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生物多様性保全への取り組み

ブラザー工業株式会社【日本】

マダガスカルで生物多様性保全の支援を開始

豊かな生物多様性を育むマダガスカルの自然(c)Conservation International
豊かな生物多様性を育むマダガスカルの自然
(c)Conservation International
絶滅危惧種ハーレクイーンアデガエル(c)Conservation International
絶滅危惧種ハーレクイーンアデガエル
(c)Conservation International
(「CIジャパン」のサイトへリンクします。)

ブラザーグループは、生物多様性の保全を目的とした社会貢献活動をグローバルに展開することを目標としています。その一環として、ブラザー工業は2010年から新たな対象地域として、東アフリカのインド洋に浮かぶ島国「マダガスカル共和国」での支援活動をスタートしました。
マダガスカルは貴重な生物の宝庫で、特に両生類の多様性は他のアフリカ諸国と比べても高く、マダガスカルに生息する99%がこの地域でしか発見されていない固有種です。しかし、近年の気候変動や開発による環境変化に伴う繁殖率の低下、ペットとしての取り引きなどで、この両生類の4分の1が絶滅の危機に瀕しています。

ブラザー工業は、こうした状況を少しでも改善するため、国際NGO「コンサベーションインターナショナル(CI)」とパートナーシップを結びました。CI では、マダガスカルの生物多様性保全事業の一環として、ハーレクイーンアデガエルの生息数調査、両生類保全の意識向上、地域社会や政府との協働を進めており、ブラザー工業はCI への資金援助を通じて、マダガスカルのかけがえのない生態系の保全に貢献していきます。

貴重な広葉樹林の生育の妨げとなる孟宗竹を地元の方々などと協働で伐採

伐採した孟宗竹の玉切り
伐採した孟宗竹の玉切り
伐採済み孟宗竹の運搬
伐採済み孟宗竹の運搬

2011年11月13日、ブラザー工業の従業員とその家族、愛知県環境部職員、地元の方々など計31名が、愛知県が自然環境保全地域に指定している岡崎市茅原沢(ちはらざわ)で、孟宗竹(もうそうちく)の伐採活動を行いました。今回の活動は、2010年9月、2011年4月に引き続き、第3回目となります。

この活動の主な目的は、秋に孟宗竹の伐採を行い、まわりの貴重な植物への日当たりを確保し、春にタケノコを駆除することにより、孟宗竹の生育を抑制することです。

茅原沢には、赤い幹が特徴のヒメシャラ、あるいはオオズミなど平地では珍しい広葉樹が自生しています。ところが、近年、外来種の孟宗竹が、旺盛な成長力で自生種から日光を奪い、枯れさせてしまう被害が出ています。

そこでブラザー工業では、県・地域関係者と協定を結び、茅原沢(約14ha)の環境保全活動を実施することにしました。国および都道府県が指定した「自然環境保全地域」は、全国で500カ所以上ありますが、その保全活動を企業が社会貢献活動として実施したのは初めての事例です。

今回の伐採では、長いものでは25mにも成長した孟宗竹(約50本)を森林組合の方にチェーンソーで切り倒してもらった後、参加者は切り倒された孟宗竹の玉切り(枝を落とし、運搬しやすい様に2mほどの長さに切断)を行いました。また、これまでの活動などで短く切られ、林内で乾燥されていた伐採済みの孟宗竹を運び出し、3トントラック1台に積み込みました。この竹は、竹炭(消臭、調湿、園芸などの用途に活用される)などにして再利用されます。

次回は、春にタケノコの駆除を実施する予定です。

ブラザーエコポイントやクリック募金を森林の復元・保全に

第8回植樹活動を2011年10月に実施
第8回植樹活動を2011年10月に実施
350本の苗木を斜面に1本ずつ丁寧に植樹
350本の苗木を斜面に1本ずつ丁寧に植樹
間伐を行い樹木の育成を促進
間伐を行い樹木の育成を促進

