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従業員とともに

多様な人財の確保

雇用・処遇に関する基本方針

多様な人財が能力を発揮できる制度・環境を整備

ブラザーグループは、世界44の国と地域に設置した16の生産拠点と52の販売拠点で事業を展開しています(2011年7月現在)。人種・言語・文化・習慣など、事業を取り巻く環境がさまざまに異なる中で、全従業員がグローバルチームブラザーの一員として、日々活躍しています。

その基盤となるのが「ブラザーグループ グローバル憲章」(以下グローバル憲章)の「基本方針」に掲げた「従業員の多様性を重視し、さまざまな能力を発揮できる職場環境とチャレンジングな仕事への機会を提供する。そして、努力と成果に対しては、公正な評価と正当な報酬で応える」という考え方です。また、「グローバル憲章」の行動規範では「常に一人ひとりの人格、多様性を尊重し、信義と尊敬を持って行動する」ことを定めています。

ブラザーグループ各社では、これらの考え方に基づいて、採用・評価・昇進などにおいて、民族・国籍・宗教・思想・性差・学歴・年齢・障がいの有無など、あらゆる差別を排除することを目指し、また、児童労働や強制労働を禁止しています。今後も経営層と従業員が一体となって、関連法規、規則の順守はもちろん、各自の文化や慣習を尊重し、「グローバル憲章」に基づいた人事制度の進化、職場環境の継続的な改善に取り組んでいきます。

公正な評価と処遇を目指した目標管理制度

ブラザーグループでは、意欲・能力・成果を公平・公正に評価して処遇に反映するための体制を構築しています。例えばブラザー工業では、一般従業員については、明確な評価基準に基づく目標管理制度のもと、納得性の高い評価を実施しています。評価の結果は被評価者に公開し、その後の面談においてその評価理由を伝えています。こうすることで、従業員が自らの仕事を振り返り、新たな目標に向かって成長していくためのモチベーションも高まるため、人財育成にもつながっています。なお、上級職に関しては、年俸制を採用しています。

多様な人財を確保するために

女性管理職の登用を推進

女性管理職については、各国・各地域で、女性の社会進出の歴史、生活文化、主な職種などが異なるため、全管理職者数に対する比率に差はあるものの、2010年度(2011年3月31日時点)は、中国(シンセン)のグループ会社やブラザー工業などで管理職として活躍する女性が増加しました。

ブラザーグループの女性管理職者数と比率
社名[国] 2010年3月 2011年3月
比率 比率
ブラザー工業[日本] 15名 2.0% 18名 2.3%
ブラザー販売[日本] 1名 1.9% 0名 0.0%
兄弟高科技(深圳)[中国] 14名 31.8% 17名 27.4%
兄弟工業(深圳)[中国] 2名 16.7% 7名 28.0%
珠海兄弟工業[中国] 9名 50.0% 9名 52.9%
兄弟機械(西安)[中国] 5名 26.30% 4名 17.4%
ブラザーインダストリーズテクノロジー(マレーシア)[マレーシア] 5名 13.5% 6名 24.0%
ブラザーインターナショナルコーポレーション(U.S.A.)[アメリカ] 55名 36.7% 53名 34.4%
ブラザーインターナショナル(ヨーロッパ)[イギリス] 6名 15.4% 7名 16.7%
ブラザーU.K.[イギリス] 15名 50.0% 14名 45.0%
兄弟(中国)商業[中国] 7名 21.9% 7名 31.8%
ブラザーインターナショナル(ドイツ)[ドイツ] 1名 7.1% 1名 7.1%
ブラザーフランス[フランス] 8名 33.3% 9名 36.0%
ブラザーインダストリーズ(ベトナム)[ベトナム] 7名 16.7% 9名 20.4%
女性管理職比率の推移(ブラザー工業)
女性管理職比率の推移(ブラザー工業)

障がい者の雇用推進と活躍支援

ドイツ・フランス・日本では、一定の障がい者雇用率を企業に義務付け、例えば日本では一定規模以上の企業に総従業員数の1.8%以上の障がい者雇用が法律で定められています。また、中国では法定雇用率はないものの、障がい者雇用促進の協力金制度を設けている自治体もあります。 ブラザーグループでは、各国・地域の状況に応じて障がい者の雇用を推進し、2010年度におけるブラザー工業の障がい者雇用率は、法定雇用率を上回る2.09%となっており、それぞれの障がいを持つ従業員が適性・能力に合った職種で活躍しています。

障がい者雇用率の推移(ブラザー工業)
障がい者雇用率の推移(ブラザー工業)

ブラザー工業では、「ブラザーグループ グローバル憲章」の「行動規範」にある「個人に対する信義と尊敬」にのっとり、障がいの有無に関わらず、従業員同士が理解を深め、連携を強化して個々の能力を最大限に発揮できる職場環境をつくっていく方針を引き続き展開しております。特に2010年度は、ブラザーグループのグループ子会社である株式会社ビートップスタッフと協同して、障がいを持つ従業員が円滑に就労できるよう客観的な立場で助言・指導を行う社内ジョブコーチを育成し、支援を進めてまいりました。

社内ジョブコーチは定期的に職場を訪問して、障がいを持つ従業員・職場メンバーと面談し、課題改善に向けての提案を実施し、加えて障がい者自身がどうしたらよりよい職場づくりができるかをテーマにしたディスカッションや障がい特性に関する勉強会などを開催しています。また、外部の専門機関と連携し、社内ジョブコーチと職場のメンバーと人事部が連携して、障がいを持つ従業員の職場適応や障がい者一人ひとりの能力に合わせた成長とモチベーションの形成を支援する活動も行っております。

今後も、障がいを持つ従業員が貴重な戦力として活躍できるような職場環境づくりはもちろん、障がいの有無に関わらず、より働きがいのある会社になるよう取り組んでまいります。


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