

■エコポイントで森林保全活動
「ブラザーエコポイント活動」がスタート
ブラザー工業では2005年に愛知県で開催された「愛・地球博」で行われた「EXPOエコマネー」の考えを社内に導入することで従業員の環境への意識向上を促進する「ブラザーエコポイント活動」を2008年4月にスタートしました。この活動は、従業員やその家族がとった、環境に配慮した行動などにエコポイントを付与し、ポイントに応じてブラザー工業がさまざまな環境貢献活動を実施するものです。
この活動では、レジ袋を断る、節電や節水をする、徒歩や自転車、公共交通機関で移動する、地域の清掃活動に参加するなど、従業員やその家族の環境に配慮した行動に対して、エコポイントが付与されます。環境イベントでブラザーが出展するブースやブラザー コミュニケーションスペースへの来場者が環境に配慮した行動の実行を宣言する「エコ宣言」をすることでもポイントが加算されます。また、トナーカートリッジやインクカートリッジなどの消耗品の回収に対してもエコポイントを付与しています。こうしてたまったポイントに応じて、ブラザー工業が植樹や間伐などの森を育てる活動に寄付をします。さらに従業員やその家族は植樹作業や間伐などの体験作業にも参加できます。環境に配慮した行動を通じて日常生活におけるCO2の排出を少しでも減らすとともに、排出したCO2を吸収してくれる森林を力を合わせて育てていく活動です。
企業にとって環境保全に貢献することは、いまや当然のことです。ブラザーグループでは、寄付などの金銭的な貢献だけでなく、従業員一人ひとりが活動に参加し、汗を流して取り組み、その活動を通じて自らの環境意識を高めていけるようにしたいと考えています。
「ブラザーの森 郡上」で森林保全活動を実施

「ブラザーの森 郡上」第1回植樹

記念植樹

間伐体験
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2008年6月、岐阜県郡上市内3カ所の「ブラザーの森 郡上」での森林保全活動をスタートさせました。この活動は、2008年2月6日に岐阜県、郡上市、ブラザー工業の3者によって締結された協定に基づくものです。
3カ所の「ブラザーの森 郡上」のうち1カ所(スキー場跡地約8ha)では、植樹を3回実施しました。第1回は2008年6月14日に実施し、グループ従業員とその家族および地元関係者の方々約120名がコナラやクリなどの苗木を計200本植えました。第1回ということでブラザー工業社長の小池利和も参加して記念式典を開催。「ブラザーの森 郡上」と記した看板の除幕式を実施し、森林保全活動への貢献を誓いました。10月18日には第2回を実施し、苗木約300本を植樹しました。第3回は2009年4月25日に実施し、雨天にも関わらず従業員とその家族が126名と多数参加し、郡上森林組合の方や地元の方々の協力のもと計350本を植樹することができました。
一方、残りの2カ所(約20ha)のうち、郡上市美並町の人の手が入らなくなったヒノキやスギの植林地(8ha)では、2008年10月に、2.54haにわたって間伐を実施しました。「ブラザーの森 郡上」での最初の間伐ということもあり、少人数の従業員も参加して作業を体験しました。これらの森林保全活動は「エコポイント活動」によって蓄えられたポイントに応じて実施したものです。
活動はまだまだ始動したばかりですが、今後は、森林保全以外のさまざまな環境保全活動への支援や寄付などにも活動の範囲を広げていくとともに、海外の現地法人でも同じような取り組みを進め、グローバルな展開を図っていきたいと考えています。
■イギリスでもエコポイント活動をスタート
従業員の環境配慮行動を促進

イントラネットでクイズに答えてエコポイントを獲得するBIUK従業員 |
ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下BIUK)は、従業員の環境意識向上を目的に、2009年8月からエコポイント活動をスタートしました。
BIUKは、日本で行われているブラザーエコポイント活動を参考に、社内イントラネット上で毎月実施する「グリーンクイズ」を通じて従業員の職場や家庭での環境配慮行動を把握してポイントを付与し、貯まったポイントに応じて会社が植樹活動などを実施する仕組を自ら作り上げました。また、優れた環境配慮行動については、従業員を表彰するとともに、環境掲示板に情報を掲載し、全社で共有しています。