ブラザー工業株式会社は、岐阜県・郡上市・ブラザー工業の3者で岐阜県郡上市内の3カ所を「ブラザーの森 郡上」とする協定を2008年2月に締結し、森林の復元を目指しています。締結後の10年間で、かつてスキー場だった場所(8ha)に7,400本の自生種の苗木を植樹するとともに、2カ所の森林(合計20ha)で間伐を行い、健康な森林の育成を促進しています。

この「ブラザーの森 郡上」は、ブラザー工業が推進する「ブラザーエコポイント活動」(従業員やその家族の環境配慮行動に対して、ポイントを付与し、たまったポイントに応じてブラザーがさまざまな環境貢献活動を実施する活動)の貢献先として、毎年2回、春と秋に従業員とその家族がボランティアとして参加する植樹活動を行っています。

さらに2011年度は、「ブラザーの森 郡上」の活動資金に、ブラザーグループのクリック募金(2010年度実施分)が新たに組み入れられ、植樹や間伐の活動費用、植林地と間伐地の看板設置や管理道整備の費用、土壌改良試験の実施費用など、様々な活動費に充てられました。

ブラザー工業は、生物多様性保全に関する取り組みのさらなる向上を目指し、2009年1月より「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)*」に加入し、さまざまな活動に取り組んでいます。

  • *: 生物多様性保全を目指して積極的に活動する企業の集まり

ブラザー販売株式会社【日本】

プリンティング機器の使用済消耗品の回収を推進

ブラザー販売では2008年度より、回収した使用済み消耗品に応じてブラザーエコポイントを積み立て、そのポイントに相当する苗木を「ブラザーの森 郡上」で植樹しています。
2011年度は、4月に146本、10月に151本の苗木を植樹しました。なお、2008年度から2010年度までは426本の苗木を植樹しています。

ブラザーインターナショナルコーポレーション (U.S.A.) 【南北アメリカ】

森林保護活動にクリック募金を組み入れて活動を強化

ブラザーインターナショナルコーポレーション (U.S.A.) は、グローバルな生物多様性保全活動の一環として、2010年7月、アメリカの森林保護団体「アーバーデイ財団」とパートナーシップ契約を結び、北米および中南米の森林保護に力を注いでいます。具体的には、南北アメリカのグループ各社と協力し、地域固有の課題に向き合いながら、生物多様性の基盤となる健全な森林の再生や育成に取り組んでいます。このプログラムには、新たにBrother Earthのクリック募金が組み入れられました。

植樹活動により全米各地の森林を再生(c)Mitch Wiebel
植樹活動により全米各地の森林を再生
(c)Mitch Wiebel

アメリカでは植樹による森林再生を

ブラザーインターナショナルコーポレーション (U.S.A.) は、アーバーデイ財団に協力し、火災・病気・害虫などで深刻な被害を受けた全米各地の森林で植樹活動を行っています。きれいな空気や飲み水、住宅用建材の供給源として、野生生物の生活基盤として、これらの森林はかけがえのないものです。

2011年度は、2010年度のクリック募金による寄付金を活用し、天然資源省によってアメリカ中西部のウイスコンシン州ベイフィールド郡の森に2,017本の植樹が行われました。

貴重な熱帯雨林を救済(c)Erika McDonald
貴重な熱帯雨林を救済
(c)Erika McDonald

中南米では熱帯雨林の救済を

メキシコ、アルゼンチン、ブラジル、チリ、ペルーのブラザーグループ各社は、アーバーデイ財団の「熱帯雨林救済プログラム」を通じて、中南米の熱帯雨林保護に貢献しています。熱帯雨林には現在知られている生物種のおよそ半数が生息しているといわれ、その保護は生物多様性を保全する上でも極めて重要です。

2011年度は、2010年度のクリック募金による寄付金が中央アメリカのグアテマラ共和国にある「マヤの森」の302万5,250平方フィートに及ぶ熱帯雨林保護に役立てられました。
グアテマラは、古代マヤ文明やコーヒー豆の産地として有名ですが、農業開発や道路の建設、森林火災などで熱帯雨林が減少し、ジャガーや渡り鳥をはじめ希少な動植物が生息する環境の保全が急務となっています。

