トップメッセージ

ブラザーのDNAを伝承し未来永劫の繁栄に向け変革に挑戦します

代表取締役社長 佐々木一郎
代表取締役社長 佐々木一郎

代表取締役会長 小池利和
代表取締役会長 小池利和

継続的に繁栄し続ける企業体質へ

「変革への挑戦」をテーマに掲げた中期戦略「CS B2018 」(2016年度~2018年度)では「事業の変革」「業務の変革」「人財の変革」の3つの変革を実践することで、「時代や環境の変化に対応し、生き残ってきたDNAを伝承し、未来永劫の繁栄に向けて、変革や成長領域に挑戦し続ける複合事業企業」となることを目指しています。

「CS B2018」の2年目となる2017年度は、プリンティング・アンド・ソリューションズ事業がグローバルで堅調に推移したことに加え、産業機器が好調に推移するなど売上、利益ともに実質過去最高となりました。
この勢いで残りの1年で「CS B2018」において実現すべき「変革」をグループあげて成し遂げていきたいと思っています。

2017年度における変革への取り組み

「事業の変革」においては、現在のプリンティング事業中心の体制から、今後の成長が見込まれる産業用領域や新規事業に重点を置いた、複合事業企業への転換を目指しており、成長領域事業へのリソースのシフトと先行投資を計画通りに進めています。
「業務の変革」においては、開発プロセスの効率化を中心に、開発・製造・品質管理・調達などを包括したモノ創り全体の効率を最大化するシステムの構築をさらに推進していきます。また、ITを積極的に活用して財務、人事、総務といった管理業務の効率化も推進しています。
「人財の変革」においては、若手の積極的な登用を通じた「次世代経営人財の育成」、シニアの活用によるDNAの継承やキャリア採用の拡大を通じた「会社を支える機能人財・事業人財の強化」、グローバル人財の登用や女性活躍推進などの「ダイバーシティ経営の実践を支える人事制度改革」を積極的に進め、グループ人財の最大限の活用を目指すと同時に新たな人材育成手法を取り入れ、全従業員の成長を促進しています。

変革を実現させる投資戦略と財務戦略

ブラザーは、お客様のニーズの的確な把握と顧客価値の最大限の創造を事業投資の判断基準としています。あらゆる場面でお客様を第一に考える"At your side."の精神に基づき、効率性の追求だけでなく、各事業の戦略に即した設備・研究開発や販売チャネルの構築・拡大のための投資を実施しています。
通信・プリンティング機器や通信カラオケシステム(ネットワーク・アンド・コンテンツ事業)などの収益力強化事業において、業務の効率化と構造改革などにより安定した収益を継続的に確保し、その一方で成長が期待される事業や新規事業へ重点的な投資をする方針です。また、M&Aなどの戦略的な投資については、成長領域事業と新規事業の強化を目的とした案件を中心に、機動的に検討をしていく方針です。
また、キャッシュフローも大幅に改善されており、ネットキャッシュ*がプラスの状態へと回復することができ、実質無借金となりました。さらに、自己資本比率も55.8%となり健全な財政状態となっています。
株主の皆さまへの利益還元については、財務戦略とのバランスを考慮しながら連結配当性向30%を目安に安定的な配当を実施してまいります。

  • *:   現金および現金等価物(預金、短期の有価証券)と有利子負債(借入金・社債)の差。

ステークホルダーから信頼される企業であり続ける

ブラザーはすべてのステークホルダーから信頼される企業であり続けるため、環境・社会・ガバナンスにも力を入れています。
2018年4月には、持続的発展が可能な社会の構築に向け、地球規模の環境課題解決に貢献していくために、ブラザーの環境目標として「ブラザーグループ 環境ビジョン2050」を策定するとともに、そのマイルストーンとして「2030年度 中間目標」を設定いたしました。また地域社会とのコミュニケーションを通じて要請や期待を正しく把握し、グループ全体で一体感を持った社会貢献活動を多くのグループ従業員参加のもと実施しています。またブラザーグループ健康経営理念を制定し、健康経営の推進にも力を入れています。
コーポレートガバナンスにおいては、経営資源の最適化と顧客価値の創造により企業価値を長期的に高めること、企業の透明性を高め株主の皆さまとの間に長期的信頼関係を築くことを重視しています。ブラザー工業では、他社に先駆け多くの独立した立場の社外取締役が客観的な視点で経営に対する監督を行っています。

おかげさまで、2018年度は、創業110周年の年となります。
厳しい環境下でも勝ち残れる「強いブラザー」を築くため、これまで以上に変革に挑戦し続ける企業体質へと転換を図ってまいりますので、今後ともブラザーグループのすべての活動にご理解、ご期待を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

2018年6月
ブラザー工業株式会社