(1月19日)や、名古屋経済大学高蔵高等学校(3月8日)の学生を受け入れ、ブラザーグループの取り組みを紹介しました。
このほか、中京大学大学院が社会人を対象に2003年から毎年開催している「環境経営革新」の講座において、環境推進部長が「モノ創りと環境」をテーマに、ブラザーグループの取り組みに関する講義を行いました。

さまざまな展示会での出展・イベントを実施

ブラザーグループの環境取り組みを紹介

環境展示会「エコプロダクツ2011」に出展

熱心に説明を聞くブラザーブースの来場者
熱心に説明を聞くブラザーブースの来場者

ブラザー工業とブラザー販売は協働して、ブラザーグループの環境活動を象徴するスローガン「Brother Earth」のもと、環境活動のPRを積極的に行っています。そのひとつとして、企業活動のあらゆる面で行っている地球環境への配慮を多くの方々にご理解いただき、共に日常生活で環境保全に取り組んでいただけるよう、環境展示会に出展しています。

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「用紙節約機能」に関心を寄せるブラザーブースの来場者
「用紙節約機能」に関心を寄せるブラザーブースの来場者

2011年12月15日~17日、東京ビッグサイトで開催された日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2011」(主催:産業環境管理協会、日本経済新聞社)に出展しました。

今年の展示会のテーマは「Green For All, All For Green 日本発!エコの力で明日を変える」。会場では、低炭素社会の実現を目指し、これまでの常識を転換する新しい環境技術・サービス、企業間連携、地域連携など、問題解決につながる新しいビジネスモデルが紹介されました。
第13回目となる今回の出展者数は752社・団体で、来場者数は3日間で18万1,487名となりました。

ブラザーグループは、第3回から数え11回目の出展で、ブラザーブースには約4,200名が来場されました。ブースでは、ブラザー製品の環境配慮をデモステージで紹介するとともに、「つくる」「つかう」「未来へ」の3つのコーナーに分けて具体的な環境配慮の内容を紹介しました。「つくる」のコーナーでは、レーザー複合機・プリンターの待機電力96%削減を実現した「インテリジェントスリープモード」などを、「つかう」のコーナーでは、無駄なインクを使わず印刷できる「ブックコピー機能」などを、そして「未来へ」のコーナーでは、ベルマーク運動による消耗品回収などを紹介しました。さらに、来場された方には、ブラザーの環境スペシャルサイト“brotherearth.com”において、これらの活動へのクリック募金に参加いただきました。

また、ブラザーブースで恒例となっている「エコ宣言」を実施し、小さなお子様からご年配の方まで651名の方々に、環境のために今できる事などを宣言していただきました。ここで集まったエコ宣言は50人分につき1本の苗木に換算し、2012年春・秋に実施予定の「ブラザーの森 郡上」での植林ツアーで、従業員が植樹する計画です。

環境保全の意識向上と行動の促進へ

アースデーに合わせてイベントを開催

アースデー委員会のメンバー
アースデー委員会のメンバー

ブラザーインターナショナル(U.S.A)(以下、BIC(USA))では、地球環境の保全に向けて、従業員の継続的な意識向上を図るため、2007年より毎年、アースデー*に合わせたイベントを主催しています。
イベントでは、会社として個人として、カーボンフットプリントやエネルギー・資源の消費量を削減するために取り組むべき課題や解決方法について語り合うなど、新たな活動につながるプログラムを実施しています。
2011年度は、南北アメリカ全9拠点で従業員900人以上(前年比27%増加)がこのイベントに参加しました。参加者には、ブラザーグループの環境活動のキーワードである「5R」の実践に役立つよう、繰り返し使えるふたとストローが付いたコップを配布しました。

  • *: 地球環境について考える日としてアメリカで発祥した記念日。

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果樹を植えるイベント参加者(メキシコ)
果樹を植えるイベント参加者(メキシコ)