植樹活動によりカナダの森林を育成(c)Mitch Wiebel
植樹活動によりカナダの森林を育成
(c)Mitch Wiebel

カナダでは森林資源の育成を

ブラザーインターナショナルコーポレーション(カナダ)は、アーバーデイ財団に協力し、植樹活動を通じてカナダの森林を育成しています。この植樹活動には、カナダの森林保護団体「ツリー・カナダ」も参加しています。新たに植えた樹木は、きれいな空気や飲み水の生成、数多くの野生生物の生息に役立っています。

2010年度のクリック募金による寄付金は、2012年に行われる植樹活動の資金に役立てられ、ツリー・カナダによって2,017本の樹木が植えられる予定です。

ブラザーインターナショナル (メキシコ) S.A. de C.V.【南北アメリカ】

メキシコ州カリマヤの森林再生

ブラザーインターナショナル(メキシコ)(以下、BIC(メキシコ))では、2011年9月、オフィスから車で1時間ほどの距離にあるカリマヤの森で植樹活動を実施しました。
メキシコ州のプロボスク(政府の森林保護組織)が管理するこの森は、トルーカ山(標高4,680m)に隣接しており、約2,700mの標高でとても寒い場所です。小雨が降る悪天候にも関わらず、参加した従業員とその家族や友人たちの熱意により、予定していた250本を遥かに超える460本の松を植樹しました。プロボスクからは、植樹した木々の70%以上の定着率を求められていることから、BIC(メキシコ)では、企業の責任において、木々の生育管理を行っていきます。

一本ずつ丁寧に松を植樹
一本ずつ丁寧に松を植樹
苗木の管理者を示す看板を設置
苗木の管理者を示す看板を設置

ブラザーインダストリーズ (U.K.) Ltd.【ヨーロッパ】

旧採石所の森林再生に貢献

歩道の建設や植樹に汗を流すBIUKの従業員ボランティア
歩道の建設や植樹に汗を流すBIUKの従業員ボランティア
歩道の建設や植樹に汗を流すBIUKの従業員ボランティア

ブラザーインダストリーズ(U.K.)(以下、BIUK)は、学生の環境教育の場となっている旧採石所「ミレニアムエコセンター」の森林再生活動を2006年から支援しています。2009年には従業員の家族も参加する活動に拡大し、さらに2011年度は、2010年度にブラザーグループのクリック募金を通じて集まった5,000ポンド以上の資金(728,006円)をこの森林再生活動に充てています。
2006年に植樹した200本の苗木は樹高1m以上に成長しており、これまでに4,000本以上の苗木が植えられています。

2010年7月にはBIUKの従業員がボランティアとして、歩道の整備と植樹を行いました。植樹作業は簡単そうに見えますが、地面が非常に固いため、センターの管理者から土の掘り起こし方や苗木の植え方の指導を受けて作業を進めるとともに、様々な植物や動物が植林区域に生息していることも学びました。BIUKは、自然の森と動物のための新しい生息地を作り上げるプロジェクトの一員であることを誇りに思っています。

ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)Ltd.【ヨーロッパ】

ペルーの熱帯雨林の保全

「クールアース」がBIEに発行したクリック募金の寄付証明書(2011年4月)
「クールアース」がBIEに発行したクリック募金の寄付証明書(2011年4月)

ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)(以下、BIE)は、ブラザーの欧州販売会社15社とともに、トナーやインクカートリッジなどの消耗品の回収量に応じて、地球温暖化防止活動の資金援助を行う「Cool Earth Eco-Rewards initiative」を推進しています。「Cool Earth Eco-Rewards initiative」を推進するBIEは、アマゾンの環境保護活動を推進する英国のNPO「クールアース」とパートナーシップを結んでいます。

