お客様とともに

期待に応える設計品質

お客様に評価され選ばれる製品をご提供するために

お客様視点を製品の隅々にまで反映する「顧客品質基準」の考え方

世界中の国や地域でご利用いただいているブラザー製品は、その設置環境や使用方法が多様になっています。また、お客様のライフスタイルの変化に伴い、製品に対する期待も日々変化しています。
品質保証担当部門では、市場で起きた様々な問題に関わる情報をデータベース化したり、競合他社の新製品を評価したりして、そこから得られた情報から製品の品質基準と評価方法を構築しています。
さらに、お客様が安心して製品を使い続けることができるように、その対策を設計段階から織り込み、ブラザーらしさを体感していただける製品づくりをしています。
この目標値を明文化したものが「顧客品質基準」であり、製品開発にブラザーグループのモットーである"At your side."の精神を反映したものです。
「顧客品質基準」は固定されたものではなく、修理依頼やコールセンターに寄せられる情報、あるいは製品に対するお客様の期待の変化に伴い、常に精査して見直しを図っています。

お客様視点に基づく「お客様ご迷惑率」という考え方

ブラザーグループでは、お客様から返品または修理のために戻ってくる製品の割合を「お客様ご迷惑率」と呼んでいます。これは、どんな小さな不具合でも、そのためにご負担いただかなければならない時間や手間は、お客様にとって「ご迷惑以外の何ものでもない」という考え方によるものです。
不具合発生を限りなくゼロに近づけるため、それがなぜ起こっているのかを究明し、開発設計・製造・物流・販売・サービスなど各部門が一体となって品質向上活動を続けています。

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常識を打ち破る開発メンバーの挑戦

最新の本縫いミシンで布送り機構の電子化と段部検出センサーの搭載を実現

縫製工場などで最も使用されている工業用ミシンは、直線縫いを行う本縫いミシンです。その構造は、部分的に改良が加えられてきたものの、誕生以来、大きく変化していませんでした。

余分な糸残りを減らし、生産性向上に貢献
余分な糸残りを減らし、生産性向上に貢献

本縫いミシンは、針が高速で動くため、針動作と布送り動作をそれぞれ単独でコントロールすることが難しく、布送り機構の電子化は技術的に不可能とされてきました。しかし、数年前から、より高い生産性を実現するために要素技術の研究を進め、最新の本縫いミシン「NEXIO(ネクシオ)S-7300A」では、針動作の駆動モーターから布送りの機構を切り離し、布送りを単独モーターで駆動させることで送り歯の動きを自在にコントロールできる布送り機構の電子化を実現しました。
この技術により、縫製する生地に合わせた高い縫製品質を提供できるようになりました。さらに糸きり機構も一新し、縫製物の糸残りの長さを短くおさえることで縫製工場の糸摘み工程の削減に貢献できるようになりました。

縫製時の目詰まりを低減
縫製時の目詰まりを低減

布が重なる部分(段部)の縫製は、従来、針折れや縫い目の詰まりが起きやすいため、作業者は縫製速度を大幅に落としていました。しかしその作業には熟練度が必要で、不良の発生に伴う生産性低下にもつながっていました。そこで、段部を自動で検知する段部検出センサーを搭載し、段部では自動で縫製速度を緩め、布送りの動きと針の縫い目幅を補正する制御を可能にしました。
この制御によって、縫い目の縮み・針折れを抑え、さらに、非熟練者でも均一できれいな縫い目に仕上げることができるようになりました。

ブラザーグループは、これからもお客様が喜ぶ顔をどんな技術で実現するか、どんな製品でお客様の役に立つことができるかを常に考えながら価値創造に取り組んでいきます。