今年のイベントは「節電」をテーマに掲げ、従業員を対象にした「環境クイズ」や従業員の子供を対象にした「塗り絵コンテスト」や「お絵かきコンテスト」などのプログラムを実施しました。また、スペシャルイベントとして、ブラザーエコポイント活動の登録者全員を対象とした賞品抽選会を行うとともに、獲得したポイント数の最も高い人にはアーバーデイ財団への寄付証明書を授与して称えました。
さらに、このイベントに合わせて、ブラザーインターナショナル(メキシコ)やBIC(USA)ニュージャージーオフィスで植樹活動なども行われました。

さまざまな環境貢献活動

「ブラザーエコポイント活動」をグローバルに展開

従業員やお客さまの環境行動意識向上を促進

ブラザー工業株式会社(以下、ブラザー工業)では2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」における「EXPOエコマネー」の考えを社内に導入することで、従業員の環境意識の向上を促進する「ブラザーエコポイント活動」を2008年4月にスタートし、2009年度よりブラザーグループの海外拠点へ展開を図っています。
この活動は、従業員やその家族による環境配慮行動や、お客様からの使用済み消耗品の回収などにポイントを付与し、たまったポイントに応じてブラザーがさまざまな環境貢献活動を実施するものです。
2011年9月時点でブラザーエコポイント活動はブラザーグループの50拠点で展開されています。従業員やその家族による環境配慮行動にポイントを付与する活動は30拠点で、使用済み消耗品の回収にポイントを付与する活動は、ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ) Ltd.の統括のもと欧州の20の販売拠点で実施されています。

「ブラザーエコポイント活動」実施拠点

日本で「ブラザーエコポイント活動」を積極的に推進

表彰制度で活動を促進

ブラザー工業「ブラザーエコポイント活動」2010年度表彰式
ブラザー工業「ブラザーエコポイント活動」2010年度表彰式

ブラザー販売株式会社など国内のグループ会社とともにブラザー工業が推進している「ブラザーエコポイント活動」は、レジ袋を断る、節電や節水をする、徒歩・自転車・公共交通機関で移動する、地域の清掃活動に参加するなど、従業員やその家族の環境配慮行動に対して、ポイントを付与するものです。活動を後押しする仕組みとして表彰制度を設け、1年間の合計ポイントが高い参加者を毎年表彰しています。

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また、エコプロダクツ展などの環境イベントでブラザーが出展するブースへの来場者が環境配慮行動の実行を宣言する「エコ宣言」、トナーカートリッジやインクカートリッジなどの消耗品回収にもポイントを付与しています。
こうしてたまったポイントは、植樹や間伐など私たちが排出したCO2を吸収してくれる森林を育てる活動の費用に充てられます。この活動には従業員やその家族がボランティアで参加しています。

このように、私たちブラザーグループでは、従業員やその家族が環境配慮行動を通じて日常生活におけるCO2の排出を少しでも減らすとともに、寄付などの金銭的な貢献だけでなく、従業員一人ひとりが積極的に参加し、汗を流して取り組む活動を通じて、自らの環境意識を高めていきたいと考えています。

「ブラザーの森 郡上」で森林保全活動を実施

1本1本ていねいに植樹
1本1本ていねいに植樹
間伐により光が入るようになったブラザーの森
間伐により光が入るようになったブラザーの森

2008年6月、岐阜県郡上市内3カ所の「ブラザーの森 郡上」での森林保全活動をスタートさせました。この活動は、2008年2月6日に岐阜県・郡上市・ブラザー工業の3者によって締結された協定に基づくものです。

2009年度は3カ所の「ブラザーの森 郡上」のうち1カ所(スキー場跡地約8ha)で、4月25日と10月17日に植樹を実施。従業員とその家族がのべ197名参加し、郡上森林組合の方や地元の方々の協力のもと計700本を植樹することができました。

残り2カ所(約20ha)のうち、郡上市美並町の人の手が入らなくなったヒノキやスギの植林地(8ha)では、2009年10月に、2.36haにわたって間伐を実施し、従業員も参加して作業を体験しました。これらの森林保全活動は「ブラザーエコポイント活動」によって蓄えられたポイントに応じて実施したものです。