この資金援助として、2010年に始まったブラザーグループのクリック募金が新たに組み入れられ、支援規模が拡大しました。クールアースの試算では、2010年度のクリック募金によって南米ペルー共和国の熱帯雨林236エーカーが保全(固定できるCO2量は6万1,360t)され、保全された熱帯雨林によって、6種の絶滅寸前の動物、322種の植物、1万1,000種以上の昆虫・幼虫が守られると試算しています。

熱帯雨林の破壊は、気候変動に大きな影響を及ぼすとともに、毎年60億トンと驚異的なCO2排出につながっていることから、私たちは継続してこの活動を支援していきます。

兄弟工業(深圳)有限公司
兄弟高科技(深圳)有限公司【アジア/オセアニア】

深圳市の植樹活動に参加

兄弟工業(深圳)有限公司と兄弟高科技(深圳)有限公司では、2007年度から毎年、深圳市が実施する植樹活動に参加しています。2010年度は、「塘朗山郊野公園」に100名の従業員ボランティアが100本の苗木を植えました。
2011年度は、深圳市城市管理局が主催する「2011『緑色大運記念林』植樹活動」に参加し、4月16日・23日の2日間合わせて87名の従業員が「中山公園」と「龍崗 龍城公園」に計200本の苗木を植えました。この活動にはブラザーグループのクリック募金が充当されています。
ブラザーグループの環境活動を象徴する「Brother Earth」のロゴマーク入りベストを着て参加した従業員たちは、植樹活動を通じて環境や社会的責任への関心を一段と高めました。
なお、両公司は植樹活動への積極的な取り組みが認められ、深圳市から参与記念章を授与されました。

「Brother Earth」ロゴマーク入りベストを着て「中山公園」で植樹する従業員(左)と「龍崗 龍城公園」の植樹活動参加者(右) 「Brother Earth」ロゴマーク入りベストを着て「中山公園」で植樹する従業員(左)と「龍崗 龍城公園」の植樹活動参加者(右)
「Brother Earth」ロゴマーク入りベストを着て「中山公園」で植樹する従業員(左)と
「龍崗 龍城公園」の植樹活動参加者(右)

兄弟高科技(深圳)有限公司【アジア/オセアニア】

有害植物の除去活動を実施

求水山公園ミカニア・ミクランサ除去活動
求水山公園ミカニア・ミクランサ除去活動
ミカニア・ミクランサ
ミカニア・ミクランサ

兄弟高科技(深圳)有限公司(以下、BTSL)では、2011年7月2日、従業員ボランティア60名が工場の近くにある求水山公園にて、「世界の侵略的外来種ワースト100」にもリストアップされている有害植物「ミカニア・ミクランサ」の除去に取り組みました。この活動は2009年より、毎年継続して行っています。

「ミカニア・ミクランサ」は、もともと中南米に生育していた植物ですが、現在ではアジアの熱帯・亜熱帯地域に分布を広げています。深圳では1984年に初めてその存在が確認されました。適応性が高く、驚異的なスピードで他の樹木に覆いかぶさって成長し、光合成を妨げ、水や養分を巡って競合し、在来種を枯らせてしまうため、本来の生態系に重大な影響を与えます。深圳市では、公園などにこの植物が繁茂することを防ぐために、BTSLを含む多くの企業やボランティア団体が継続的に除去に取り組んでいます。

BTSLでは、地域本来の生態系を維持するため、また従業員の環境意識を向上させるため、今後も継続的に「ミカニア・ミクランサ」の除去活動に取り組む予定です。

兄弟(中国)商業有限公司【アジア/オセアニア】

「虹橋公園」緑化支援を継続

「虹橋公園」の記念碑の前で
「虹橋公園」の記念碑の前で

兄弟(中国)商業有限公司(以下、BCN)では、よりたくさんの緑あふれる憩いの場所を地域の方々に提供するため、2006年より「虹橋公園」の1,800m2の緑地養護費を寄付しています。2011年に契約の満了を迎えましたが、引き続き5ヵ年契約を結ぶことで、地域の環境保護・美化に貢献していきます。
また、2007年から北京市東四地区の「オリンピック公園」の緑化活動支援も実施しており、対象面積が7,251m2から9,800m2に拡大されたことから、2010年3月24日にあらためて東城区と支援契約を結ぶなど、地域社会に対する社会的責任を可能な限り分担し、よき企業市民となるよう努めています。