BIUKのボランティアチームと地域の子供たち
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加えて、800社以上が参加する世界最大級の企業CSR推進団体「Business in the Community(以下、BITC)」とのパートナーシップに基づき、同団体が主催する環境ボランティア活動に参加した従業員にもエコポイントを付与しています。
BITCのディレクターであるオーエン氏からは、「ある調査によれば、企業就労者の70%がCO2の排出削減を望み、企業側からの指導や支援を求めています。BIUKのエコポイント活動には、企業が気候変動問題にどのように取り組めばよいのか、従業員が自らの役割を果たすことをどのように奨励すべきなのかなどが組み込まれており、素晴らしいお手本を示していると思います」との言葉をいただいています。
BIUKでは、多くの従業員が積極的にエコポイント活動に参加しており、参加率はスタート時で62%に達しています。また、家庭でもさまざまな環境配慮行動がとられているようです。今後は、蓄積されたエコポイントに応じてミレニアムエコセンター(下記記事参照)に苗木を寄付し、植樹イベントを継続的にサポートしていきます。ミレニアムエコセンターのマネージャーであるジェイソン氏からは、「BIUKのおかげで、未来を担う世代に向けた屋外教育施設としての活動をさらに広げ、発展させていくことができます」という感謝の言葉が寄せられています。
なお、2009年12月には、BIUKの子会社であるブラザーインダストリーズ(スロバキア) S.R.O.でも、エコポイント活動をスタートさせる予定です。
■グローバルに環境貢献活動を展開
ヨーロッパ:イギリスで、ハロウィーンをテーマとした植樹イベントを開催

植樹に関する説明 |
2009年10月30日、ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下、BIUK)は、同社所在地であるウェールズ北部の都市レクサムにあるミレニアムエコセンターで、ハロウィーンをテーマとした植樹イベントを開催しました。ミレニアムエコセンターは、採石場跡地で、地域の学生などを対象とした植樹活動やリサイクル活動、野生生物の観測などのワークショップを運営し、地域の人々に自然環境をインスピレーションの源として認識してもらうよう取り組んでいる組織です。
当日は、100人以上のBIUK従業員とその家族がボランティアとして参加し、カバノキとカエデの苗木を約50本植えました。その後、ハロウィーンをテーマとした飾り付けを施した小道を通ってエコセンター内のカフェに戻り、バーベキューや仮装大会を開きました。

仮装大会
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ミレニアムエコセンターのマネージャーであるJason Orme氏からは、「私たちは現在、採石場跡地を緑豊かな公園に生まれ変わらせるために取り組んでいます。これは、近隣の学校や地域社会との長期にわたる約束なのです。BIUKのような地域企業とのパートナーシップは、このような重要な環境プロジェクトを持続していくために必要不可欠です。」とのコメントをいただきました。
子供たちからは、「素晴らしいひとときでした。とても大変だったけど、植樹が特に素晴らしかった。」「パーティーはとっても楽しかった。バーベキューもケーキもとてもおいしかった。植樹は良かったけど、大変だった。」などの言葉をもらいました。
アジア・オセアニア:中国では植林に、オーストラリアでは海洋調査に協力

2009年度シンセン植樹運動参加メンバー

オーストラリアでの海洋生態系調査
(c) Peter Fugelli
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中国では、2008年5月18日、毎年1回実施される「シンセン植樹運動」にブラザーインダストリーズ(シンセン)とブラザーテクノロジー(シンセン)の従業員約100名が参加し、100本の苗木を植樹しました。2009年4月26日には、両社から合わせて60名の従業員が参加しました。
オーストラリアでは、2008年度、ブラザーインターナショナル(オーストラリア)が、2008年11月に同国の生物多様性保全に取り組むNPO「アースウォッチ」とパートナーシップを結び、従業員が海洋の生態系調査に参加しました。
ニュージーランドでは、2008年度、ブラザーインターナショナル(ニュージーランド)のウェリントン地域のオフィス2カ所の従業員43名のうち10名がボランティアとして、オフィス近郊のIsland Bayで砂丘の生態系保全のために、砂を固定するのに適したSpinifexやPingaoの苗を植樹しました。
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