南北アメリカの全拠点で「ブラザーエコポイント活動」を推進

初年度の実績を基盤にさらなる活性化へ

拠点ごとの目標達成率を示し、積極的な参加を誘導
拠点ごとの目標達成率を示し、積極的な参加を誘導

ブラザーインターナショナル(U.S.A.)(以下、BIC(USA))は、2010年から南北アメリカ全9拠点を対象に、「ブラザーエコポイント活動」を展開しています。これは登録した従業員の環境活動に対して会社がポイントを付与し、たまったポイントを有意義な環境保全活動などに還元する仕組みです。この活動の狙いや進捗状況は、英語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語で発信しています。
初年度の登録者数は1,200名以上で、たまったポイントは換金し、「アーバーデイ財団*」への寄付を通じて、アメリカ大陸の貴重な熱帯雨林や森林の回復に充てています。

  • *: 全米で緑化・自然保護活動を行っている財団

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2010年度のエコポイントの還元先は、次の通りです。

  • ・中南米の熱帯雨林:468万7,500平方フィートの保全
  • ・アメリカの森林:3,125本の植樹
  • ・カナダの森林:3,125本の植樹

南北アメリカでの「ブラザーエコポイント活動」が2年目を迎えるにあたり、BIC(USA)は2011年5月に従業員へのアンケート調査を行いました。その結果、従業員はこの活動に参加することに好感を示す一方で、さまざまな改善策や提案を寄せてくれました。BIC(USA)では、寄せられた意見を参考に、すでに日々の生活の中で定着している環境活動があること、従業員にこの活動に参加できる時間がほとんどないことなどを考慮し、2年目も従業員が新鮮な気持ちで「ブラザーエコポイント活動」に参加できるよう、運営方法やプログラム内容の改善を検討していきます。

イギリスでもブラザーエコポイント活動をスタート

従業員の環境配慮行動を促進

イントラネットでクイズに答えてポイントを獲得するBIUK従業員
イントラネットでクイズに答えてポイントを獲得するBIUK従業員

ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下、BIUK)は、従業員の環境意識向上を目的に、2009年8月からブラザーエコポイント活動をスタートしました。

BIUKは、日本でのブラザーエコポイント活動を参考に、社内イントラネット上で毎月実施する「グリーンクイズ」を通じて従業員の職場や家庭での環境配慮行動を把握してポイントを付与し、貯まったポイントに応じて会社が植樹活動などを実施する仕組みを自らつくり上げました。

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BIUKのボランティアチームと地域の子供たち
BIUKのボランティアチームと地域の子供たち

また、優れた環境配慮行動については、従業員を表彰するとともに、環境掲示板に情報を掲載し、全社で共有しています。

加えて、800社以上が参加する世界最大級の企業CSR推進団体「Business in the Community(以下、BITC)」とのパートナーシップに基づき、同団体が主催する環境ボランティア活動に参加した従業員にもポイントを付与しています。

BITCのディレクターであるオーエン氏は、「ある調査では、企業就労者の70%がCO2の排出削減を望み、会社の指導や支援を求めています。BIUKのエコポイント活動には、企業が気候変動問題にどのように取り組めばよいか、従業員が自らの役割を果たすことをどのように奨励すべきかなどが組み込まれ、素晴らしい手本を示していると思います」と語ります。

BIUKのエコポイント活動の参加率はスタート時で62%に達し、家庭でもさまざまな環境配慮行動がとられているようです。今後は、蓄積されたポイントに応じてミレニアムエコセンター(下記記事参照)に苗木を寄付し、植樹イベントを継続的にサポートしていきます。ミレニアムエコセンターのマネージャーであるジェイソン氏からは、「BIUKのおかげで、未来を担う世代に向けた屋外教育施設としての活動をさらに広げ、発展させていくことができます」と感謝の言葉が寄せられています。