ブラザーエコポイント活動を活用して緑化活動を推進

上海市「顧村公園」で植樹を行うBCN従業員
上海市「顧村公園」で植樹を行うBCN従業員
張家口市「緑色基地」での植樹の様子
張家口市「緑色基地」での植樹の様子

BCNでは、従業員の環境意識向上のため、2008年6月5日(世界環境デー)より独自のブラザーエコポイント活動をスタートしています。「レジ袋をもらわない、使い捨て食器を使わない」などの個人活動、「エコバッグ配布、歩道や公園の清掃」などの活動に取り組んでいます。貯まったブラザーエコポイントは、以下の緑化活動などに使用しています。

2010年3月、BCN従業員41名が参加して上海市宝山区「顧村公園」でザボン18本の植樹を行いました。

2011年4月、BCN北京支社の従業員とその家族15名が、河北省の行政、他の民間会社と協同で開催した植樹活動に参加しました。この植樹は、北京から約200km北西に位置する河北省張家口市懐来県「緑色基地」で行われ、総勢120名が200本の苗木を植えました。

兄弟亞洲有限公司【アジア/オセアニア】

国際的な海岸清掃活動に協力

ごみを拾いながらデータカードに記録
ごみを拾いながらデータカードに記録
「絆Tシャツ」を着て海岸清掃をした従業員とその家族
「絆Tシャツ」を着て海岸清掃をした従業員とその家族

兄弟亞洲有限公司(以下、BCAS)は、2011年10月、CSR活動の一環として、香港大埔区沙欄の海岸で清掃活動を行いました。これはアメリカの海洋保護団体「オーシャン・コンサーバンシー(以下、OC)」が主催する世界最大規模の海岸清掃活動「国際海岸クリーンアップ(以下、ICC)」に協力するもので、BCASとして2度目の実施となります。

当日は、台風が心配されましたが、幸運にも晴れ間がのぞき、参加した従業員とその家族15名は、1時間半で141kgのごみを拾い集め、その内訳をOCのごみ調査・データカードに記録しました。このデータはICCの認可を受けた香港のコーディネーター「グリーン・カウンシル」を通じてOCに送られ、分析を経てゴミの発生源を特定し、港湾・海岸・海浜・海洋への環境配慮を人々に呼びかけるために活用されます。海岸清掃活動の最終目標は、海洋のごみ問題を解決して、ごみのない健やかできれいな海を未来に残すことです。

ブラザーコマーシャル(タイランド)Ltd.【アジア/オセアニア】

マングローブ林の再生支援にお客様やお取引先も参加

お客様やお取引先も参加してマングローブの苗木を植樹
お客様やお取引先も参加してマングローブの苗木を植樹
2009年の植樹(上)から順調に成長しているマングローブ(下:2010年11月)
2009年の植樹(上)から順調に成長しているマングローブ(下:2010年11月)

ブラザーコマーシャル(タイランド)(以下、BCTL)は、2009年度からSamut Sakhon県でマングローブ林の再生支援を行っています。マングローブ林は多種多様な生物を育むとともに、複雑な根で海岸を固めて津波の衝撃を吸収する役割も果たしてくれます。

しかし、近年の塩田開発やエビ養殖の影響でマングローブ林が急速に減少していることから、地元の人々や自治体がその再生に取り組んでいます。BCTLは、この活動に協力するため、2009年11月に120本のマングローブの苗木を植え、苗木1,000本分相当の費用を地元の自治体に寄付しました。また、苗木を大きな波から守り、海岸の浸食を防ぐ竹製の防壁“バンブーウォール”の設置にも協力しました。

