【従来ヘッド】

【新ヘッド】

印刷速度の向上と画質の両立を図るため解像度・ノズル数ともに2倍にした新ヘッドの機構
こうして、お客様の声にお応えする次期モデルの方向性が見えてきました。SOHOなど、小規模事業所でも使いやすいコンパクトなサイズや価格はそのままに、ビジネスマシンとしての印刷スピードやインク容量などを格段に向上させたA3カラー複合機を。その実現に向けて新たな挑戦が始まりました。
しかし、克服すべき技術の壁は高く険しいものでした。例えば、印刷速度を速くするには、インクを噴射するノズル数を増やして一度に広い面積を印刷することが必要ですが、そうするとヘッドが大きくなり所定のボディに収まりません。また、速度を上げても画像の美しさや文字の鮮明さを損なわないようインクの液滴をピコリットル、という1兆分の1リットルという単位で制御しなければなりません。プロジェクトチームは、「絶対にあきらめない」を合言葉に、何度もシミュレーションや実験・試作を繰り返しながら多くの課題を一つずつ克服していきました。