なお、2009年12月には、BIUKの子会社であるブラザーインダストリーズ(スロバキア)でも、エコポイント活動をスタートしています。

中国でも「ブラザーエコポイント活動」を積極的に推進

事業形態に合わせたシステムで環境配慮行動を促進

環境活動を登録するBTSLの従業員
環境活動を登録するBTSLの従業員

中国では、兄弟(中国)商業有限公司、兄弟国際(香港)有限公司、兄弟機械商業(上海)有限公司、兄弟亞洲有限公司、兄弟工業(深圳)有限公司、兄弟高科技(深圳)有限公司(以下、BTSL)の6つの拠点で、従業員やその家族による環境配慮行動にポイントを付与する「プラザーエコポイント活動」を推進しています。各拠点では、それぞれの事業形態に適したシステムでこの活動を展開しています。

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たとえばBTSLでは、パソコンを業務で使用しない従業員も等しくこの活動に参加できるよう、12台の端末を工場内に設置し、その端末から従業員が行った環境活動を登録するシステムを導入しています。2010年度は3,011人が参加し、851,235ポイントがたまりました。このポイントは、深圳市での植樹活動の費用等に充てています。

なお、濱江兄弟信息技術(杭州)有限公司、兄弟機械(西安)有限公司の2拠点でも、エコポイント活動のスタートに向けて準備を進めています。

ステークホルダーとの対話

読みやすくわかりやすい情報提供に向けて

「環境WEBサイトを読む会」を開催

環境WEBサイトを読む会
環境WEBサイトを読む会

ブラザー工業では2009年8月28日、CSR・環境コンサルタント北島隆次氏と環境WEBサイトの制作パートナーをお招きし、社内関連部署約20人が参加して「環境WEBサイトを読む会」を開催しました。目的は、ブラザーグループの環境情報をいかに分かりやすくご覧いただけるかについて意見交換し、今後のWEBサイトに生かすことです。

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初めに、北島氏から良い環境WEBサイトの他社事例と特徴を紹介いただいたうえで、「ブラザーグループに求められる環境WEBサイト」について講演をいただきました。その後、参加者はチームに分かれ、他社サイトとブラザーグループの環境WEBサイトを見比べながら、自社サイトの「良い点」「改善が必要な点」「課題」、「他サイトの良い点」について意見を交換しました。参加者からは、「具体的な事例があると理解しやすい」などの意見や「自社の良い点・悪い点を客観的に見ることができた」などの感想が寄せられました。

最後に、北島氏から「WEBを充実させるには、日ごろのコミュニケーションが大切」などのアドバイスを、また制作パートナーからは「環境の年次報告はディスクロージャーとしての情報発信であり、掲載情報のPDCAを明確にしていくことで、読んでわかりやすく、共感の持てるサイトになる」などのアドバイスをいただきました。

今後は、早期に解決が可能なリンクの改善から着手し、ステークホルダーの方々にとって、よりわかりやすいWEBサイトに改善していきます。

中国のお取引先との環境交流を促進

BTSLが「サプライヤー環境交流会」を開催

さまざまな好事例が紹介された「サプライヤー環境交流会」
さまざまな好事例が紹介された「サプライヤー環境交流会」

兄弟高科技(深圳)有限公司(以下、BTSL)は、2010年10月15日、部品や資材などを調達しているお取引先11社を招き「サプライヤー環境交流会」を開催しました。ゲストには、地元自治体や地区政府の関係者に加え、シンセン市の環境先進企業を迎えました。

これは環境保全の優れた取り組み事例を相互に紹介し、視点・アイデア・技術などを共有することで、サプライチェーン全体の環境負荷低減を目的としています。

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交流会では熱心な質疑応答が行われました
交流会では熱心な質疑応答が行われました

交流会では、BTSLおよび企業2社の環境保全活動が紹介されました。
続いて、参加者全員でBTSLを回り、取り組み状況(節水、照明・空調の節電、紙の再利用、梱包材の削減)を見学。参加者から投資効果やCO2の削減実績などについて質問をいただきました。

また、シンセン市の環境政策担当者からは、企業の省エネルギーや環境負荷削減策に対する地区政府の指導・支援施策、および中国と世界のCO2排出状況などが紹介されました。

参加者からは「たいへん有意義な時間が持てた」との感想をいただき、BTSLでは今回の交流会を契機に年2回の開催を定着させるとともに、お取引先との環境交流をさらに拡大していく方針です。

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