そして、2010年11月には、この活動に共感されたお客様やお取引先の方々も新たに参加して、総勢120名で300本のマングローブの苗木を植樹しました。BCTLでは、今後も継続的にマングローブ林の再生支援を行っていきます。

ブラザーインターナショナル(マレーシア)Sdn. Bhd.【アジア/オセアニア】

ウミガメ繁殖地の海岸をクリーンアップ

ウミガメ繁殖地の海岸の清掃活動に参加した従業員
ウミガメ繁殖地の海岸の清掃活動に参加した従業員
砂浜から出てきた子ガメ
砂浜から出てきた子ガメ

ブラザーインターナショナル(マレーシア)(以下、BICM)は、タイマイやアオウミガメなどの保護・調査活動「ウミガメ保護プログラム」を支援しています。

支援活動の一つとして、2010年9月25日、BICMの従業員ボランティア30名が、ウミガメの繁殖地であるトレンガヌ州チャガル・フタンの海岸で、トレンガヌ大学のウミガメ研究所“SEATRU”のウミガメ保護活動に協力し、清掃活動を行いました。この清掃活動は、世界100カ国以上のボランティアが一斉に海岸の清掃を行う「国際ビーチクリーンアップデー」に合わせて実施したものです。

清掃活動に参加した従業員は“SEATRU”のメンバーから、海岸にゴミを捨てないことやBICMが支援する保護プログラムがどのように役立っているかを学ぶとともに、子ガメが砂の中から出てくる感動的な瞬間に立ち会うこともできました。

ブラザーインターナショナル(フィリピン)コーポレーション【アジア/オセアニア】

洪水を防ぐためMarikina川流域の森林再生をスタート

ぬかるむ山道を登って苗木700本を植樹
ぬかるむ山道を登って苗木700本を植樹
植樹活動に参加したBIC(P)の従業員
植樹活動に参加したBIC(P)の従業員

2010年11月、ブラザーインターナショナル(フィリピン)コーポレーション(以下、BIC(P))の従業員34名が、マニラ首都圏を流れるMarikina川の上流域で、第1回の植林活動を行いました。
Marikina川流域は谷状の地形で、上流のPurro山に降った雨は自然に川へ流れ込みます。かつては山に降った雨は豊かな森が保水し、川の増水は緩やかでしたが、1960~70年代の開発で森が著しく減少すると、豪雨時に川が一気に増水して氾濫し、マニラ市が頻繁に洪水災害に見舞われるようになりました。
BIC(P)は、こうした状況を改善しようと、国内で最大規模のNGOの一つ「フィリピンビジネス社会開発財団(PBSP)」や地域の人々と協働で、毎年700本以上の苗木を3年以上植樹し、Purro山麓の森林を再生するプロジェクトをスタートさせました。

今回の活動では、フィリピンの国樹であるインド紫檀(日本名)をはじめ、ギンゴウガン・マホガニーなど土地の自生種を1haにわたって植樹しました。植林地への行程は、ぬかるんだ山道を登る厳しいものでしたが、参加した従業員は力を合わせて役割を果たしました。
またこの植樹により、地域の人々には3年間にわたる苗木の手入れや、10年間にわたる苗床づくりなどの新たな仕事も生まれました。BIC(P)はこれからも植樹活動を続けながら彼らとともに樹木の生長を見守っていきます。

ブラザーインターナショナル(オーストラリア)Pty. Ltd.【アジア/オセアニア】

「エコ戦士」11名が国立公園で植樹活動

120本の植樹に汗を流すBIAの“エコ戦士”たち
120本の植樹に汗を流すBIAの“エコ戦士”たち

ブラザーインターナショナル(オーストラリア)(以下、BIA)では、エコポイント活動に熱心に取り組む11名の従業員が「エコ戦士(Eco Warriors)」というグループをつくり、BIAのエコポイント活動で集まったポイントを資金に変換して、環境保全活動を行っています。2010年6月には、オフィスから徒歩10分の距離に位置するLane Cove国立公園で植樹活動を実施しました。

シドニー北部の川沿いに位置するこの国立公園は、マングローブの原生林や干潟などの変化に富む自然環境で形成され、オーストラリア特有の有袋類や絶滅危惧種の爬虫類など多種多様な動植物が生息しています。ここは野生の草花の鑑賞スポットとしても知られ、サイクリング・キャンプ・釣り・カヌーなどを楽しむ人々でもにぎわいます。

11名の従業員は、地元の国立公園がいつまでも人と豊かな自然が共生できる環境であり続けることを願い、公園内の約40m2に自生種の灌木の苗木120本を植樹しました。BIAの“エコ戦士”たちは苗木の生長を見守りながら、かけがえのない地元の環境を守り続けていこうと考えています。

クリック募金を活用してマンタの生態を調査

クリック募金による寄付金の贈呈
クリック募金による寄付金の贈呈
生態調査が行われているマンタ(c)Kathy Townsend
生態調査が行われているマンタ
(c)Kathy Townsend

ブラザーインターナショナル(オーストラリア)と同国の生物多様性保全に取り組むNPO「アースウォッチ」は、クイーンズランド大学のキャシー・タウンゼンド博士が取り組むマンタ(オニイトマキエイ)の生態調査と保護活動を支援しています。

胸びれを広げると横幅が7メートルにもなる世界最大のエイであるマンタは、オーストラリアの海を象徴する存在ですが、生態はほとんど分かっていません。タウンゼンド博士たち研究グループは「プロジェクト・マンタ」と呼ばれる研究を継続することで、マンタの行動・生態・移動パターンなどを明らかにして保護活動に役立てようとしています。

このほど、Brother Earthのクリック募金による2010年度の寄付金が、マンタに装着して行動を追跡する「ポップアップ式衛星通信タグ」6台の購入資金に充てられました。
このタグはマンタに牽引されている間に水深・水温・光度のデータを記録し、マンタの移動経路や海水環境などの研究進展に貢献しています。設定した日時にタグが自動的に外れて海面に浮上するもので、マンタに必要以上の負担をかけないよう設計されています。

これまでの研究で440頭のマンタが判別され、生息場所や移動経路、マンタが好む水深や水温、食事に関する情報が得られ、次第にその生態が明らかになっています。

ブラザーインターナショナル(ニュージーランド)Ltd.【アジア/オセアニア】

ウェリントンオフィス近郊の浜辺で砂丘の生態系保全のために植樹

「Island Bay」での植樹
「Island Bay」での植樹

ブラザーインターナショナル(ニュージーランド)(以下、BINZ)では、2008年度、 ウェリントン地域のオフィス2ヵ所の従業員43名のうち10名が、ボラン ティアとして Island Bay で砂丘の生態系保全のために、砂の固定に適したイネ科のSpinifex やカヤツリグサ科のPingaoの苗を植樹しました。

マナ島に生息する絶滅危惧種の生態系復元プロジェクトを支援

従業員によって植えられた巣作り用の木
従業員によって植えられた巣作り用の木

BINZでは2010年6月よりブラザーエコポイント活動を開始しており、従業員の環境社会貢献活動で貯まったポイン トを資金に換え、ウェリントン近郊のマナ島に生息する絶滅危惧種の鳥・ノドグロチドリの保護プロジェクトに充てています。マナ島には捕食動物がいないことから、ノドグロチドリの個体数を回復させるための環境作りや観察を行っています。このプロジェクトはFriends of Mana Island (FOMI)協会*が推進しており、BINZは、2011年4月から3年間にわたるスポンサーシップを締結しました。
2011年5月、BINZの6名の従業員ボランティアがこのプロジェクトに参加し、ノドグロチドリの生息域の雑草を抜いて清掃し、巣作り用の木を植えました。

  • *: 1987年、Department of Conservation (DoC)によって準備された生態系復元プロジェクトを支援するために設立された非営利組織。

ブラザーでは、よりよい地球環境を皆さまと作り上げていくために
「クリック募金(1クリックあたり1円をあなたに代わって寄付)」を行って
います。ぜひご参加ください。


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